1. HOME
  2. 学生ボランティア派遣
  3. ボランティア活動レポート
  4. チームながぐつプロジェクト第90陣 宮城県石巻市行き 活動報告

学生ボランティア派遣

201407/24(Thu)
ボランティア活動レポート

チームながぐつプロジェクト第90陣 宮城県石巻市行き 活動報告

期間:2014年6月27日~6月30日
場所:宮城県石巻市

活動内容:
・石巻市雄勝町にて高台移転をされる方のお手伝い

【活動1日目(6月27日)】
日本財団ビルにてオリエンテーションを受けてから新幹線で仙台に向かいました。
そして仙台から高速バスに乗り換えて石巻へ向かいました。
この日の夜は、炊き出し体験ということで、みんなでカセットコンロ、寸胴、五徳といった普段の生活では、目にしないもので調理を行いました。
4-82cae5B15D
夕食後は、現地で活動されている矢野さんから石巻の被害状況、ワークの内容の説明を受けました。

【活動2日目(6月28日)】
 朝ごはんをみんなで食べてから活動先の雄勝町へ向かいました。
今回の陣の活動は高橋さんという方の高台移転のお手伝いとして、番屋建設のお手伝いをさせて頂きました。
10414544_414090065398048_1010018745687196921_n
壁の大きさを測り、そこに断熱材をはめ込む作業などをしました。
10006199_414090368731351_8275001821901185991_n
10437606_414090045398050_4781633281953822814_n
10448732_414090598731328_6571127614555048755_n20(2)
断熱材は丸鋸で切ります。
10418342_414090355398019_3935196805750912146_n
10425878_414090548731333_5695814394264388081_n20(1)
10445462_414443875362667_7573151995352388047_n
初めての作業ばかりでしたが、役割を振って協力して活動することが出来ました。
10487419_414090558731332_7075134140540183578_n
お昼には高橋さんと震災時のお話を聞くことが出来ました。
10470998_414090342064687_101001805785305378_n
大川小学校も訪れ津波の恐ろしさを肌で感じました。
活動後、宿舎に戻り、夕食後の夜のミーティングでは一人ひとり感想を述べました。

【活動3日目(6月29日)】
朝から石巻市内は大雨。
10500577_414444122029309_8069660844023710256_n
昨日の作業の続きをしました。全員雨具を着ての作業でした。
aIMG_68795B15D
悪天候のため、活動は午前中で切り上げました。
雄勝町の「うに祭り」を近所でやっていて近隣の方がお昼ご飯を差し入れしてくださいました。それがすごくおいしかったです。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
その後、女川に寄って被災した場所を見学させて頂きました。
震災後にオープンしたカフェにより、東日本大震災の資料を見たりしました。 
夕食後は全体の振り返りミーティングをしました。

【活動4日目(6月30日)】
 朝食後、日和山公園に行き、石巻の市街地を見下ろしました。
日和山公園では、語り部さんがいらっしゃり写真を見ながら当時の話をお聞きしました。
高速バスにのり仙台へ、そして新幹線で東京へ帰りました。
(引率 長瀬様より)

最後に、参加者に日程終了時に書いて頂いている報告書の中から抜粋したものをご紹介します。
※掲載した文章は全文でないため、ご本人の意図と若干異なる場合がございます。ご了承ください。

■活動初日の気持ち
・何も知らないに等しいからこそ来てみたものの、いざ明日から活動がはじまると考えると、少し怖いというか、緊張する気持ちもある。また、20歳になってもほとんど自分のことさえできない私が「ボランティア」という肩書きでここまで来たことに何か恥ずかしさを感じる。

・やはりボランティアに来るのが遅くなってしまった・・・という思いがまだ残っている。まだできることは残っているのだろうか・・・ということが不安。町を見た感じでは、震災のおもかげはほぼなく、「ここがあのTVで見ていた石巻なのか・・・」と感じている。実際に宮城にやっと来れたので、当時の様子(ここまで津波が来た、ここはどんな状況だったのかetc)をいっぱい知りたい。実際に自分の目で見て、実際に体を動かして、色々なことをいっぱい吸収したい。そして少しでも東北の人の役にたちたいと思っている。

・初めて参加するボランティアで、財団のビルへ着くまで、とても緊張していたが、皆フレンドリーで、親しみやすく、安心した。ボランティアの大体の内容はわかったけど、まだ、何も活動していないので、どうなるのか、心配。活動を通して、皆と、もっと仲良くなって、大学生活の話を、たくさん聞きたい。3日間あっという間に過ぎてしまうそうなので、1日、1日を大切にして、寄附して頂いた気持ちを、ムダにしないようにしたい。

・約1年ぶりの石巻です。まずは、就活を終えたらすぐにまた来たいと思い続けていたので、またこの景色を見れて嬉しいです。メンバーは女子だけ、ということで驚きました。楽しみな反面、女子だけでどこまで力作業ができるのか不安もあります。なあなあにならず、やるときはやる、を常に意識できたらと思います。

■活動後の気持ち
・震災前の景色を生で見ていないので、簡単に景観再生なんて私が口にできることではないのかもしれないけれど、高橋さんのようにあの地でまた暮らそうと強く生きている方がいることは再生の大きな一歩だと思います。行政にはそういった思いを汲み取ってもらいたい、感情では言えても実際問題もあるだろうと思うのでそこがもどかしくて悔しいです。大学では、震災復興のまちづくりについて学んでいて、学生なりに復興のためにできる案を考えたり、イベントを聞いたり、本を作ろうとしています。今回また見た景色、高橋さんなど出会った方々から得たものを活かし、次や後輩につなげるつもりです。

・私は今まで被災地をひとまとめにして見ていましたが、その中での被害の大きさ、心の傷はそれぞれ異なるということが実際にきてみて分かって、どの時点で震災前まで復興できたかなんて、判断できるものじゃないなと気付きました。また、雄勝(高橋さんのお家)、大川小学校、女川町に足を運んでみても自分に何ができるというわけでもなく、ただその被害の大きさ合を、現地の人が見た悲劇を知ることしかできず、とてももどかしく思いました。しかし、今回のボランティアで確信したことがあります。それは、何がなんでも、同じ悲劇(危機感がないために起こってしまった事故)が周りで決して起こらないように、私が今回見たこと、感じたことを伝えなければいけないということです。この思いは、絶対に、忘れたくないです。

・今は、野原になっている土地にも、民家や商店街があり、人々が暮らしていたことが信じられなかったが、実際にその土地へ行き、震災前の写真を見て、町があったのだ・・・と思えた。土砂やガレキが町に多くあった頃の写真を見て、復興へ向かっているのだと感じた。しかし、失ってしまったものは大きく、人々の心の傷は、生涯残るものだと思う。今回、東北へ来て感じたことは、私の人生にも、ずっと残る記憶だと思う。

・今回のボランティアで本当に色々なことを知り、肌で感じることができたのではないか、と思う。自身の中でも風化しかけていた震災のことを再確認できたし、同時に新しい発見もあったと感じる。被災した方々の立場になって考えることができたし、まだ人々の悲しみや苦しみというのも心の奥に隠されているのだと感じた。被災した方々がボランティアである私たちに求めていたこと全てが思う通りにできたかは、わからないが、私たちのしたことそれ自体が被災した方々のためになって(意味のあること)いて欲しいと願う。

・ボランティア活動を終えてみて、まず間違いなく言えるのは、「来て良かった」ということ。初日、思っていた「まだやることは残っているのだろうか」という不安の答えは、Yesであると感じた。雄勝での高橋さんのお手伝いを通して、まだ震災の被害は終わっていないのだと思った。町には、もうニュースで見たようなガレキの山は無いが、それはやっとスタート地点が“0”になっただけなのだ。人々が大切に作りあげてきた町並み、生活、故郷はまだ戻ってきていない。まだ復興の途中であるのだ。高橋さんをはじめ、東北の人々1人1人の生活が戻ってきて初めて復興したと言えるのだ。3年3ヶ月が経った今も、東北の皆さんの心には震災は残っていて、戦いは続いていると感じた。「私たちのことを忘れてほしくない」という東北の方の言葉が心に残っている。これから更に様々な出来事や災害が起こり、みんなの目はどんどん新しい方に行ってしまうだろう。でもそんな時でも、東北の人のことを忘れたくない。これからも意識し続けて、“伝えていく”という私にできる支援を忘れないようにしたい。

・短い間ではあったが、震災から約3年の間に得た宮城県の情報の量をはるかに超えるものを、実体験を通して得ることができた。雄勝町、女川町、石巻を周り、何度も言うようだが、その現実味のない惨劇に驚愕し、3年前この地で起こったことを知ったようでいて、実際にはそうでなかった自分に気付かされた。また、震災の被害を生で語って下さる高橋さん、タクシーの佐藤さん、石巻やきそばの店員さんに会えた事は、私の財産になると思う。

■今後のボランティアに必要なことは
・出来事を風化させず、語り継ぐ、残す、考える、行動する(心の中で思っているだけでは何も変わらない)

・少人数でも良いので、長くボランティアを続けていくことが必要だと思います。また、みんなもうやること、できることは無いと思っている人が多いと思うので、まだボランティアが必要な部分があると知らせていく必要があると思います。

・まさに黒澤さんが教えて下さった「居安思危」を忘れずに過ごすこと、そしてこのことを明日は我が身、と伝えていくこと。

・ボランティアに参加してみたいけど、どうしたらいいのかわからない、という人は私の周囲にも多い。参加した私や、それ以外の形でも告知が盛んになれば、継続的なボランティア活動になり、震災の風化の防止に一役買うのでは。

■感想
・ビルでの説明から、現地での活動まで、スタッフの皆さんが本当に良い人で、色々なことを教えて下さって、本当に感謝しています。また、お金がない大学生にとって、交通費まで出してもらえるというのは本当にありがたいです。たくさんの要素から、本当にGakuvoにして良かったです。ありがとうございました。

・たくさんの事実、情報を、どのスタッフの方も提供しよう、という気持が伝わり、嬉しかった。

■報告書からの抜粋
・震災後、すぐに現地へ入り、ボランティアをずっと続けているGakuvoの方々は、今までであったことのないタイプの人々で、新鮮だった。大学へ入学し、就活をして、企業へ入ることが当たり前でそれ以外に選択肢があるとは思っていなかったので、NPOの社会における意義を初めて感じた。今回ボランティアに参加したことで、多くの人々に出会い、価値観が少し変わるきっかけになった。間違いなく、私の大学生活の中で、一番か2番目に重要な出来事となったので、参加してよかった。寄付して下さった方々、財団の方々、現地スタッフの方々に感謝したい。そして社会人になったら、今回の恩を返せるような大人になりたい。

・大川小学校のことを知れたのは、私にとって1番の影響となった。震災で多くの命が亡くなってしまった大川小。この出来事をかわいそうな出来事として終わらせては絶対にいけない。そのためにも私は今回見たこと、感じたことを自分の周りの人々や将来子どもたちに伝えていかなければならない。また、将来小学校の先生を目指す身として、教師という仕事の責任の大きさを本当に感じた。もし自分も子どもたちと一緒にいる時に災害が起きたら子どもたちを守れるのか。守るためには教師が適切な判断をしなければならない。そのためには正確な知識を持たなくてはならない。これから自分がやっていかなければいけない大きな課題が見えてきた。実際の大川小を目の前にした時の衝撃はこの先ずっと忘れられないだろう。

・今回引率してくださっていた黒澤さん、矢野さん、長瀬さんのように頻繁に東北に足を運べるわけでもない私に何ができるのか。それは、自分の周りに“伝えていくこと”だと思います。起こった後だからどうしようもないことなのですが、やはりこの震災は、対策不足で起こった悲劇が多いように感じました。この事実を自分も忘れず、九州に帰ってからも周囲に伝えることで、自分の大切な人の命、1つでも多くの命を救うことにつながると思いました。

10488302_414090482064673_6286228381278986147_n
90陣の皆さん、お疲れ様でした!

一覧に戻る

PAGETOP