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学生ボランティア派遣

201511/13(Fri)
ボランティア活動レポート

チームながぐつプロジェクト第128陣 福島県いわき市行き 活動報告

「大学生ボランティア隊」派遣【第128陣】

期間:2015年11月6日~11月8日

場所:福島県いわき市

活動内容

1日目: オリエンテーション~高速バスでいわきへ(夕食はバス車内)~振り返り。

2日目: 朝食~富岡町視察~久ノ浜「浜風商店街」にて昼食と視察~長源寺~銭湯~夕食~振り返り

3日目: 朝食~有賀様宅の掃除~薄磯にて「秋祭り」のお手伝い(昼食)~寮の清掃~

3日間の振り返りとアンケート記入~高速バスで東京へ(夕食はバス車内)~東京駅で解散。

 

太文字部分は、参加者が日程終了時に書いてる報告書の中から抜粋したものです。 

※掲載した文章は全文でないため、ご本人の意図と若干異なる場合がございます。ご了承ください。

 

11月6日(1日目)

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オリエンテーション。

今回、9・10月の水害ボランティアに参加した学生が3名参加しています。

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この日たまたまGakuvoに来ていた水害ボランティアに参加した学生2名もオリエンテーションに参加してくださいました。

19時発の高速バスにていわきへ。(高速道路渋滞の為、20分ほど遅れて到着)いわきに到着後、有賀様宅にて、自己紹介とボランティアに参加した動機を発表後、明日視察する富岡町の説明を細かく行い、寮に移動。23:45終了。

 

11月7日(2日目)

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6時半からの朝食後、掃除。

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JRで竜田駅へ。

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ジャンボタクシー1台に乗り、運転手の山内さんの案内の中、約2時間かけて楢葉町・富岡町を視察しました。

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視察ルートは、①天神岬公園(降車し約15分見学)

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②波倉地区より福島第二原発を見学(降車し約10分見学)

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③富岡町焼却場(車内から視察)

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④富岡駅(降車し約15分見学)

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⑤パトカーの碑が移設された公園 (降車し、山内さんへの話を含め約20分)

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⑥楢葉遠隔技術開発センター~Jヴィレッジ~広野火力発電(共に車内から見学)

運転手の山内さんの話に真剣に耳を傾け、メモをとりながら視察をし、(山内さんから貸して頂いた放射線量計で数値も確認)

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パトカーの碑が移設された公園では、お参り用の水の補給を兼ねて立ち寄られた警察官の方から、幸運にもお話を伺うことができました。「被災地の事、亡くなった人の事を忘れずに、震災記憶の風化をさせないでほしい」という言葉が、学生の胸に響いたようでした。

今回の被災地への視察で、津波・原子力発の恐ろしさを感じましたが、本当の事を言ってしまうと被災地を生で見たほうがより非現実的に感じました。家の中に突っ込んでる車、粉々になったガラス、斜めになっている家、原型をとどめていないパトカーなど、通常では考えられないことが、当たり前のように目の前に存在し触れることが出来るのです。ある種倒錯が起こったと言ってよいでしょう。改めて被害を受けた方と今回の震災で被害を受けなっかった人との間には大きな差、違いがあるため、被害を受けた方の気持ち、考え方がはっきりと全て理解することはできません。しかし少しでも真理に近づくことは出来ると思うのです。被害を受けた方にどのように寄り添い、震災を忘れないために、どうすればよいのか常に模索し、意識することで被害を受けた方にとってもボランティアとして参加させていただく私にとっても震災との新しい触れ合い方が分かってくるのではないかと思いました。

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浜風商店街に到着するまで、ジャンボタクシーの中で山内さんに質問を重ね、学生から「震災から4年半経過して、時間と共に風化しつつある事をどう思いますか」との問いに、「震災の記憶が薄れるということは、また同じことが起きるということ」という言葉が、全員の心の中に刻まれたようでした。

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浜風商店街に到着し、からす屋食堂さん昼食、買い物。

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浜風商店街に伺った時の写真を小さなアルバムに収めお渡ししました。

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佐藤電機さんで震災のビデオをみせて頂いた後に、

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久ノ浜にある、今も震災当時のままとなっている店舗「はたや」さんや、高台にある神社から、現在の久ノ浜を視察しました。

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いわき駅に戻り約1時間の自由時間(お土産購入)をとったあと、長源寺へ。栗山住職より約1時間半に渡って、震災当時の事や、携わっていた支援活動、震災後に出てきた問題点などを伺いました。その間、ひたすら栗山住職の言葉を書き留める学生の姿がありました。その後、震災時の寒い避難所での苦しみや、プライバシーのない空間での苦痛を、20分間の座禅を通して体験。8名中、7名が警策を受けました。

テレビや写真で見た場所を生で見たからと言って格段に震災へのリアリティが増したわけではなかった。しかし、そこで出会った人の話から、これまで知らなかったことを多く知り、その人たちの抱える苦悩を知り、イメージしていた以上に事態は複雑であり、難しいことを知れた。

震災により、好転した面と悪化した面をまじまじと見せつけられて福島県に対するクリアーだったイメージが混沌として来ていることを感じる。実社会の問題が常に白か黒かという二分面で解決(考える)ことが出来ない点も如実に表れていると思う。 

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銭湯に行った後、有賀様宅にて夕飯。有賀さん手料理の芋煮汁をはじめ、・オリーブ麺のジェノベーゼ・三五八床で漬けたきゅうり漬け・福島のレトルトカレーを美味しく頂きました。

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この日の振り返りは学生達に任せ、リーダーの進行の下、一人ずつ今日の感想~ボランティアに寄せる思いなどを発表しました。今回参加した学生のほとんどが、普段の学校生活でボランティアについて共感し合える友人が少なく、学校内ではボランティアの話をする事をためらっていたという共通点が見つかった事で話が弾み、学生同士の気持ちが繋がり、様々な想いを語り合える貴重な2時間となったようでした。23:30頃終了。

今回の経験が自分にもたらした収穫の一つは、自分一人ではなく他人と、それも全くバックグラウウンドの異なる他人と、真正面に向き合い、さらけだすことで、どれだけ多くの知見が得られるか学べたことだった。狭い世界に閉じこもっていてはもったいないと今回色んな友人に出会えて思った。 

今回の活動で本当に多くの事を学ばせていただいた。復興が進むと同時に併害も必ず起こること。ボランティアをする自分たちが楽しむことも復興に繋がるということ。その中で最も大きな収穫だったのは、128陣のメンバーとの意見交換の中で得た「共有すること」。自分と似た価値観を持つメンバーとの話し合いは、本当に新鮮で、自分では考えもつかなかった新たな発見や気づきを与えてくれた。自分が考えたり、思ったりしていることを言葉にして相手にきちんと伝えるのは容易なことではない。相手との価値観が違えば食い違うこともある。だが、被災された方の想いを今後の生活に活かしたり周囲に発信して共有していくことが、今回この活動に参加した私たちの役割だと思う。

人間は心を曝け出し合わない限り、分かり合うことが難しいのではないかと私は考えている。短い期間ではあったが、お互いの意見をお互いの言葉で伝え合うことにより、メンバーはお互いに信頼し合い、高め合う関係になれたのではないかと思う。こうした関係を通じて、人間が成長していくことを私は笑感すると同時に、他のメンバーを見ていても大いに感じた。この観点からボランティアは人間を成長させるということは間違いないと言える。 

たくさんの被災者の方たちから、当時のご様子を聞く事で、今までの自分の無知に恥ずかしくなり、どうにか他人事ではなく、自分事に出来る様に努めました。この福島の現状を自分の心に留めておくことはもちろんのこと、知らない人々にも伝えていかなくてはならないと思いました。

ただ知らない人に一方的に話すという事はできるかもしれないが、しっかりと自分たちの話を理解し、良いリアクションを返してくれるということがいかに難しいものなのかも痛感しました。私たちのようにボランティアに前向きな姿勢を持っている人に対しては容易かもしれないが、このボランティアというものを、ただの偽善であり、意識の高々をアピールするものだと考えている人と、この思いを共有することは、ほぼ不可能だと思いました。しかし、作業後のミーティングの時に仲間の中で腹を割ってたくさん話をし、皆で悩みに悩んだおかげで、少し「伝える」ということに関して希望の光を見る事ができました。私は今後の大学生活の中で「いかにこの現状を伝え、お互いの思いを共有することができるか」を考えて実行していきたいです。

 今回ガクボのながぐつボランティアで知り合った仲間たちは、ボランティアについて、自分と同じ意識を持っていて、そういう仲間に出会ったことが1番嬉しく、共感し合えて感動しました。他の参加者の子たちも、私と同じ悩みを抱えていたみたいで、話し出したら話題が尽きず、夜から朝まで語ったりしました。ここまで、同じ意識の仲間たちと出会えたのは初めてだったので、今後も長く付き合っていきたい、生涯友人でいたいと思いました。

11月8日(3日目)

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6時半からの朝食後、掃除。バスにて薄磯方面へ。

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豊間小学校の敷地内で開催された「秋祭り」のお手伝い。この「秋まつり」は、石川県の支援団体の方々が主催するイベントで、体育館の中ではステージイベントをはじめ、和菓子教室、木工教室などの体験教室も開かれました。

また、野外の仮設テントでは、石川の名物料理「金沢カレー」「野菜味噌鍋」から、たこ焼き・ポップコーン・クレープ・フランクフルトなどが無料で提供され、朝10時~13時まで、雨の中にも関わらず多くの地元の方々で賑わいました。

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この日ガクボは、臨時駐車場となった運動場の車の誘導と、仮設テント内の飲食ブースのお手伝いをさせて頂きました。

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車の誘導では、初めての体験にも物怖じせず、誘導棒を手に、雨の中1台、1台、駐車スペースに誘導しました。時には、走って駐車スペースまで案内をしたり、駐車して車から降りてきた方々に、「こんにちは」「お越し下さって有難うございます」「どうぞ楽しんで下さい」など、笑顔で対応していたのが印象的でした。

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飲食ブースでは、各店舗の担当者の指示の下、たこ焼きを焼いたり、クレープを巻いたり、ポップコーンを作ったり、更に販売も行うなど、慌ただしい3時間でしたが、学生達は関係者や来場者との交流を楽しみながら携わっていました。

物理的活動(がれきの撤去)だけがボランティアではないことを知った。精神面を支援する傾聴の大切をひしひしと感じました。

今回、普段お話を聞く事が出来いない方々と関わる事ができ、人により、震災当時の状況、原発についての考え方、震災後の状況、東日本大震災について考えている事が異なっていたので、幅広い観点、視点から震災を考えることができ、本当に今回参加して良かったと思いました。

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14時過ぎに寮に戻り、寮の掃除を行いました。廊下は雑巾がけ競争をしながら行うなど、笑い声が響く賑やかな掃除時間となりました。

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15時より最後の振り返りを行い、午前中の秋祭りの感想や、3日間の想いを発表しました「テレビで見ていただけの被災地を、自分の目で見れた事、現地の声を自分の耳で聞くことができて良かった」「同じボランティアの意識をもった仲間と出会えて良かった」「仲間との振り返りの時間を通して、ボランティアについて、被災地についての考え方など、多くの事を学べた」「今後、どのように伝えていくべきなのが、実行していくのか考えて行きたい」など、様々な意見がでました。

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その後アンケート記入し、いわきを後にし、予定通り21時半に東京に到着し解散をしました。

 

地名や原発のことについての知識が乏しかったことに視察していて実感したので、もっとしっかり学んでいたら、震災前の町と比較できたり、何故このような政策がされているのかを理解できたのかもしれないと後悔しました。

 

約4年半が経った現在、メディアでは震災について触れることがすくなくなり、私たちは現地の状況を知る機会を失い、多くの人が復興は順調に進んでいるものだと思い込んでいる。それ以前に、東日本大震災があったという事実さえ忘れられようとしている。

 

被災された当時の事を思い出したくないという思いも少なからず抱いているはずなのに、自分に逆に経験談を話してくれる意味とは何か、考えさせられました。それは被災者の「絶対に忘れてほしくない」という思い「2度と同じ思いをする人を出してほしくない」「風化させたくない」という強いメッセージが込められているのだと感じました。

ボランティアに参加した身として被災者のメッセージを周りに伝え、自分が参加したことで興味を持ってもらうきっかけに慣れたらいいと思います。継続的に参加し、私自身も人のつながりを大切にしていきたいと考えさせられました。

 

今回のボランティアで学んだこと、知ったこと、感じたことは、語り尽くせないほど多くあり、深く、鮮明に心に刻まれました。震災(被災地)についてある程度知っているつもりになっていた自分が、どれほど無責任で厚顔無恥であったかを強く感じました。

 

実際に見なければ、何が本当かなんて少しも分からないのだなと強く感じました。マスコミの情報は、すべての真実のほんの一部でしかなく、うのみにしてしまっては絶対にならないと感じた。実際に木を運ぶなどの体力的なことだけがボランティアなのではなく、その地で起こったことを忘れない、他の人にも伝えていくということもボランティアになるのだと、今回初めて分かった。

 

一番報告したいことは、学年の違う大学生が生活を共にすることの重要さです。他の学年の学生は、自分とは全く違う価値観を持っていて、発する言葉の1つ1つが刺激となりました。年の違う他の学部に通う先輩の方の意見は、これからの私の人生で、とても役立つべきことを聞く事が出来ました。先輩方と関わる中で、年上の人と関わっていくことがいかに大切なことであるのかを感じました。

 

実際に見るのと、本やネットで情報を聞くということの意味の違いを思い知りました。マスコミが言っている事をうのみにしたり、自分の勝手な想像で思い描いていた福島とは遠くかけ離れている被災地を見ました。本当に、今の福島の現状を見ることができたことは、本当に自分の考えの甘さや未熟さを痛感する良い機会となりました。福島だけでなく、大学生は「実際に見る」ということが本当は大切なことなのだと自分の経験を通じていう事ができます。

 

私は志望理由に、自分の人生を変えるつもりで応募したと書きました。そして活動が終わった今、自分がどう生きていくべきか、どのような考えを持つべきかという事が分かったと思っています。それくらい、今回の活動で、私が大きな物を得たと考えています。これからも自ら学ぶという姿勢を持ち続け、人とたくさん関わり続けたいと強く思います。

 

和尚さんが仰っていた「耐えるべき時は耐える」という言葉、パトカーの碑の前で出会った警察官の方が仰っていた「亡くなった人を忘れずに、風化させない」という言葉は、私が今まで持っていなかった考え方を私にもたらしてくれたように感じます。震災とは関係ないことですが、人の考えている事、何を思っているかは、その人が口に出して言うまで絶対に分からないということ、言葉を他人の周波数に合わせて自分が考えた言葉で表すことに気づけたことが、この3日間での成長であると考えています。今回の活動で自分の専門外の勉強を貪欲的にしていきたいと思いました。

 

福島のみなさん、本当にありがとうございました。

第128陣の皆さん、引率の宮崎さん、お疲れ様でした。

ありがとうございました。

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