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学生ボランティア派遣

201512/26(Sat)
ボランティア活動レポート

チームながぐつプロジェクト第130陣 福島県いわき市行き 活動報告

「大学生ボランティア隊」派遣【第130陣】

期間:2015年12月18日~12月20日

場所:福島県いわき市

活動内容

1日目: オリエンテーション~高速バスでいわきへ(夕食はバス車内)~振り返り。

2日目: 朝食~オリーブプロジェクト(昼食)~長源寺~銭湯~夕食~振り返り。

3日目: 寮の掃除~朝食~有賀さん宅の掃除~富岡町視察~久ノ浜「浜風商店街」にて昼食と視察~

3日間の振り返りとアンケート記入~高速バスで東京へ(夕食はバス車内)~東京駅で解散。

 

太文字部分は、参加者が日程終了時に書いてる報告書の中から抜粋したものです。 

※掲載した文章は全文でないため、ご本人の意図と若干異なる場合がございます。ご了承ください。

 

12月19日(1日目)

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オリエンテーション後、19時発の高速バスにていわきへ。(高速道路渋滞の為、15分ほど遅れて到着)

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いわきに到着後、有賀さん宅にて、学生リーダーの進行で、自己紹介とボランティアに参加した動機や、明日からの携わり方について気持ちを共有しました。寮に移動。0:10終了。

 

私は、初日の夜、有賀さんのメールのなかで紹介されていた「忘己利他」の精神を念頭に2日間活動することを自分の中の目標に決めました。しかし、逆に忘己利他の精神をいわきの方々から学びました。活動中お世話になった方々みなさん、初対面の私たちを心から受け入れ、多くを教えてくださったうえ、もてなしてくださいました。ボランティアとして赴いたのにも関わらず、いわきのみなさんに優しさ、希望、生きる力を与えて頂いて成長させていただいたと感じています。

 

 初日の夜、初めて会ったメンバーと熱くボランティアについて、被災地について話し合えた事は普段の生活の中では、まず出来ない事だと思い、同じ志を持つ人と活動出来たことで、自分の中には無かった意見や考えにふれられてプラスになりました。

 

12月20日(2日目)

 

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6時半過ぎからの朝食後、男子は落ち葉などの掃除。女子は片付け。

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バスにてオリーブ畑へ。

舟生さんの指導の下で、午前中にオリーブ苗の植え替えをしました。植え替え作業を丁寧に行う姿が印象的でした。

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途中で頂いたおしるこに(舟生さんが、わざわざガスコンロで、缶のおしるこを温めて下さいました)感激し、更に作業に力が入ったようでした。

また、大学卒業後、いったん就職したものの、いわきに移住し、支援活動について勉強中の女性、榊さんがハウスに訪れ、学生達と一緒に作業をしながら交流をして下さり、榊さんの話は、学生達にとって、とても刺激になったようでした。

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お昼は、スカイストアさんのお弁当と、有賀さんが差し入れをして下さった、人気店のコロッケ。アツアツのコロッケ、とっても美味しかったです。

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午後からは鉢植え作業と、オリーブの葉っぱ摘み作業(今回は、ハサミではなく、手だけで葉っぱをつみました)を交代しながら行いました。

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途中で、オリーブプロジェクトの松崎理事長さんと共に、東洋大学の学生と先生、約15名が訪ねてこられ、オリーブ畑の視察と、ガクボの学生との交流会となりました。ガクボの学生が参加した動機などを発表し、意見交換を行いました。

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その後、時間ギリギリまで作業を行い、オリーブハウスを後にしました。一日お世話になった、舟生さんの温かい人柄に、学生達は魅了されたようでした。

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夕方からの長源寺で、栗山住職より約1時間半に渡って、震災当時の事、携わっていた支援活動、ガクボとの繋がり、震災後に出てきた問題点などを伺いました。その間、真剣に耳を傾け、栗山住職の言葉を書き留める学生の姿がありました。その後、震災時の寒い避難所での苦しみや、プライバシーのない空間での苦痛を、20分間の座禅を通して体験。10名全員が警策を受けました。

副住職さんの話は、どれも心にくる話ばかりで「心の格差」や「明るさの裏に秘められた気持ち」「関心を持つ」「忘れない」など、今後ふつうに生きて行くにおいても考えさせられる様なお話を聞かせて頂きました。被災者でありながらボランティアをしているからこそ多くの事を話して下さり『リアル』を聞かせてもらえたなと思っています。

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銭湯の後、有賀さん宅にて夕飯。いわきカレーと共に、有賀さん手料理の、オリーブ麺のきのこソースあえ、白菜スープ、食後のデザートのリンゴも頂き、笑顔が溢れるひと時となりました。

この日の振り返りも学生達に任せ、リーダーの進行の下、今日の感想~自分たちにできることは何か、

明日の富岡町視察の時に、質問をしたいことなどを1時間半に渡って話し合いました。0:30頃終了。

 

12月20日(3日目)

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外の気温-1度の朝6時から寮の掃除をして、

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有賀さん宅で朝食、掃除。

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前日に引き続き、玄関周りの落ち葉ひろいをさせて頂き、JRにて竜田駅へ。

 

ジャンボタクシー1台とタクシーに乗り、運転手の山内さんの案内の中、約2時間かけて富岡町を視察しました。

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視察ルートは、①天神岬公園(降車し約15分見学)

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②波倉地区より福島第二原発を見学(降車し約10分見学)

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③富岡町焼却場(車内から視察)

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④富岡駅(降車し約15分見学)

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⑤パトカーの碑が移設された公園 (降車し、山内さんへの話を含め約20分)

⑥楢葉遠隔技術開発センター~Jヴィレッジ~広野火力発電(共に車内から見学)

運転手の山内さんの丁寧な話にメモをとり、視察を重ねました。(山内さんから貸して頂いた放射線量計で数値も確認)学生からの多くの質問にも、山内さんが丁寧に教えて下さいました。富岡駅前は、解体作業がない日曜日だったので立ち入る事ができ、解体が進む中で、まだ残っている建物を通して、被害の大きさを感じたようでした。

 

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パトカーの碑が移設された公園で、山内さんのお話を伺っている時に、住民に避難を呼びかける中で津波にのまれ殉職なさった、二人の警察官のお1人である、24歳の佐藤雄大警部補のご両親様が、クリスマスケーキを手に、お参りに来られました。お母様から歳を訪ねられ、大学生であることを伝えると「息子は24歳だったのよ」と言われ、ご両親様の計り知れない想いに、胸が締め付けられるようでした。ご両親様にガクボのパンブレットを渡すと同時に、少しお話をすることが出来ました。

お参りに現れた男性がまさか殉職された警官のご両親だとは思いませんでした。お母様が言った「19才~21,22才かぁ、うちと同じぐらいね」という言葉は、明るく話すも、すごく重みのある言葉だなぁと感じました。まさに裏に秘めた気持ちが読み取れる出会いだったと思っています。

 

今回の活動では、色んな人の想いや働きかけや望みがつまって、それが学生ボランティアを運営して、私たちをここまで連れてきて下さったのだと強く感じました。24歳で殉職された巡査の方のお母様が、息子は24歳で亡くなったので、あなた達とあまり変わらないわねとおっしゃた時は、その方のお気持ちを考えると自分には何も出来る事がないと、胸が痛かったです。その方々の苦しみを、被災地に実際に行って少しでも触れることができた経験を、まだ知らない人や、忘れてしまった人、次世代に伝えていく事が学生ボランティアとして参加させていただいた私に唯一できる事だと感じました。

 

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浜風商店街に到着するまで、ジャンボタクシーの中で山内さんに質問を重ねていたようです。浜風商店街に到着し、からす屋食堂さんにて昼食。(有賀さんから事前に預かっていたお金で、餃子を美味しく頂きました)この日は、お母さんたちとの交流はできませんでしたが、酒屋さんで、お土産を買う学生が多くいました。佐藤電機さんで震災のビデオをみせて頂いた後に、久ノ浜にある、今も震災当時のままとなっている店舗「はたや」さんを視察し、JRで久ノ浜からいわきに戻りました。

昼食をとった商店街のお店の人と個人的に少し話をしたときに、福島は危険じゃない、こっちの人は復興に向けて前向きに動いているのに、分かってもらえていないとおしゃっていた。こういった現地の声を、これから身の回りに発信していくことが、我々の義務であると考え、そうすることで福島の人と一緒に戦えると思うことになった。

 

3日目の町見学では、実際に津波が襲った場所、復興状態が知れて、とてもためになりました。タクシーの中で色々な話を伺いました。これは震災というものを深く知ることができて、とても良かったです。

 

化学系の大学出身ではあるので放射線についての知識はあり、恐怖心はなかった。しかし、いざ線量計を持ってみると、何とも言えない恐怖心が襲ってきた。それは規制区域近くに行くにつれて大きくなっていく線量計の値、そしてそれが目に見えない物であるという事に由来した。ある程度の知識がある自分でさえ、恐怖を感じたんだから、その住民は耐え難い恐怖と闘っていたんだなと実感した。それと同時に日本人、とくに福島県民は尊敬すべき忍耐力、苦しい中でも明るい笑顔を作れる慈悲心を持った方の集合体であると感じた。20年後、福島が復興そして発展した時に、その発展までの歴史と3.11について語れる人になり、決して風化させないように尽力したい。

 

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約1時間の自由時間(お土産購入)をとったあと、寮にて最後の振り返りへ。振り返りでは、3日間の活動を通して思った事や、感じた事を発表しました。「パトカーの碑でお会いしたご両親様の胸の内を考えると、言葉が見つからなかった」「有賀さんの、忘己利他の言葉を知り、そして学生を迎え入れて下さっている事に感謝をすると共に、これから自分に何ができるか考えたい」「ボランティアについて語れる仲間と出会えて良かった」「メディアでは伝えられていない、現地の声を聞くことができて良かった」などの意見が出ました。その後アンケート記入し、いわきを後にし、予定通り21時半に東京に到着し解散をしました。

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今回の活動で無知の知を得て自分が何も知らなかったことを知る事が出来たのは、大変大きな収穫でした。このかつどう「ながぐつボランティア」をスタート地点と考えて、今回得た知識を生かしつつ、これからも積極的にいわき市、福島県とつながりを強めていきたいです。

 

私は今まで知ったかぶりをしていたことに気づいた。メディアでインタビューされている被災者が心の傷をもっているんだと思った。これらを少しでもなおすためには忘れないことだと学んだ。今回の課題として、どうやって忘れないために伝えていくかについて、答えを探せるように、このボランティアを終えてからも探していきたい。

  

私の中で、被災地を被災者を救うことは出来ない。でも、この現状を知り、見つめ、考え、忘れずに自分の中で取っておくことは出来ます。そして、いつか他者へ働きかけが出来るよう、その方法を考えながら、これからもボランティア参加したいと思います。

  

今回のボランティアでは、改めて東日本大震災の被災の大きさを身を持って体験することができました。そして、その中で、ボランティアの意味やボランティアとして何をやっていくべきなのかを考えさせらえました。そして何より、ボランティアをやっていく上で大切なのが、人自身であり、その人を結びつけるものが、出会いや縁だと思います。これから再び日常生活に戻りますが、その中で今回の活動で教えてもらったことを1つ1つ実践させていき、少しでも自分が被災地に貢献できるように日々、情報発信や情報収集をしていきたいと思います。この活動での出会い、気づきは、今後の生活の中で必ず自分にいい影響を与えてくれると思います。被災者の方々が、本当の笑顔を取り戻すことができるように努力していきたいです。

 

私は他の人にも、福島の現実を知ってほしいし、福島に来てほしいという思いが強かったのですが、強かったが故に、その思いを人に押し付けるような形になってしまっていたということに気がつきました。これから自分に何ができるのか、伝えるためにどうすれば良いのか考えることが大事であると教えていただき、私はこれからもっと、たくさん被災地での活動や福島に関わり、その活動をSNS等で発信し、身近な人に知ってもらう形で周囲に伝えていきたいと思っています。

福島の皆さん、ありがとうございました。

130陣の皆さん、引率の宮崎さん、お疲れ様でした。

 

今年一年、皆さんのお力添えをいただきましたこと

心から感謝申し上げます。

ありがとうございました。

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