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学生ボランティア派遣

201510/29(Thu)
ボランティア活動レポート

チームながぐつプロジェクト第127陣 福島県いわき市行き 活動報告

「大学生ボランティア隊」派遣【第127陣】

期間:2015年10月23日~10月25日

場所:福島県いわき市

活動内容

1日目: オリエンテーション~高速バスでいわきへ~夕食(バス車内)~社員寮にて振り返り。

2日目: 朝食~いわきオリーブプロジェクトにて作業補助~昼食~スカイストア~長源寺~

銭湯~夕食~振り返り

3日目: 朝食~ご本家の掃除~富岡町視察~久ノ浜「浜風商店街」にて昼食と視察~寮の清掃~

3日間の振り返りとアンケート記入~東京駅にて解散。

 

太文字部分は、参加者が日程終了時に書いてる報告書の中から抜粋したものです。 

※掲載した文章は全文でないため、ご本人の意図と若干異なる場合がございます。ご了承ください。

 

 

10月23日(1日目)

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オリエンテーション後、19:30発の高速バスにていわきへ。(途中、事故渋滞の為、45分ほど遅れて到着)23時過ぎにいわきに到着後、ご本家にて今日の振り返りをしました。自己紹介とボランティアに参加した動機を発表し、明日からの活動に対する気持ちを共有。社員寮に移動し0:45就寝。

 

10月24日(2日目)

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7時からの朝食後、バスにて上平窪のオリーブ畑へ。

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午前中は、オリーブプロジェクトに携わって初となる、オリーブの実の収穫に携わる事ができました。

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オリーブを見るのも初めて+記念すべき初収穫に携われるということで、舟生さんの説明を受けた後、学生達は和気あいあいと4種類のオリーブの実(約40キロ)を収穫し、選別を行いました。

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途中、実の収穫をしながらオリーブの実の試食もさせて頂き、和やかな雰囲気の中での作業となりました。

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印象に残っているのは、収穫の際、オリーブ一粒一粒を大切にすることを教わった事です。舟生さんのオリーブの実一つには舟生さんの想いが込められているのだということを感じ、いわきの農産物に限らず、すべての食べ物には作った人の想いがこもっていることを知りました。

 

昼食は秋空の下で、スカイストアさんの美味しいお弁当を頂きました。

お昼休み中に、学生数名が飲み物を買いに、国道にある自動販売機まで行った際に、通常のルートではなく、他の所有者さんの畑の土手(約50m)を歩いていたようで、それを見た所有者の方が畑にいる舟生さんのところにやってきて、苦言を呈す場面がありました。(これに対しては、事前に注意をしていなかった私(引率者)に責任があると思っています)すぐに学生達に説明し、学生から舟生さんに謝罪後、「何気ない行動が、受け入れ先に迷惑をかけてしまうことがある」ということを伝えました。

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午後からは冬への備えの一つとして、オリーブを支える、丸太の支柱うち作業に従事しました。支柱を打ち込む下準備の、機械を使っての穴掘りや、巨大な木槌を手にする事など、どれも初めての体験でしたが、約2時間、皆で団結して携わり13本の支柱を打ち込みました。この日、舟生さんの温かな人柄に触れた学生達は、すっかり舟生さんのファンになったようでした。

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16時に作業をおえて、オリーブプロジェクトの松崎理事長が待つスカイストアへ。約30分間の短い時間でしたが、松崎理事長よりオリーブプロジェクトの現在までの経緯~今後の予定などを、映像を交えてお話を伺いました。

 

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そして午前中に収穫したオリーブの実から搾った、出来立てのオリーブオイルの試食をさせて頂き、学生も私も大興奮でした。

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17時半過ぎからは長源寺で栗山住職より、震災当時の事からガクボとの繋がりや、震災後に出てきた問題点など、様々な角度からお話をして頂いた後、震災時の避難所での動けない苦しみや、プライバシーのない空間での苦痛を、20分間の座禅を通して体験しました。早朝からの活動で疲れていたと思いますが、そんな表情をみせずにメモをとりながら真剣に話を聞き、座禅を通して感じようとする前向きな学生の姿が印象的でした。

 

長源寺の座禅体験は、被災地の現場を見るのと同じように、自分に「想像すること」の大切さと大変さを教えてくれる体験だった。通常の座禅は「無」を求めるが。今回は逆に被災の苦しみを想像する坐禅であり、自分の中では非常に精神的つらい行いだった。

 

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長源寺を後にして銭湯へ行き、ご本家にて夕飯。22時頃からの夕飯で空腹だった学生達は、有賀さんが準備して下さった、山形の芋煮汁(オリーブ麺入り)・三五八床で漬けたきゅうり漬け・かぼちゃ煮・白菜漬け等の手作りのお食事に感激しながら、あっという間に完食。新発売の福島のレトルトカレーも美味しかったです。

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寮に戻り、すぐに振り返りの時間へ。2つのグループに分かれて、今日1日の感想を共有し、震災について考える本「被災地デイズ」を使って意見を出しあった後、明日の富岡町の視察場所の説明を行いました。0:15頃に終了。

 

10月25日(3日目)

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6時半からの朝食・掃除後、JRで竜田駅へ。

ジャンボタクシー1台(引率者はタクシー)に乗り、運転手の山内さんの案内の中、約2時間かけて富岡町を視察しました。

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(楢葉町の天神岬公園)

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(富岡駅前)

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(パトカーの碑)

視察ルートは、①天神岬公園(降車し約15分見学) ②福島第二原発近く~波倉地区(降車し約10分見学) ③富岡町焼却場(車内から視察) ④富岡駅(降車し約25分) ⑤パトカーの碑が移設された公園 (降車し、山内さんへの話を含め約20分) ⑥楢葉遠隔技術開発センター~Jヴィレッジ~火力発電(共に車内から見学)

視察場所では、真剣に山内さんの話に耳を傾け、浜風商店街に到着するまで、ジャンボタクシーの中で質問を重ね、学生から「もっと山内さんに質問したかった」との声もありました。

 

富岡町では処理しきれていないゴミを見ました。そのゴミの量に驚きました。車内から見る景色は、とても人が住める状況ではないと思いました。実際に富岡町を歩いて、町の被害状況を見て、強い歳当時の規模を想像したらものすごい恐怖を感じました。

 

*視察場所の変更点など

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・富岡駅に設置されていた慰霊碑は、富岡駅周辺の再開発にむけて、パトカーの碑がある場所に移設。

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・運転手の山内さんの提案で、夜ノ森公園は桜の開花時期まで見送り、その代わりに先月開所した、福島第一原発の廃止措置にむけた実験棟「楢葉遠隔技術開発センター」を車内から視察しました。

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車内からの建物を視察する形でしたが、山内さんが、全員に関係資料を準備して下さっており、貴重な行先の一つであると感じました。(今後、開発センターが順調に機能しはじめたら、ガクボをはじめ一般人の施設内見学が、もしかしたら可能になるのでは・・とも話しておられました)

 

楢葉タクシーの山内さんから伺ったお話はどれも現地へ行かなければ知らないままだったことばかりだった。安全と安心は違うという事。安全というのは言葉上であって、安心というのは、そこに住んで初めて感じるものだとおっしゃいました。その通りだと深く納得した。

 

現地視察では、津波の動画と全く同じ場所に立ち、考えていた以上に津波の距離が近かったことを感じました。現地は思っていた以上に復興が進んでいませんでした。集められたガレキは山積みにされたまま、約束保管期間の30年の後、処分する先が見つかっていません。これが自分が住んでいる待ちから、車で4時間の距離にある事実であるとリアルに感じました。

 

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11時すぎに浜風商店街に到着し、からす屋食堂さん昼食。(有賀さんから事前に預かっていたお金で、餃子を頂きました)

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この日、佐藤電機さんで震災のビデオをみせて頂いた後に、奥様が涙を浮かべ、学生達へ語り掛ける場面があり、奥様の話に涙をこぼす学生がいました。

深く印象に残ったのは、浜風商店街のおばちゃんたちの笑顔だ。彼女らのあたたかい笑いと楽しげな様子を見ると、今まのボランティア活動で学んできた悲惨な出来事が思い出され、この人たちにも私の想像もできないような辛い過去があったんだと思うと自然と涙がこぼれてしまった。

 たくさんのものを感じました。目は口ほどに物を言う。という言葉を本当に実感しました。それと同時に言葉の重さというものを改めて考えさせられました。何故こんなにも被災者の方々の言葉はこんなにも響くのだろうかと考えた結果としての答えは、言葉の重みであり表情であり、何よりも目が違うという事です。浜風商店街のプラネット佐藤さんの奥さんの涙をいっぱいためた目と笑顔を私は一生忘れることが出来ないと思います。

 

前向きに日々活動している人、自分も被災者でありながら、誰かのために、地元のために頑張っている人と出会って、とても考えさせられると同時に、尊敬という気持ちをとても強く持ちました。

 

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時間の余裕があったので、久ノ浜まで歩いて行き、今も震災当時のままとなっている店舗「はたや」を見学。未だに店内に残っている、押し寄せた津波でできた線に、当時の状況を想像し言葉がでないようでした。

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学生から、津波の被害に遭わずに残った神社の先まで行きたいとの要望が出たのですが、近くにいた学生たちの中から、「立ち入り禁止になっているし、工事現場の許可なく入るのはNGだと思う」と声が上がりました。昨日のオリーブ畑で他の所有者の土地に入ってしまった教訓が、活かされているのだと感じました。

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いわき駅に到着後、お土産を購入する時間を30分ほどとり、寮に戻ってから寮の掃除を丁寧に行いました。

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最後の振り返りを行い、富岡町の視察と、3日間の感想を発表。「富岡町の視察を通して、現実とは思えない現状に、これから先、本当に復興できるのだろうかと思った」「いわきに足を運ぶまでは、福島県は大変なんだと思っていたけど、そうではなく、福島の人が大変なんだと感じた」「同じ日本国内の事だと思えなかった。ちゃんと理解できていなかった自分が恥ずかしかった」など、様々な意見がでました。

 

「自分が知る為」だけでなく、その上で「人の為」がボランティアであるのだと学んだ。もちろん、できることのひとつだけど、もっとできることはたくさんある。何でも行動するべきだと感じた。被災の現状は、テレビの中の話ではないと感じた。

 

メディアでは伝わらない風景がたくさん見れました。生で見ると感じるものがまったく違いました。本当に事実とはかけ離れていました。

今回のボランティアを通じて原発の被害を認識しました。津波は一時的な被害なので、復興も可能ですが、原発はそうはいかない事。またいろいろなトラブルも発生している事。通常の震災と違う点だと考えています。

今いちばん思うのは、同じ被災者とう立場でも求められる支援や現状は全く違うという事です。震災から4年半経った今だからこそ、みんなそれぞれ違う立場で支援を求めていて、みんな一人一人違うという事です。その違いは、やはり実際に足を運んで、生の話を聞かないと見えてこない事だという事です。でも共通していることは、どんな立場の人も、まだまだ支援が必要だという事です。その人たちのために自分が一番すべきことは、東北の過去をわすれないこと。東北の現状を知る事だと思いました。 

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その後アンケート記入し、いわきを後にし、予定通り21時半に東京に到着し解散をしました。

 

福島の皆さん、ありがとうございました。

127陣の皆さん、宮崎さんお疲れ様でした。

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