令和元年
災害ボランティア
活動レポート

活動レポートactivity report

丸森で活動した仲間達とお世話になった方々へ

宮城

宮城県伊具郡丸森町は台風19号の被害が大きかった地域。
協定校である東北大学は発災直後から現地入りして、ニーズ調査や活動を進めており、2月末まで30回近くボランティアを行った。
被災地に近い大学ならではの継続的な支援を連携することができた。

並行して、東北大学共催のもと、Gakuvo主催にて災害ボランティアを仙台から丸森町へ8回に渡って派遣した。
東北大学の学生を中心に、仙台市周辺の学生が多く参加してくれたことで、幅広い支援にもつながった。

  • 公募
  • 大学連携
  • 東北大共催
  • 宮城県伊具郡丸森町
  • 協定校
  • 仙台の学生

※「公募」…Gakuvoでプログラムを作り、全国の学生に募集をかけ、応募してきた学生が参加をする形式のボランティア活動。

連携した大学のご関係者

今回の活動に至ったきっかけと、実際に活動をするまでの流れを教えてください。

本学の対応として、台風15号での活動は計画したものの実施を断念、台風19号での活動は宮城県石巻市、福島県いわき市、宮城県丸森町で実施しました。
以下では、台風19号での活動について述べます。
[1]石巻市といわき市について
両地域については、本学に、東日本大震災の復興支援としてボランティアを行なってきた学生団体が存在します。そこで学生団体に対して「縁のある地域が被災したのだから、ボランティアをしてはどうか」と提案したことがきっかけで、活動実施に至りました。
活動するまでには、大学として、災害ボランティアセンターとの仲介、活動物品の貸出、ボランティア保険の加入手続き代行などを支援し、交通費のみ貴団体より支援を賜ることになりました。なお参加者は学生団体のメンバーに限定し(一般学生は募集せず)、移動手段も自力で確保してもらいました。
[2]丸森町について
丸森町では、①被災前から私個人が調査等で縁のあったこと、②発災直後に行なった視察で被害の甚大さを感じたこと、③宮城県内のなかでも最もボランティアニーズが大きく、県内大学としても支援する義務があること の三点が主なきっかけとなって活動を行ないました。

(東北大学課外・ボランティア活動支援センター)

活動を通じて、学生がどのように変化をしていたか、気付いたこと・感じたことをご記入ください。

様々な面でありますが、まず被災現場を自分自身の目で見ることで、被害の甚大さやボランティアの必要性などを感じる機会になっていったようです。普段は東日本大震災の被災地でボランティア活動をする学生の多くにとっても、発災直後の様子を目にするのは初めてであり、普段の活動先における発災直後の様子を疑似体験してもらう機会にもなっていたように感じます。
また家具の運びだし、泥だしなど複数人数で一つの作業を行なう活動が多くなっていましたので、チームとして動く際の役割分担などを学んでもらう場にもなったと思います。
その他にも、現地支援団体の方がたとご一緒させていただく場面が多くありましたので、支援に対する考え方や人生の先輩としての経験などを伺い、学生同士では得られない視点に触れる機会になっていたと感じます。

(東北大学課外・ボランティア活動支援センター)

Gakuvoの学生を率いた引率者

活動を通じて、学生がどのように変化をしていたか、気付いたこと・感じたことをご記入ください。

東日本大震災があったときに陸前高田の自分の家も倒壊、避難所でボランティアのみなさんがよくしてくれたことを覚えていた学生。自分もなにか恩返ししたい!困っている状況の方達に協力がしたい!と思って参加してくれた学生が印象に残っています。「災害」「復興」をより身近により自分事として捉えていて、参加している東北地方の学生たちが多いと思いました。

(NPO iPledge[アイプレッジ])

自分の経験のため、就職活動のため、就職前の社会体験的な感覚で参加した学生たちも中にはいましたが、実際に活動に参加して「自分のため」にボランティア活動をしていたことに気付いた学生もいました。災害ボランティアとしての大事なこと、自分がもしもそう言う状況になったらどうするのか?何を大切にするのか?優先順位や、活動に使った道具一つひとつの使い方や管理、人と協力すること、被災した方との関わり方、など多くのことに気づきを得ていたと思います。

(NPO iPledge[アイプレッジ])

現地でご協力いただいた団体の皆様

近隣の台風での被害状況を教えてください(どのような様子だったか)

発災当時は役場や社会福祉協議会の事務所も浸水。丸森町の広域に浸水被害土砂や流木の流出などの被害が広がっていた。

(一般社団法人 OPEN JAPAN)

Gakuvoから派遣された学生ボランティアの様子は、どのように映りましたか

初参加学生、何度目かの参加の学生もいたが、真剣なまなざしでオリエンテーションを受け、現場でも慣れないながらも一生懸命活動する姿が印象的だった。また、振り返りの時には朝とは違う成長した様子も垣間見ることができた。

(一般社団法人 OPEN JAPAN)

今後、学生ボランティアにどのような活動をしてほしいですか

特に地元で災害が起きた時には定期的(休日、平日関わりなく)に現地に足を運び若者として現場を支えてほしい。

(一般社団法人 OPEN JAPAN)

実際に現場に行った学生ボランティア

活動で知ったこと、感じたこと、学んだこと、活動の経験をどのように活かしていきたいか

少しでも人の役に立ちたいという気持ちでボランティアに参加しましたが、私一人の力でできることは限られているので、ものすごく貢献できた!という感覚はないですし、逆に自分が達成感を得ることが目的になってボランティアが自己満足に終わってしまわないかと不安になります。

自分ができることを踏まえて、参加する目的を考えていかなければならないと思いました。また、たった1日でもかなり疲れたと感じる肉体労働を現地の被災者の方はもう数ヶ月も続けているのだと考えると堪らなくなります。他のメンバーの方から同じボランティアが継続して訪れることが重要だと聞き、丸森町から離れていない場所に住む若者として、できる範囲にはなってしまいますが復興のお手伝いをしていきたいと思いました。

活動を通して、町のことはもちろん、人の温かみを感じた。わたしと同じような気持ち、それ以上の気持ちを持った人たちが集まっていたため、ますます活力を得て頑張ることができた。共に働いた他大学の学生、引率の方々、町の皆さん、いろいろな人と会話をするなかで考えさせられることが多く、コミュニケーションは本当に大切だと感じた。今後私生活でもコミュニケーション能力を鍛えて、備えたい。

Overall the activity was completed well. To improve, maybe a clear description of tasks should be given to everyone and a leader should be appointed so that manpower are used efficiently.
(全体的に活動はうまく行きました。より良くするには、参加者へのタスクの明確な説明と、人材が効率的に使用されるようにリーダーを任命することだと思いました。)

活動写真

THE NIPPON FOUNDATION