第4回Gakuvo Style Fund活動報告

SENJU LAB Kids

201803/24(土)

ワークショップ 「音の解体」シリーズ – ❸ 来年度に向けて

2017年度は

「お気に入りの音」を見つけ、「マーク」という形で視覚的表現に転換するワークショップ「音の解体」シリーズを行ってきました。

 

来年度はこれまでの6回のワークショップを踏まえ、この企画を発展させ、

映像を使った企画を行うべく 現在、話し合いと実験を重ねております!

 

Senju Lab Kidはこれからも、

「知らない」から「好き」になるをコンセプトに 子どもたちの「お気に入り」との出会いのきっかけとなるワークショップを目指し、邁進してゆきます!!

201803/24(土)

ワークショップ 「音の解体」シリーズ – ❷ 実施を終えて

今年度Senju Lab Kidsが6回の開催をいたしましたワークショップ、「音の解体」シリーズを

各回ごとに振り返っていきたいと思います。

 

同じ趣旨の企画なのですが、

参加してくれた子どもたちの年齢や、会場、またその回ごとの新たな試みによって工夫をし、

少しずつ違うワークショップとなりました。

 

何より 子どもたちの柔軟な発想と創造力が、いつも私たちに新たな発見をさせてくれました。

 

 

 

◆ 9月 @ASAKAアートスクール

ゲスト:打楽器奏者 彌永 和沙 さん (東京芸術大学 打楽器専攻)

 

小学3年生〜5年生の女の子5人が参加してくれました。

普段からアートスクールで作品作りをしているみんな。

「音マーク」の制作の時の頭の柔らかさと構成力の高さには、メンバー一同驚かされました!

 

教育楽器の、ちょっとした奏法の違いを丁寧に聞き分け、個性的な奏法がたくさん生まれました。

 

最後はリコーダーとエレクトーンで演奏するラヴェル「ボレロ」にのせてセッション!

制作の時の真剣な表情と打って変わって、笑顔で弾ける様子が、とても印象的でした。

 

 

 

◆9月 @東京藝術大学  デザイン科アトリエ

ゲスト:打楽器奏者 井上 仁美 さん (東京芸術大学卒業、同大学院修了)

 

この回は、100種類を超えるガラクタ・廃材を使って

小学2~6年生の12人のみんなに「大好きな音」を見つけてもらいました!

 

普段身近に見かけるようなグッズ  鍋、ボウル、おたま、金網、コップ、缶、ペットボトル、テニスラケット、照明のかさ、空気入れ…?!

 

まったく同じ音を選んだ仲良しのふたりがいましたが、

それを視覚的に表したときにはまったく違うマークが出来上がり、捉え方の違いがわかる興味深い結果となりました。

 

それぞれが世界に一つの楽器を作って発表したあとは、

井上さんの演奏するボンゴの、サンバのリズムに合わせ、セッションを行いました!

 

 

 

◆11月 @柏商工会議所

ゲスト:井上 仁美 さん

 

この回もたくさんのガラクタを使って行われました。

参加してくれたのは小学1〜5年生の4人のみんな!

 

膨大な量のガラクタに思わず目移り。

その組み合わせを考えて、一番お気に入りのひとつを選ぶのはとても大変だと、

みんなの様子を見ていてよくわかりました。

 

何度もこのシリーズに参加してくれている子たちが、回を追うごとに理解を深めていってくれていることが感じられ、本当に嬉しく思いました。

 

この回の最後のセッションは、Senju Lab Kidsメンバーが作ったオリジナル曲にのせて!

みんなにソロパートがあって、ドキドキしながら挑んでくれました。

 

 

 

◆11月 @取手競輪場(「取手サイクルアートフェスティバル」内で)

ゲスト:バケツドラマーMASA さん

 

茨城県取手市のアートイベント「取手サイクルアートフェスティバル」にSenju Lab Kidsが参加させていただき、この日計3回の開催をしました!

 

「お金がなくても音楽は楽しめる」をコンセプトに、

バケツやキッチンボウルなどの廃材で 大迫力のサウンドを奏でるミュージシャン、

バケツドラマーMASAさんをゲストにお迎えして行いました。

 

みんなでたくさんのガラクタを触って音を試し、最後には一番大好きな音を選んでMASAさんとのセッションを楽しみました!

 

たくさんの子が時間内では探求し足らず、ワークショップが終わってもずっと会場に残って音を聴き比べていて、

その好奇心が本当に素敵だと感じました。

 

 

 

◆12月 @東京芸術大学 Arts & Science LAB

KIDS SAVER×Senju Lab Kids 千住明とバケツドラマーMASAによる

「キッズ・手作り楽器・チャレンジin 藝大」

 

スペシャル講師:作曲家・千住 明 先生

バケツドラマーMASA さん

 

NPO法人 KIDS SAVERとの共同で行われたこの企画。

30名の小学生のみんなが参加してくれました。

 

床一面の魅力的なガラクタ、ガラクタ、ガラクタ…!

それぞれが自分だけのオリジナル楽器を作りました。

 

恒例のセッションでは、

なんと 千住明先生 書き下ろしのクリスマスソング、「〜30人の君たちへ〜 クリスマスの贈り物  」を

藝大生が演奏し、歌い、MASAさんのビートと子どもたちの楽器の音がひとつになって、

会場いっぱいに響き渡りました…!

 

 

201803/24(土)

ワークショップ 「音の解体」シリーズ – ❶ 内容とねらい

Senju Lab Kids は2017年度を通して
ワークショップ「音の解体」シリーズの企画・開催を行いました (5会場 / 計5回)。

 

https://youtu.be/UJuhrvwrYm4

 

 

■内容
身近な 教育打楽器 や ガラクタ を用いて
固定観念にとらわれず「好き」「楽しい」という感覚を軸に 様々な奏法を模索し、
「お気に入りの音」を見つけてもらう。

そしてその音を、「マーク」という形で視覚的に表現してもらう。
マークは、予め用意したたくさんの種類の色や形の台紙、色紙のパーツから
それぞれの「お気に入りの音」を表現すべく選び、構成してもらう。

 

【ねらい①音楽の「自由」を体験してほしい!?】
保育園や小学校での、タンバリンやカスタネット等の教育楽器を使った授業で、「こう演奏しないといけない」「定型の演奏法から逸脱しないことを良しとされる」ということが往々にしてあります。こうした教育の現場では、統制をとるために決められたやり方以外の可能性を拾うことが難しい場合が多く、 子どもたちの「好き」「楽しい」という感性に目を向けられることは少ないのです。

しかし本来、音楽は基本的には、何をするのも自由。 例えばタンバリンなら、 ベルが回るのを楽しみながら小さな音に耳をすませてもいい。 手で叩かなくても、机に置いて、マラカスで鳴らしてみてもいい。

プロの打楽器奏者も、作曲者の要望に応えるため、そして自らの理想の音を追求するために、しばしば基本から逸脱し、さまざまな奏法を模索します。その姿はまさに子どもたちが無邪気に夢中になって楽器の音の出し方を試す姿と重なるのです。

子どもたちの、固定観念のない、柔軟な感性に目を向け、「これが好き」「これが楽しい」ということを軸 に、探求/工夫をしてもらえる機会を作りたい。

子どもたちがそのようにクリエイティブな姿勢で音楽と向き合うこと、またそれが肯定された成功体験は、 教育楽器の演奏という場面に限定されることなく、あらゆる楽器の演奏、また、音楽の鑑賞をする際、 それぞれの理想を求め、感覚を研ぎ澄ませていくことに繋がると、Senju Lab Kidsは考えます。

 

【ねらい②「表現力」に焦点を /「構成する」美術の楽しさ】
「美術が得意」というと、どうしても「絵が上手い」「技術力が高い」というイメージがある。
「技術力がないと美術が得意ではない」という価値観が、その子の表現力の有無にかかわらず、「私は美術が苦手!」という認識を生んでしまいます。

しかし、美術の得意不得意は、「形が上手に描けること」「素材を上手に扱うこと」などの技術的な ことばかりではなく、言葉では表現できない微妙なところを表現できるかどうかもと ても重要です。そういった表現力は、技術力がない人にも備わっているのです。

実は、社会で美術的な力を 生かそうするとき、1からすべて自分で作るということは稀です。
抽象的なテーマ即し、それを表現したものを作ることの方が多いのです。

PCなどのテクノロジーが発展しているので、小学校で習うような 技術力が必要とも限らないんですね。実際に社会で活躍しているデザイナーやアーテ ィストの中でも美大を出ていない、いわゆる絵が上手じゃない人もたくさんいるんです。

このような経緯で、Senju Lab Kidsは技術力がなくてもできる視覚的な表現力を鍛えたり発見でき るワークショップを作りたいと考えました。こうすれば、絵が下手だと苦手意識がある子も、違った美術の楽しみが発見できるのではないでしょうか。

 

201707/30(日)

Senju Lab Kids

—  「知らない」から「好き」になる

音楽と美術のワークショップ —

 

東京藝術大学の学生によるワークショップ団体。

歌や作曲や音楽環境の設計などの音楽的な技術を持つ学生と、

デザインやアート、アートプロジェクトなど幅広い美術的な技術を持つ学生の6人で結成されています。

音楽的な視点と美術的な視点がコラボレーションした、学校教育では体験できない新しい教育プロジェクトを企画・実施しています。