チャート?アート?絵の中に隠れたグラフからのメッセージ
あなたは見つけられますか。

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Focus On Me

「CHART project®」
このグラフから読み取れるものは何でしょう。このような問いに私たちは目を背けてきたかもしれません。社会課題…どうしても重たく感じてしまう…そんな方へ勉強とは一味違うグラフの見方、使い方をご紹介します。

ご協力

CHART project® 主宰 ひとしずく株式会社
こくぼひろしさん

大学生になってから新しい考え方や概念を知るのが楽しい。
社会課題を示すデータをアート作品に取り入れる「CHART project®」の取り組みを知った時、このちょっと変わった社会課題の伝え方に惹かれ、取材してみたい!と真っ先に思った。同じ学生にこんな面白いことがあることを伝えたい。
社会課題解決と堅苦しく考えずに、まずはこのアートを楽しんでみよう。

原点

社会課題を表すデータのグラフの線を活かし、それをアート作品にする「CHART project®」。社会課題を自分の課題としてとらえ、その解決のためのアイディアを創造するきっかけになる。

CHARTist(※1)藏本優さん

交通事故件数は年々減少しているが、高齢者の事故割合は高齢者人口の増加に合わせるように増えている。車ではない交通機関に変えたことでハッピーに過ごしている高齢者を交通標識カラーでポップに描いている。 ※1「CHART project®」に関わったアーティストのこと。年齢・経験問わずだれでも参加可能。

社会課題とアート。二つがどう繋がるのか想像つかないが、なぜ結びつくことになったのだろうか。

学生時代、日本国際ボランティアセンターのインターンをする中で、世の中にとって必要で価値あることをしているのに、その活動が頑張っても社会にきちんと伝わっていかない現状を知ったこくぼさん。

こくぼさん凄い経歴や実績を持った日本国際ボランティアセンター(JVC)の方々が、国際問題などを解決するためにやっている活動を、自分の友達や家族に、当時はあまり上手く伝えられていないなと思っていて。もっとうまく伝えられればいろいろな人が協力的になるだろうし、JVCで働く人たちに対しての偏見もなくなると思い、僕はそれを一生かけて仕事にしたいと、学生の時に思ったんですね。

その経験から大学卒業後は広告や広報の会社で働き、会社員時代に「CHART project®」のアイデアを思いついたという。

こくぼさん社会課題をどう伝えたらもっと自分の問題だと思ってもらえるか考えていたときに、グラフを持ち歩いたり、ファッションとして着たり、普段の生活に取り込めないかなとふと思って。グラフをアート作品にしたら、いろんな人が目にする作品を作れるんじゃないかと最初は考えていました。

こくぼさんの中に社会課題を表すグラフをアート作品にしたいという思いはあったものの実現まではいかず、のちに会社の起業やクラウドファンディングなどを経て今の「CHART project®」のコンセプトが完成していった。

こくぼさんアート作品にしていく過程で、デザイナーさんと色々話をしました。その時に、社会課題は内容が重いので、その課題が解決された理想の未来をアートにしようとなったんです。だから作品が表現しているのは全部ポジティブなものなんですよ。
見て辛くならない、そんな作品をたくさん作りたくて。現状、いろいろな社会課題があるんだけど、こうゆう未来を作りたいよね!という思いをアート作品にすれば、その作品を持っていたくなるんじゃないかと思ったんです。

青山タンバリンギャラリー展示会(2018年11月13日~11月18日開催)に並ぶ個性豊かなアート作品。
額縁は杉の廃木、紙はバナナペーパーを使用し、作品全体が環境に優しい画材をできるだけ採用しているところも特徴だ。

CHARTist さわのめぐみさん

展示会の目玉であった食べ物でグラフを表した新作アート。人間が地球にどれだけ依存してきたのかを示すバイオキャパシティ(生物生産力)のグラフがモチーフになっている。

点はつながり、やがて社会課題と様々な人を結びつける線へと

新しい視点をくれる「CHART project®」の作品。その作品に欠かせないのは、絵を描くCHARTistの方々だ。

いけちゃん「CHART project®」のアーティストであるCHARTistの方と作品に使われるデータ、社会課題自体との関係性はどのようなものなのでしょうか。

こくぼさん全くその課題とかに関係ない人達をどうその社会課題に関係付けるか、関わってもらうかが社会課題解決の肝だと思っているんですね。だから社会課題を専門に扱っていない方にあえてお声がけをしたりしています。それで例えばそのCHARTistさんが犬好きで飼っている方だったら補助犬のデータを選んでお渡したりしています。

少し興味を持つ接点はあるんだけど、でも社会課題を意識して創作活動をしているわけではない。そうゆう人達に関わってもらう事で、その人達にメガネをかけてもらっていると僕らは思っていて。メガネをかけると見えないものが見えるようになるじゃないですか。まさに「CHART project®」はそのメガネの役割で。CHARTistさんが作品を必死に考えて作って下さったので、今後、世の中を見る時にそのグラフが気になったり、これアートにならないかなとか、考えるきっかけがあったり。作品を見る以上の効果があると思います。
実際に「前よりも社会課題が気になるようになりました。」と言ってくれている方もいらっしゃって。そうゆう視野を広げられるメガネをCHARTistさんにお渡ししているイメージがあります。

作品を見てもらって、その作品を気に入ってくれた方々がこのプロジェクトのことを知って下さって、そしてその方々が社会課題が気になってくる。そういう意味でも、作品を見ていただいた方にもメガネをお渡しできているのかなと思います。そうして、社会課題に関わってない人達の中から、社会課題に興味を持ってもらえる人が少しでも増えていけばいいなと。それが凄く大事だと思っています。「CHART project®」は社会課題と皆さんの接点を作っている活動なのかもしれないですね。

私たちも「CHART project®」の作品を見るとき、社会課題がより見えてくるCHARTという名のメガネをかけさせてもらっているのかも。かけたメガネから見えるモノが新たな思いをつくり、つなげていく。

学生時代に思い描いた夢。現実となった今、こくぼさんは何を思うのか。

おだこ「CHART project®」の活動によって、こくぼさんの思いを形にできたと伺ったのですが、活動を始めてからご自身の中で変わったことはありますか。

こくぼさん最初は何にも人に見せられる物がなく、とにかく思いを語っていただけなんです。僕の中ではグラフが絵で見えていて、これはすごいことだよって思って話しても、周りの人は全然イメージができなくて。「何を言ってんだこの人」って思われていました。(笑)

けど、自分の思いを形にした瞬間にいろんなことが、すごい、いきなり動いてくる。それまでは語ることしかできなかったんですけど、実際にデザインして、名前が生まれて、ルールを作ったりしてようやく、少しずつ伝わっていくんです。学生の皆さんもそうだと思うんですけど、「自分の思い」はまずいろんな人に話して、次のステップとして、実際に形にした方がいいと思います。いろんな発想やアイデアを持っているけど、みんな自分の中に留めていたりする。将来何になりたいのかとか、夢はなんだろうとか、自問自答してみてください。その上で思っていることを友達に話したり、形にして、見せたりっていうのはすごく大事なこと。話している中で「それいいね」って言ってくれる人と一緒に少しずつ形にしていくってことが「自分の思い」を実現する近道だと思います。僕もこんなことできると思っていなかったですもん。やれたらいいなって思ってましたけど、まさかこんなに早くできるとも思っていなかった。不思議ですよね。夢が現実になったというか、思いが形になった。思いが形になると、さらに進化して、また違った形になるんですよね。それを実感したんです。本当に形にすることって大事だと思います。

心にとどめている思い。声に出し、表現する。それが自分の思い描く理想を現実のものにする近道となる。

わたしの「好き」から始まる社会貢献

社会課題に対する考え方を180度変えてみる
自分の好きなこと・得意なことはなんだろう・・・そこから社会をよくする行動へ

おだこ学生が社会課題に対してできることと、今後の展望はどんなことでしょうか。

こくぼさん皆さんが好きなことってあるじゃないですか。それを使ってどう社会課題を解決できるか皆さんに考えてほしい。「CHART project®」は関係ないですが、料理好きなら炊き出しをして被災地に提供したり、音楽好きなら歌を歌ったり、好きなことならちょっと頑張ればできるし、いろいろなアイデアが出ると思うんです。社会貢献しなくちゃいけないからって身構えて、今までやったことのないことで社会貢献しようとしなくていい。好きなことで社会がちょっと良くなることは絶対できるはずですし、やる気になると思うんです。どうしても社会課題ってテーマが重いから軽く始められないじゃないですか。好きなことをやる中で、ちょっと社会が良くなるエッセンスを入れるというか、そうなったら無理しないし、自分も楽しい。そうしていかないと、忙しくなったらできなくなっていって、どこかで続かなくなりますよね。やんなきゃいけないって義務ではなく、ちょっと取り入れようくらいのライトな考えで最初はいいと思います。僕もそれでだいぶ楽になりました。あんまり気負わずに。本気でやりたいってなったら本格的にやればいい。

「CHART project®」の作品はルールさえ守っていただければ誰でも作れるものにしているので、日本でも海外でもたくさんの人にこの「CHART project®」に参加して欲しい。全世界で展示が行われているなんて事が起きたらいいですよね。それをやりたい。「CHART project®」を使ってこんなことできませんか?シェアしませんか?とか相談もしてもらいたいですね。それこそ大学の文化祭で展示したいとか。「CHART project®」を使ってTシャツを作りたいとか。そうゆう話があったら是非一緒にやりましょう。

あなたの「好き」が社会をちょっとよくする一滴のしずくになるのかもしれない。そこから、その一滴のひとしずくは波紋になり多くの人のもとへと届けられるだろう。

action & share

自分の好きなことで社会にちょっといいことを。今回は+「CHART project®」
例えば…
絵を描く事が好きなら CHARTistになってみよう
旅行が好きならCHARTの描かれたバックを持ち歩き、話題にする
寝ることが好きならCHARTのベットをつくる!?
SNSで「CHART project®」作品を見てみよう
Instagram:https://www.instagram.com/chartproject/
Twitter:https://twitter.com/chartpj

あなたの思い描く未来を「CHART project®」にのせて形に。発信しよう。

!ありがとうございました!

「CHART project®」主宰 こくぼひろしさん
日本初のソーシャルグッド専門のPRエージェンシー、ひとしずく株式会社代表
ひとしずくHP:https://hitoshizuku.co.jp/

あとがき

池田 実夢いけだ みゆ
  • ニックネームいけちゃん
  • 大妻女子大学人間関係学部2年

フレデリックのライブ映像を見るのが至福の時。取材先へはお洒落な街並みを楽しみながら向かいました!

取材の次の日、電車の窓から見えた階段がグラフになりそうだなと思い、私にもCHARTという名のメガネがかけられていることを実感しました。また、学生時代からの思いを「CHART project®」という形で実現したこくぼさんの言葉が印象的でした。私は自分の事を発信するのが苦手ですが、メイクや音楽の話など好きなことは誰かに聞いてほしい!と思います。まずは好きを自分の中で感じて、共有したいと思える経験を沢山することも大切だと思いました。

小田木 咲子おだぎ さきこ
  • ニックネームおだこ
  • 日本女子大学人間社会学部2年

初めての取材にこれまでないほどの緊張。今の目標は人前に堂々と立つ自信と度胸をつけることです!

素敵な絵やバックを見て心から自分の持ち物として持ち歩きたい!と思いました。自分の好きなこと・将来のやりたいことはまだ分からないですが、そんな自分を受け止めながら、自分の楽しい・幸せだな~と感じる思いを大切に、「そこから何ができるのか、こんなことをしてみたい!」という思いを大切に表現し、何か形にしていきたいと思います。

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