理科の修学旅行実行委員会

子供たちの笑顔と学びとスタッフの成長と…
2日間の合宿に向け、長いあいだ準備を重ねてきました。スタッフ同士の打ち合わせ、宿や旅行会社、保険会社などとのやり取り、事前学習会に向けた予備実験、科学的な内容を説明するためのプレゼン資料の準備、修学旅行のしおりの作成など、学生生活の中ではこれまで体験することのなかったたくさんの経験をすることができました。大変なことも多かったものの、こうした経験が自分たちの糧となりスタッフを成長させてくれたこと、そして参加してくれた子供たちが笑顔で、理科に関する多くの学びを持ち帰ってくれたことが、今回の企画の一番の成果です。これからもさらなる発展を目指して活動を続けてまいりますので、引き続き応援をよろしくお願いします!!

解散前の振り返り学習会
バスから下りたら、お迎えが来るまでの間に、2日間の学びを振り返る学習会を実施しました。今回の理科の修学旅行で様々なプログラムを体験して学んだことを、皆の前に立って発表します。さて、子ども達は理科に関するどんな学びをどれだけ持ち帰ってくれたでしょう。胸いっぱいの思い出と、頭いっぱいの学びを持ち帰ってくれていることを、主催者としては祈ってやみません。

帰柏中
14:00、全員無事に下山しました。下山直後、バスの中は2日間で初めての静寂に包まれました。初日の朝から立て続けにプログラムを詰め込んだため、頭も身体も充実感のある疲れに包まれていたのではないでしょうか。バスから下りると、解散前に再び学習の時間が用意されています。それまでしばし、戦士たちの休息です。

三国峠を満喫!!
三国峠は上杉謙信も越えたと言われる峠です。日本海側と太平洋側を分ける分水嶺でもあります。ちょうどタイミングよく、雲が沸き上がる様子を見ることができました。まさに、雲がリアルタイムにできていく現場の生き証人になったわけです。目の前でできる雲からこの峠の南北に降った雨はそれぞれたどり着く海が違うことを説明すると、狐につままれたような顔をしながらも、せっせとメモを取る姿も見られました。

三国峠 登山
2日目は朝から雨模様。皆でお弁当を作ったり、じっくりと座学で2日間に触れる科学について学んだりしながら、午前中の雨をやり過ごしました。ようやく雨が上がり、午後からは三国峠に登りました。わずかに紅葉の始まった秋の山道に歩を進めます。登るに伴い、植生や石の大きさ、地形や気温など、景色や環境が様々に変わっていきます。悪天候の影響で登山コースを半分に短縮したので、道端の光景にも目が行きます。小さな小さな森を発見したり、湧き水を飲んでみたりと、好奇心は止まりません。スタッフもことあるごとに、立ち止まって解説します。さて、どれだけたくさんの不思議を発見できたかな?

満天の星を観察★
関東平野の外側にある苗場では、晴れれば街明かりにほとんど邪魔されず、暗い夜空に多くの星々を観察することができるスポットのひとつです。ただしこの日は天気予報通りの厚い雲に覆われ、夕食後に全員で外に出た時には観察が叶いませんでした。
しかし就寝時間後にスタッフが外に出ると、雲の切れ間から天の川が!! 急いで子供達を起こしに行きましたが、ほとんどの子は声をかけても夢の中…仕方がないので起きてきた子だけで観察に行きました。すぐに雲に覆われてしまいましたが、彼ら・彼女らの胸にはきっと満天の星が刻まれたことでしょう。

食材は自分たちで準備します
BBQの食材は、子供たち自身で下ごしらえしました。包丁を持ったこともない子も多く、肉を切るだけでも発見がいっぱいです。野菜に軽く火を通すと柔らかくなるのはなぜだろう?こうしたら焼き芋が作れるかもしれない、など和気あいあいと会話がはずみます。ちょっとした気づきや考えから、理科的な学びを得られるよう、サポートするのがスタッフの役割。子供たちが現場でどんなことに興味を持つかわからないので、事前の準備はもちろん、現地でも子供たちの会話から耳が離せません。

自作の炭でBBQ!!
自分達で作った炭「も」使ってBBQ♪ 子供達は発見したことや感じたことを、率直な言葉でスタッフに教えてくれます。中には「みんなと一緒に苗場まで来て、自然の中で、自分で作った炭で焼くBBQはとってもおいしい!!」と興奮した様子の子も。今回は2年前の倍の食材を用意したものの、あっという間に平らげられてしまいました。竹を持ち込んで竹ご飯を作ったり、火力の違うBBQ台で肉の焼け方の違いを調べたりと、興味が尽きることはありません。天気予報が大変心配されていましたが、雨に降られることなく、無事1日目のプログラムを予定通り終えることができ、スタッフは胸をなでおろしたのでした。

炭ができました!! 炭にならなかったものも?!
いつ雨が降ってもおかしくない空模様の下、どうにか炭ができる頃まで天候が持ちました。木材はほとんどの班で炭になったものの、子供たちが各々持ってきた素材は、炭になったりならなかったり…中にはほとんど生のものもありました。どうして違いが生まれたんだろう?あ~じゃないかな?こうかもしれないよ?! と、ここでも議論しあいながら考えを深めているようでした。

炭焼き中 ~火力を保て~
事前学習会の時に試験管で割りばしを炭にした時とは異なり、大量の炭を作るため、薪は一斗缶に詰めました。周りで火を焚き、一斗缶を熱します。缶の中心付近にはなかなか熱が伝わらないため、缶の外では長時間燃料を燃やし続けなければなりません。でも、あまり火力が高すぎると外側の薪が炭を通り越して灰になってしまいます。火力の番は、大変です。班の仲間と交代しながら、一生懸命、火の番をしていました。

炭づくり開始!!まずは薪折りから
初日のプログラムは炭作りからスタートです。夕飯のBBQに使う炭を、自分たちの手で薪から作ります。事前学習会で教わった通り、薪を折って一斗缶に詰め、密閉して無酸素燃焼させて、炭を作ります。自分で松ぼっくりや木の実、瓢箪や果実を持ってきて、一緒に炭を作る子もたくさん♪ 隙間なく詰めよう、そのためにはどうしたら良いかな?と考え、相談しながら作業を進めます。スタッフは安全に気を付けつつ、時々子供たちに気づきを与える一言をかけながら、基本的には子供たちだけで進める様子を見守ります。

お弁当♪
苗場の三國山荘到着後は少し早いお昼ごはん☆ 天気も持ち直したので、外で食べている子もチラホラ見受けられました。暖かい日差しの中で食べるご飯は気持ちいいですね!! 一人で参加していて最初は口数が少なかった子も、徐々に打ち解けてきました。

理科の修学旅行 出発!!
前回の記事からずいぶん時間が空いてしまいましたが、理科の修学旅行当日の様子をレポートします!!
理科の修学旅行をとても楽しみに、朝から元気いっぱいの子供達。雨が降りそうな空でしたが、皆さんの日頃の行いのおかげか、どうにか持ちこたえてくれました。保護者の皆さんに見送られ、苗場に向かって元気よく出発しました!!

あーした天気になーあれ!
いよいよ明日は修学旅行本番です!
なのですが…
なんと週末の苗場は曇り&雨予報。。。
普段住んでいる都市部とは異なり、空が暗い苗場で満天の星々をみんなで一緒に見上げたいものです!
果たして星空観察はできるのでしょうか…
ということで、今日はてるてる坊主を作ってお願いしながら寝ることにします。
子どもたちはもう荷造り終わったのかな、明日ワクワク楽しみにしているのかな、時間通り全員集まるのかな…など不安と期待でいっぱいです…!(私こそ、始発で向かうので寝坊しませんように!)