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学生ボランティア派遣

202003/19(Thu)
[災害支援] ボランティア活動レポート

令和元年台風19号ボランティア福島第2陣 福島県いわき市 活動報告

期間:2019年11月22日(金)~11月24日(日)

場所:福島県いわき市

活動内容:

1日目:オリエンテーション~バスでいわきへ(車内で夕食)~東京組新潟組合流〜長源寺にてミーティング〜就寝

2日目:朝食・清掃~4組に分かれて活動〜いわき駅周辺にて夕食〜4組バスにて合流〜入浴〜長源寺にて栗山さんのお話〜振り返りミーティング〜就寝

3日目:朝食・清掃~ボラセンにてオリエンテーションおよびマッチング〜4組に分かれて活動〜ボラセンに戻り報告等〜いわき市社会福祉協議会会議室で振り返りミーティング〜新潟組東京組解散〜~高速バスで東京/新潟へ~解散。

※太文字部分は、参加者が日程終了時に書いている報告書の中から抜粋したものです。
 掲載した文章は全文でないため、ご本人の意図と若干異なる場合がございます。ご了承ください。

11月22日(1日目)

オリエンテーション後、高速バスでいわきへ移動。渋滞で30分遅れていわき駅に到着し、そこで新潟青陵大と合流し、バスにて長源寺に移動。

栗山さんを交えて、長源寺での過ごし方、清掃について、翌日以降のボランティアの作業内容などミーティングを行い、最後にスケジュール・持ち物を確認し、就寝しました。

 

11月23日(2日目)

朝食をとり、清掃をして、それぞれの現場に入り活動に着手しました。

オリーブプロジェクトでは木田さん、松崎さんの指導で、オリーブの葉についた泥を落とす作業に着手しました。地道で根気のいる作業でしたが、この日はプロジェクトを支援していただいている一般の方が十数人お見えになっていて、みんな入り混じって淡々と進めることができました。昼食時には親子丼のお弁当の他に、豚汁やおかずをご準備いただき、グループの垣根を超えて様々なお話をしながら美味しくいただきました。ながぐつチームは午後3時までで、ほぼ終わりが見えたところで残念ながら残る方に作業を託してオリーブハウスを後にしました。

 

別のグループではいわき市災害ボランティアセンターにて資材を受け取り、依頼者のお宅に伺いました。家主と共に不要なものの仕分け作業、床板や梁の泥落とし、泥出しを行いました。最後は玄関前と車庫の泥だしと洗い流しを行って終了しました。

 

また、いわき市災害ボランティアセンターにて外でも使えるように地図を印刷したり、地域を分かりやすいように絵で描いたマップ作りを行ったグループもありました。

活動中、家主の方も一緒に片付けをしていたのですが、重い床板を一人で運ぼうとし「私たちがやりますよ」と声をかけました。しかし「いいの、いいの。」と言い、しばらく作業を続けたところ、NPOの方の制止の声も加わり、家主の方はやっと休憩をされました。その時はホッとし私は作業を続けていたのですが、後から考えると家主の方は私達が頑張っているから自分も頑張ろうとしてくれたのかと気づきました。そして、Gakuvo宮腰さんのおっしゃっていた「ボランティアは被災者の方と同じ目線で、協力してね」という言葉を思い出しました。そこから私だけが行っているわけではないのだと、被災者の方と共に活動するために一時的な作業をしているボランティアでなく長期的に作業しなければならない被災者の方の立場を取り入れ活動すべきだと分かりました。

伺ったお宅の近くには公園がありました。ゴミであふれ、下水の異臭がしている公園でした。まだゴミの処理がおいついていないことを実際に見て、当たり前の生活はできていないことを感じました。

地図の制作は災害ボランティアセンターを運営している人やボランティアに来る人たちにとって必要な物でした。私自身一度福島県いわき市にボランティアに来た時に細かな地域の配置が分かりませんでした。一目で分かりやすくなることによってボランティアの人がこの地域を知るきっかけになったり、ボランティアセンターの運営をする中でスムーズに進めることができるようになると思います。

 

各グループは、それぞれ16時頃にはいわき駅にもどり、食事のための自由時間をとって小グループに分かれ早めの夕食をとりました。その後、湯本温泉「新つた」にて入浴しました。

入浴後は長源寺に戻り本堂で講話を聞きました。3.11の際の災害ボランティア活動に関わった経緯や、支援P(災害ボランティア支援プロジェクト会議)の一員として活動されている立場からみた被災状況やボランティアセンターについて、傾聴やボランティするときの姿勢、考え方のお話をしていただいた後、4つのグループ毎に活動内容やそこで気づいたことを整理してシェアしました。一つのグループの話を聞くごとに栗山さんからアドバイスや補足説明をいただき経験を深めることができました。最後にいくつか質問の時間をとって終了しました。

今回の活動では長源寺の栗山さんにお世話になりました。栗山さんは災害現場では様々な活動をしている方で夜には過去の被災経験や支援者としての経験のお話を聞きました。これまでにも様々な災害支援の活動は行ってきましたが、改めて、どういった意識をもって想いをもってするべきなのかを考えるきっかけとなりました。(中略)栗山さんのお話の中では、災害ボランティアはバトンリレーをしていく必要があるというものがありました。今回の活動を通じてその意味を体感することができました。災害ボランティアの活動は同じお宅、同じ現場に行くことは中々ありません。毎回違った場所にマッチングされたり、災害ボランティアセンターの運営で入ったとしても数日間でいなくなり入れ替わりが激しいものです。そのため、個人でできることを最大限やることはもちろん大切ですが、次に来る人のために、自分がどうバトンをつなぐのかが大切です。自分で完結させようとするのではなく、前の人の意図を汲み、次の人がやりやすいように、地元の人たちが必要としていることをしていくことが大切なのだと感じました。

 

1日目と同じように次の日のスケジュールと持ち物を確認し、振り返りミーティングを行いました。最初は「自分が経験した活動から伝えたいこと」「伝えることも含めて被災者のためにできること」という二つのトピックスを定め、簡易版のワールドカフェ形式での話し合いを2ステップで行ないました。この話し合いを終えた後、全員で輪になって一人1分程度で今日感じたことをシェアして振り返りミーティングを終えました。

 

 

11月24日(3日目)

前日同様に起床後、朝食をとり清掃をして出発。ボラセンに移動しました。受付を済ませ、オリエンテーション後、マッチングを行っていただいて、4つのグループに分かれて活動することになりました。それぞれに依頼内容を確認し、機材を準備して1つのグループはボラセンの送迎で現場に入り、残りの3つのグループは自分たちのバスで現場に移動しました。マッチングにかなり時間がかかったため、実際の活動時間は3時間程度でしたが、それぞれに依頼者のためにできることを頑張りました。

今回依頼されていた剥がされた床板を拭き、乾かす作業を行いました。休憩時には家主の方のこだわりのログハウスの中を見させていただいたり、昔話や趣味の話など家主の方自ら色々なお話をしてくださり、その時の表情が一番嬉しそうだった印象を受けました。作業も全て終わり、活動場所周りの泥を綺麗に清掃し終了の挨拶をして災害ボランティアセンターへ戻りました。家主の方も最後はこれでボランティアにお願いする事は全て終わりました。と嬉しそうに見送ってくれました。

引率1名、学生7名の計8名で活動。梁の泥落とし、床下の泥だし作業を行いました。アパートの1階2、3部屋を担当しました。依頼主とのコミュニケーションをとりながら作業をしました。お話をしていただける家主だった為、明るく和やかな雰囲気で作業をすることができました。

引率1名、学生5名の計6名で被災者のお宅にお伺いしました。事前に伺っていた依頼は、床下泥出し、家内清掃でしたが、時間的余裕がなく床下泥出しのみ対応しました。泥については被災者の方が乾燥させておいてくださり、比較的かき出しやすい泥でした。30分毎に5分休憩、12時半~20分ほどの昼休憩をとりました。被災者の方は最初と最後に現場に立ち会うのみであったため、今のニーズ等を伺うことはできませんでした。

このグループは、事前の説明では家具の移動と泥かきとの話だったので、スコップ、土囊袋、ちりとり、雑巾、デッキブラシ、ほうきなどを持ち、また高圧洗浄の希望があったようで、その操作ができる一般のボランティアの方2名とGakuvoが6名の計8名のグループになって依頼者のお宅へうかがいました。

実際に行ってみると2階建ての一軒家でしたが床上50cmくらいまで水が来たようで、1階は土足で行き来しながら2階で暮らしていたようでした。3部屋程度は畳をあげて床下の土が見える状態、残りの部屋は雑然として整理途中の状態で、泥かきは床板を全部剥いだ後にやりたいので来週以降、今日は柱、壁、窓や障子の桟、あるいはタンスやあらゆる家具の雑巾がけ(水拭き+ハイター拭きでの消毒)をしてほしいとのご依頼で、これに取り組みました。川もそんなに近いわけでもないのにあらゆるところが泥をかぶった跡を残す家に驚きながら、30分程度に1回の短い休憩と昼休みを挟んで、予定した時間まで作業した結果、希望したの部屋の2/3程度の雑巾がけ、奥の部屋の洗浄を終えて、キッチン廊下に水を撒いてワイパーがけまで終えることができました。依頼者の方とはあまりお話しすることはできませんでしたが、せっせと雑巾を絞るバケツを運ぶ様子や細かく指示を出す様子は切実で、最後には「これで明日から土足ではなくスリッパで暮らせる」とおっしゃっていただき、みんなささやかな達成感を感じられました。ボラセンに戻り継続案件としての報告を行ったあと、機材の返却、うがいと手洗いをして活動を終了しました。

 

2日目は実際に現地に行きました。現地は私が住んでいるところと何も変わらず、本当にここであの大きな災害があったのかと思うほどでした。しかし、近くでよく見ると土が溜まっていたリ、壁には水の跡があり、1ヶ月以上経っているのに災害の爪痕がくっきりと残っていたのに衝撃を受けました。現地では床から50cmほど浸水した家の壁や家具を拭きました。家の中にはまだ泥が残っていて、ボランティアがニーズに対して足りていないのだなと感じました。

今回のボランティア実施の成果は私たちが行った作業時間が短く、大きな成果を得たとは言えない。しかし現地の人から「ありがとう。」と沢山の言葉をかけていただいた。作業自体は小さなことだったかもしれないが、それらを積み重ねることで大きな成果につながったり、現地を訪れることで被災者の心の支えにつながるのではないかと考える。

ニーズ表に書いてあることがすべてであると思わず、臨機応変に、ニーズに対応するということが大切であると思いました。しかし、コミュニケーションは被災地の方ととることができました。実際に災害が起こった時のことを知ることができ、被災者の方々からボランティアや他の人に今の現状を知ってもらいたいという気持ちが伝わり、自分達がスピーカーになりたいと思いました。

お家の方は、自分の家の一階が生活できないような状態になって、ただでさえ大変だというのに、私たちがお昼を食べやすいように木の板を並べて下さったり(中略)最後には「そちらで何か災害などあった時にはお手伝いに行きます。」と声をかけて下さり、温かさを感じました。

 

社会福祉協議会の会議室に移動し、活動内容が同じ人が分かれるようにグループを作って、振り返りミーティングを行いました。最後に、全員で輪になって一人1分程度で二日間の活動を通じて感じたことをシェアして振り返りミーティングを終えました。

 

その後、新潟青陵大のバスでいわき駅まで移動し、東京組と新潟組で分かれて、それぞれバスで無事に帰着し解散しました。

最近では災害ニュースをあまり見かけない、世間の人々は、忘れている人も多くいると思う。メディアが取り上げないのであれば、私たちが現状を知った今、声をあげていかなければならない必要性を感じた。今回はGakuvoのプロジェクトであり、他県からも多くの人が来ていた。話し合いや共に活動する中で、私にはなかった考え方を持つ人が多くおり勉強になった。

 2日間を通して、ボランティアがまだまだ足りていないということを強く感じました。今後も継続的に力になりたいと感じるとともに、自分の周りの人々にもこの状況を知ってもらい、積極的にボランティアに参加して欲しいと考えました。

今回活動させていただいたお宅は2日間ともご年配の方のお宅でした。私たち学生がボランティアに来たことに非常に喜んでくださり、やはり学生や若い人の力が必要とされていることを感じました。被災者の方は中々してほしいことやニーズをボランティアに伝えられないということを事前に聞いていたので、学生の立場から少しでも相談にのれたらと思っていましたが、活動時間も限られていたため、そのような時間を設けられなかったことが心残りでした。作業ももちろん大切ですが、被災者の方と話をする時間もあると良いと思いました。

私は普段ボランティア活動というと子どもたちのキャンプの活動補助や地域のイベントと様々な活動をしてきましたが、災害のボランティアは行ったことがありませんでした。体力のいる仕事も多いというイメージがあり自分の中で積極的に参加してみたいという気持ちがなかなか出ませんでした。しかし、活動は力仕事だけでなく、市社協さんのボランティアセンターでのお手伝いやボランティアの存在を周囲に広めるといった力仕事ではない部分も大切だということが分かりました。

(前略)中でも印象的だったのは、関係づくりという点である。2日目、昼食を買いにスーパーへ行った際、店員の方から「ごくろうさまです。ありがとうございます。」と声をかけられた。言われた直後は何のことだかわからなかったが、すぐ、自分がボランティアのビブスをつけていることから、声をかけてくださったのだとわかり、あいさつをした。あとから考えてみると、「私」という人は初めてボランティアとして現地に来たけれど、「ボランティア」という人はいままで多くの人たちが活動していて、同じようにビブスをつけた人が現地の人と関係をつくってくれていたから初めての「私」にも声をかけてくれたのだろうなと思った。その学びもあり最終日泥出しをするときは、ニーズを出してくれた被災者の方の申し訳ない気持ちが少しでも楽になり、またボランティアに頼ってもいいんだと思ってもらえるように、言い方が正しいかわからないが「楽しく」活動することを心がけた。実際は時間がないなかで作業を終わらせることにこだわってしまい、思ったようにはいかなかったが、最後「ありがとうございます。」と言っていただけたので、良かったと思う。自分が行ってみて、経験がないということは現地に行かない理由にならないと思うので、もっと学生に参加して欲しいと思った。

 

いわきの皆さん、ありがとうございました。

 

台風19号ボランティア福島第2陣に参加してくださった学生の皆さん、引率の小寺さん、お疲れ様でした。

 

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