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学生ボランティア派遣

201601/13(Wed)
ボランティア活動レポート

チームながぐつプロジェクト第131陣 福島県いわき市行き 活動報告

「大学生ボランティア隊」派遣【第131陣】

期間:2016年1月8日~1月11日

場所:福島県いわき市

活動内容

1日目: オリエンテーション(昼食)~高速バスでいわきへ~有賀さん宅の落ち葉拾い~

銭湯~夕飯~振り返り。

2日目: 朝食~ゆうゆうファームにて作業(昼食)~スカイストア~銭湯~夕食~振り返り。

3日目: 朝食~長源寺にて年中行事の準備作業(昼食)~坐禅~銭湯~夕食~振り返り。

4日目: 寮の掃除~朝食~有賀さん宅の掃除~富岡町視察~久ノ浜「浜風商店街」にて昼食と視察~

4日間の振り返りとアンケート記入~高速バスで東京へ(夕食はバス車内)~東京駅で解散。

 

太文字部分は、参加者が日程終了時に書いてる報告書の中から抜粋したものです。 

※掲載した文章は全文でないため、ご本人の意図と若干異なる場合がございます。ご了承ください。

 

1月8日(1日目)

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オリエンテーション後、高速バスにていわきへ。

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夕方、いわきに到着後、有賀さん宅の玄関周りの落ち葉拾いをして銭湯へ。

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夕飯を済ませた後、詳しい自己紹介とボランティアに参加した動機や、被災地について思うことを発表。そして、明日から、お世話になる現地の方々の事を最優先に考え、積極的に携わる事を目標に決めて、21:00頃終了。有賀さん宅から寮までの道のりを歩きながら、いわきの美しい星空に感激したようでした。

 

1月9日(2日目)

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6時半過ぎからの朝食後、農家さんの車2台に乗せて頂き、約20分。いわき市小川町にある、フェイジョア農家「ゆうゆうファーム」の畑へ。

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9時より、フェイジョア農家の丸山さん家族と、個人ボランティアチームJSO(Juvenile Server Old)の皆さんと共に、作業開始。晴天だったのですが、強風の為、当初の予定だったビニールハウスの屋根のシート貼り作業を変更し、南米ウルグアイ原産の果物「フェイジョア」の苗木に、寒さ対策のシートを巻き付ける作業と、支柱を立てる作業を夕方まで行いました。

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午前中、一緒に作業をした個人ボランティアチームJSOの方々は、参加者を募り、週末を利用して茨城などから車に便乗して被災地に足を運びボランティア活動を継続している方々で、作業中、平日のお仕事の事、ボランティアの事について、色々とお話をして下さったようで、学生にとって、とても良い時間になったようでした。

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お昼は、ゆうゆうファームにて、元建設業だった丸山さん手作りのログハウスで頂きました。スカイストアさんの美味しいお弁当+丸山さんの奥様が作って下さった温かい汁物に、身体が温まりました。

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また、夕方までの作業中に、2回にわたってとった休憩の度に、温かい飲み物や奥様手作りのフェイジョアを使ったタルトの差し入れ等を頂き、丸山さんたちとの会話も弾み、和やかな雰囲気の中での作業となりました。

ゆうゆうファームでの作業は、風が強く、本当に寒くて辛かったです。そんな中で、丸山さんの話にとてもいい刺激をもらいました。フェイジョアを始めたことや始めてからの苦労など、普通の人ではそう簡単にできないことをやり、勇気をもらった気がしました。

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一日、外での寒い作業でしたが、手際よく作業する学生の姿に感心すると共に、帰る時に「また、ここに来たいです!!必ず訪ねます!!」と、丸山さんご家族と握手をする場面もあり、温かな絆がうまれたのを感じました。

ゆうゆうファームの丸山さんは、いつも笑顔でこちらが逆に勇気を与えてもらっていました。被災の当事者であるのに、全くそのような素振りも見せない元気で明るい人でした。丸山さんが言っていた「復興ってなんだろう?」という言葉が印象に残りました。確かに私たち関東に住んでいる人もメディアから何度も聞き知っていた思います。しかし改めて考えてみると正確に答えることはできないです。壊れた物は全て完全に戻ることはできない、だから少しずつでも戻していくことが大切なのだと教えていただきました。必ずしもそれが正解ではありません。多くの人がいる分多くの答えがあるのだと思います。

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夕方、ゆうゆうファームを後にして、スカイストアに足を運び、野菜や、お土産のお菓子を購入した後、銭湯へ向かい、有賀さん宅にて有賀さん手作りの夕飯を食べました。事前に学生たちの食べられない物を確認したうえで、有賀さんがメニューを考えて作って下さっていることを伝えると、「有賀さんにお会いできたら、ちゃんとお礼を伝えたいです」「明日からの作業も頑張って携わりたい」との声がありました。

「復興」言っても人それぞれに意味のとらえ方が違うことに驚きました。そして「支援をする」には現地でできることだけではないことを知りました。自分の住んでいる場所で周りの人に「事実」を伝えていくこともそうだし、福島県産のものを買うこともそうです。

 

自分の事で精一杯になってしまうことがありますが、人のために命を削る、人のために仕事を辞めた人、人のために無償でご飯を作ってくれる人、歓迎してくれる人、そんな人々に出会い、「人のために生きる人生」を考えました。支え合って生きている事を常に忘れずにいようと思います。

 

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この日の振り返りは、学生たちで行ってもらいました。今日の作業を通して思った事や、ボランティアについて思っていること。被災地で、義援金・賠償金の格差から広がる軋轢の事、メディアで報道されているのは、ほんの一部分だと実感したなど、様々な意見が出て、気が付けば3時間近く話し込み、23時頃終了。

 

1月10日(3日目)

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7時半からの朝食後、徒歩にて約20分の長源寺へ。

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翌日行われる年中行事に向け、午前中は、お寺のお掃除をさせて頂きました。最初に、本堂・2階の掃除からスタート。本堂を箒・掃除機でゴミを取り除いたあと、固く絞った雑巾で、畳を丁寧に拭きあげました。その後、トイレやお寺周りの落ち葉拾い、清掃を行いました。栗山副住職様が「想像以上に作業が早くて、次の作業をお願いする下準備もおいつかないほど。さすが女の子たちですね」とおっしゃって下さるほど、丁寧にテキパキと掃除をこなしている姿が印象的でした。経本を入れた、重量のある箱を本堂に移動し、陳列する作業も手際よく終えました。

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お昼は昨日に続き、スカイストアさんにお弁当をお願いしていたのですが、お弁当と共に、お手紙が入ってしました。「ガクボの皆様 今日は、おばちゃんたちの機嫌がいいので、ごはんを大盛りにさせて頂きました。いつもではないのであしからず。キッチンのおばちゃんたちより」このお手紙に笑顔が溢れ、また一つ、いわきへの想いが深くなったようでした。

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お昼ご飯の後、栗山副住職より、震災時のお話を伺い、坐禅体験をさせて頂きました。

今回、初めて被災地に足を運んだ学生5人にとって、昨日お会いした「ゆうゆうファーム」の方々の話、そして、震災時にボランティアの一員として活動なさった栗山副住職のお話は、現地の人々の声の一部分ですが、真実の言葉であり、学生たちにとっては数少ない機会。お会いして、自分の耳で聞き、心で感じたものを、忘れないようにと終始記録をとりながら、真摯に聞く学生たちの姿がありました。また、坐禅体験もさせて頂き、20分間、坐禅の姿勢を保つことの難しさや、終わった後、足がしびれてしまった事を通して、震災時、避難所での動けない苦しみを身体で感じ、当時の苦しみを想像する時間となったようでした。

朝から夕方まで長源寺で活動をさせて頂く中で、栗山副住職様の温かな人柄にふれ、学生たちから「栗山副住職様からパワーを頂いたような気がします」との声がありました。(栗山副住職様が、今日の作業のお礼にと、お寺のカレンダーを全員に下さいました)

 

このボランティアに参加したからこそわかった、私にできることはスピーカーになる事だと思いました。聞いた事、見た事を帰って友達や家族など、多くの方々に話をしようと思いました。

 

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18時半に長源寺を出て、銭湯に向かい、有賀さん宅にて夕飯。この日は、被災地で様々なボランティア活動や支援活動を行っている、大熊町復興支援員・双葉郡未来会議の梅村さんに足を運んで頂き、一緒に夕飯をとりながら、梅村さんがこれまで行ってきた活動の事をはじめ、震災の事や、ボランティアについて、約2時間半に渡って伺うことができました。さまざまな活動をなさってきた梅村さんから、震災時~現在の被災地状況や問題点、物事を色々な角度から考えていくことの大切さを伺うと共に、学生たちからも、積極的に意見や質問が出て、有意義な時間となりました。

 

梅村さんがこの自分の仕事は、被災者の心のケアが必要なくなった時が終わりと言っていました。私は、この心のケアがなくなった時が復興なのではないかと思いました。

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(有賀さんが準備して下さった、手作りの甘酒や、地元のお菓子も美味しかったです)23時頃終了。

 

1月11日(4日目)

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外の気温-1度の早朝6時から寮の掃除をして、

 

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有賀さん宅で朝食。有賀さん宅の掃除の済ませて、JRにて竜田駅へ。

ジャンボタクシー1台に乗り、運転手の山内さん案内の中、約2時間半かけて富岡町を視察しました。(山内さんから貸して頂いた放射線量計で数値も確認)

視察ルートは、

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①天神岬公園(降車し約15分見学)

②波倉地区より福島第二原発を見学(車内から視察)

③富岡町焼却場(車内から視察)

④富岡駅(解体工事で立ち入り禁止となった為、車内から視察)

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⑤パトカーの碑が移設された公園 (降車し山内さんへの話を含め約15分)

⑥夜の森桜通り(車内から視察)

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⑦木戸ダム(降車し約5分見学)

⑧楢葉遠隔技術開発センター~Jヴィレッジ~広野火力発電(共に車内から見学)

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運転手の山内さんの丁寧な話に耳を傾けながら、視察をしました。学生からの多くの質問にも、山内さんが丁寧に教えて下さいました。(富岡駅前は、解体工事で立ち入り禁止だったため、代わりにパトカーの碑のあと木戸ダムを視察)

 

タクシーの運転手の山内さんが「挨拶は相手の心を咲かす」とおっしゃっていました。本当にその通りだと思いました。

 

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パトカーの碑が移設された公園で、これから特別捜索に出発する警察官の方々とお会いしました。警察署の方から、学生たちに「ここに来て下さって有難うございます。これからも被災地を忘れないで下さい」と声を頂きました。そして、住民に避難を呼びかける中で津波にのまれ殉職なさった、二人の警察官が乗っていたパトカーを前に被害の大きさを知り、言葉にならないようでした。パトカーの碑の落ち葉拾いは、私たちより前に来ていた警察の皆さんが行っていたようでしたので、今回はしませんでした。

浜風商店街に到着するまで、学生から山内さんに「山内さんが思う復興とは?」「原発についてどう思っていますか?」など質問があがると共に、山内さんから学生たちに「何でも良いから人の役に立つこと、ボランティア活動をしてほしいです。それと、新聞(社説・コラム)に目を通してほしいです」との言葉もありました。

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浜風商店街に到着し、からす屋食堂さんにて昼食。(有賀さんが事前に手配して下さっていた餃子を美味しく頂きました)帰り際、からすや食堂さんが、ミカンを学生たちに持たせてくださいました。

この日は、酒屋さん、お惣菜屋さんも店休日で、更に、お客様が来ていた為、佐藤電機さんでの震災のビデオをみせて頂いくことが出来なかったので、

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早めに浜風商店街を後にし、久ノ浜にある、今も震災当時のままとなっている店舗「はたや」さんを視察し、JRで久ノ浜からいわきに戻りました。

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昨日のカレンダーのお礼を兼ねて長源寺に立ち寄り、御札を頂き、寮にて最後の振り返りへ。

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振り返りでは、4日間の活動を通して思った事や、感じた事を発表しました。「自分の目でいわきを見る事ができて良かった」「色々な方の話を聞くことができて、様々な角度から、物事をみることの重要性を感じた」「私たちの方が、元気をもらった気がする」「同世代の若者の声も聞きたかった」「素晴らしい仲間と出会えて、4日間活動ができて良かった」などの意見が出ました。その後アンケート記入し、いわきを後にし、予定通り20時半に東京に到着し解散をしました。

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今回、現地で話を聴く機会があったのですが、やはり人によって言っていることが違いました。何が正しい情報なのか?どんな以下縁があるのか深く知るために、もっと多くの人と関わる機会がほしいです。特に同世代の人と話す機会があるといいと思います。

 

出会った人の話を聞いて、それぞれの思いや現状を聞いて知らなかったことの方が多かったなと思った。今回のボランティアを通して、もっと東日本大震災、原発、津波、被災地の事を知りたいと思った。

  

今回出会った方々から貴重なお話を聞かせて頂き、色々な視野から考えを深めることができました。その中でも、私が強く感じたことが、被災者1人の声が被災地からの声ではないという事です。今回いわき市に来てみたものと双葉町や富岡町、久ノ浜で見たものは、全くと言っていいほど違うものでした。これは今回、よく耳にした経済格差に対する不満などによって生まれてしまう問題にも繋がります。梅村さんが言っていた「失ったものの共有」は復興に必ず必要であると私は感じました。それができれば本当の復興とはどの点を言うのかがはっきりしたり、今後の生活にも大きく繋がるはずです。

 

復興は日本の問題であり、東日本大震災で受けた被害を忘れずに生きていこうと強く思いました。

福島の皆さん、ありがとうございました。

第131陣の皆さん、引率の宮崎さん、お疲れ様でした。

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