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グローバル・リーダーシップ・プログラム

201701/21(Sat)
グローバル・リーダーシップ・プログラム インタビュー記事

YCAB Foundation: 社会的企業としての持続性

WRITER

松本大樹
佐藤雄紀
Yolanda Marta Kartika
Got a chance to visit YCAB headquarter, Sulistyaning Palupijati or well known as Palupi welcomed as well and got nice time to interview her about YCAB. Palupi is one of YCAB’s staffs. She handles HOPE Project of YCAB, spesifically Assitant to Program Director to HOPE Project. Her job descriptions are to coordinate and supervise all division under HOPE Project doing well, to prepare budget regarding to all projects under HOPE, to create and maintain relationship with external parties, and to create technical strategy and long term strategy for HOPE.

YCABファウンデーションは1999年に設立され、当初は非営利組織として活動をしていました。しかしその後、他の多くのNGO、NPO、その他のボランティア団体が直面する経済的、財政的自立性という問題に直面します。特にYCAB Foundationが取り組んでいる“教育”という社会テーマは、継続的に社会的インパクトを与えつつ、経済的、財政的に組織を存続させていくことがとても難しいのが現状です。現に日本を始めとした、世界の多くの教育問題に取り組む団体が、寄付に大きく頼った非営利です。
“教育”とはいわば、子どもたちの未来への投資です。1つの教育プロジェクトに対して、100の人的、金銭的リソースを投入したとしても、それに対してすぐに目に見える形で結果を得られるわけではありません。今の子どもたちに“教育”を投資したとしても、それに対する結果が目に見える形で得られるのは10年後に子供たちが、適切な教育を受けたことによって、よりよい職に就けたり、20年後にその子供が親となって、次の世代の子供たちに連鎖的によりよい教育受けさせることができるなど、“教育”というテーマは長いスパンで見る必要があります。YCABファウンデーションも核の教育プログラムとして、”HELP”、”HOLD”、”HOPE”とプロジェクトを拡大していくにあたり、当初の”Impact Only”の考えで、完全に寄付に頼る方法では難しいことに気づきます。 “教育”のような長いスパンをかけて継続的にリソースを投入する必要のある社会テーマは、外部からの寄付のみに頼る手法は難しいのです。その後YCABファウンデーションは当初の”Impact Only”の方針から、”Impact First”のに方針転換し、非営利組織ではなく、社会的企業として持続性を持ちつつ、多岐に渡る教育プロジェクトを転換しています。

社会的企業としての持続性

YCAB Foundationはかつては寄付に頼った非営利組織でした。”Impact Only”の方針のもと、いかに教育プロジェクトを通してインパクトを作り出すかを第一優先に考え、その活動を支える資金に関しては、二の次という形でした。しかし導入でも説明した通り、新たな”Impact First”の指針のもと、その後非営利組織から社会的企業へと変革をします。

現在YCABファンデーションは大きく分けて、内部収入と外部収入によって組織運営がされています。内部収入は主に利益を生み出す事業体として、ビジネスユニット、YCABファンデーション、YCABコペラティブによって成り立っています。一方外部収入は主にパートナーシップによるCSR、ソーシャルインベストメントによる収入によって成り立っています。今回は内部収入である、BusinessユニットとYCABコペラティブに関して述べたいと思います。

このビジネスユニットとYCABコペラティブは、YCABファウンデーションの活動を支えるための、金銭的・人材的資源を生み出すための組織です。これらのYCABファウンデーションとは別の組織が利益を上げることで、YCABファウンデーションのメインの教育プロジェクトを持続的にサポートしています。

それでは、YCABファウンデーションを持続的にサポートしているこのビジネスユニットと、YCABコペラティブの働きに関して説明していきます。まずビジネスユニットは、YCABファウンデーションの活動を支えるという1つの目的のもと作られました。モール内で商業的ゲームセンターや、美容クリニックを経営したりしています。これらの商業的活動は必ずしも”社会的”である必要はなく、あくまでYCABファウンデーションの活動を支えるために、利益を生み出す組織なのです。従って、ビジネスユニットによって得られた利益は、YCABファウデーションと共有されることになります。また、ビジネスユニットには、利益を生み出すことに加え、ルーマンブラジャーの卒業生を積極的に雇うことにより、卒業後の就職先としての働きもしています。

次にYCABコペラティブです。YCABコペラティブは母親に対してマイクロファイナンスを行っています。このマイクロファイナンスは条件付きで、自分の子供を学校に通わせることを前提としています。これにより、母親はマイクロファイナンスを受け家庭の生活の質を上げることができ、また子供は学校に通うことができます。しかしこれは寄付金ではなく、あくまでもローンのため、母親は借りた金額の全額に加え、少額の利子を付けてYCABコペラティブに返済しなければなりません。しかし返済率は98%を超えています。同じくYCABコペラティブによって得られた利益も、YCABファウンデーションと共有されます。
今回は内部収入のビジネスユニットと、YCABコペラティブに関してのみ述べましたが、寄付のみに頼らず、多様な収益源を確保することにより、YCABファウンデーションは持続的な教育プロジェクトを展開しています。

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YCAB Foundation
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