1. HOME
  2. 学生ボランティア派遣
  3. グローバル・リーダーシップ・プログラム
  4. プログラムレポート
  5. ボランティア活動レポート
  6. Alternative Leadership Program in Indonesia -Culture and Education- 活動報告

学生ボランティア派遣

201610/28(Fri)
グローバル・リーダーシップ・プログラム プログラムレポート ボランティア活動レポート

Alternative Leadership Program in Indonesia -Culture and Education- 活動報告

日本財団学生ボランティアセンターは、現地受け入れ団体Alternative Projectと協働し、2016年8月30日~9月13日の2週間、インドネシアにおけるプログラム「Alternative Leadership Program in Indonesia -Culture and Education-」を開催しました。
プログラムは、インドネシア ジャワ島中部のジョグジャカルタで開催され、日本からは10名、インドネシア人が5名参加をし、生活をともにしながら活動しました。

s_img_2334

s_img_3409

宗教ワークショップ

日本人・インドネシア人参加者が英語で自国の宗教に関するプレゼンを行い、互いの国の宗教的歴史や価値観を共有した。その後、小グループに分かれ、「服装」「異宗教間の結婚」等をテーマにディスカッション。また、ジョグジャカルタにあるイスラム、儒教、カトリックの宗教施設を訪問しました。

s_img_1569

s_img_1796

日本文化紹介(中学校訪問)

日本人参加者2名ごとにインドネシア人がサポーターとして加わってチームを組み、それぞれが授業を担当。日本の文化、言語、遊び等を紹介しました。インドネシア中学生は、ジャワ島の伝統的な音楽とダンスを披露し、インドネシアの文化を伝えてくれました。

s_img_2036

s_img_2135

1泊2日のホームステイ

日本人参加者が2人1組となってホームステイを行い、インドネシアの村の暮らしを体験。この期間インドネシア参加者は別行動だったため、ホームステイ先の家族とは、覚えたてのインドネシア語と会話帳のほか、暮らしを共にすることで生まれる非言語コミュニケーションを通して交流を深めました。また、快適なゲストハウスとは違うインドネシアの村のリアルな暮らしに戸惑いながらも適応しようと努力した1泊2日となりました。

s_img_2361

s_img_2385

インドネシア女性社会起業家によるボルブドゥール寺院レクチャー

ボルブドゥールの歴史的な背景から始まり、当時の王が建造物を通して人々に伝えたかった人生の歩み方、平和で持続可能な社会を作るためには、個人一人一人がどのように考え行動していくべきかというレクチャーを受けました。歴史的、哲学的な内容を英語で学ぶ機会となりました。

s_img_3744

s_img_3780

低所得地域の子どもたちに向けて環境教育

処理できない膨大な量のプラスチックごみが社会問題となっているインドネシアで、使用済みペットボトルから「エコブリック(※)」をつくる3日間のエコワークショップを企画運営。「エコブリック」の作り方と必要性を伝えることを通して、子どもたちの環境問題への理解・関心を高めることがねらいです。
まず、ジョグジャカルタを中心に活動する環境団体より、インドネシアのゴミ問題の現状とその問題解決の一端を担うアイデア「エコブリック」のコンセプトや作り方のレクチャーを受けました。どの様に伝えれば子どもたちが理解し興味を持てるか、そのためにはどのような準備が必要かなど、すべての企画運営は日本人・インドネシア人参加者が担いました。両国の参加者たちは、母国語ではない英語での打ち合わせや準備に対する意識の違いを乗り越え、またじっとしている事が難しい小さな子どもたちに苦戦しながらも、ゲームやカラダを動かすプログラムを組み込む等、試行錯誤を繰り返しました。3日目には子どもたちが楽しみながら地域に落ちているゴミを集め、「エコブリック」を完成させることができました。
※エコブリック:プラスチックゴミを詰め込んだペットボトルを使って椅子やテーブル、花壇等を作る材料として再利用したもの

s_img_3274

s_img_3389

s_img_1595

s_img_2848

まとめ

バックグラウンドが違う日本人・インドネシア人の参加者にとって、2週間共同生活をしながら、互いの文化や価値観を共有し、ワークショップを企画運営するという事は、机上では決して知ることがない学びに溢れ、非常に刺激的な時間を過ごした様子でした。日本人参加者は、英語や他者へ意見を伝える事に対して苦手意識が高かったようですが、インドネシア人参加者が英語で積極的に発言する様子や日本人参加者の意見を理解しようとする姿勢に助けられ、語学力や意見・気持ちを人前で伝える力を養う良い機会になりました。また、インドネシア人の表現力の高さ、日々を楽しむ姿を目の当たりにする事も新しい発見だったようです。
両国の参加者の中には、これからの学生生活や進路について迷ったり、目標を見失って苦しんでいる者もいましたが、国境を越えお互いを理解し認め合うことで、今の自分を受けいれることができ、これからの学生生活、人生に対する新たな目標やモチベーションを築くかけがえのない時間を過ごしたようでした。
最後に、2週間と限られた時間ではありますが、このように多くの事を学び成長できたのは、現地受入団体の様々なプログラムの準備と、様々な価値観や多様性を受け入れる好奇心と柔軟性を参加者が備えていたからだろうと感じました。

s_img_3081

s_img_2582

img_3134

s_img_3059

参加者の声

主に環境ワークショップを通して教育の重要性を感じ、やはり教育の分野で貢献したいとの決意が固まった。(中略)環境や貧困など様々な問題があるが、改めて教育の量と質によって根本的に問題の深刻度が大きく左右されるということ、また教育がいかに重要かということを身に染みて感じた。また、本プログラムの参加者には、大学や大学院卒業後の進路を模索しつつ、ボランティアや国際交流、国際会議などあらゆることに挑戦している人が多くいた。常に何かを学び取り、最終的に自分に一番合った進路や本当にやりたいことを見つける姿がとても輝いており、進路を一つに決めることだけを考えていた自分の視野の狭さを思い知った。(創価大学 山口有紗)

このプログラムに参加して私の中で変わったことは二つあります。ひとつは「ひとが好き」だということです。それは、ワークショップやホームステイをして感じました。私たちだけにしかできないプログラムをたのしんでもらおうと念入りに準備しました。子どもたちはキラキラしており、積極的に参加する姿勢は、もっと知りたいと好奇心旺盛でした。日本語の挨拶を教え、彼らとあいさつ出来たとき、楽しそうでした。私が「ありがとう」をインドネシア語でいい、伝わったときみたいな喜びと同じようなものを感じました。思いが伝わる喜びを感じました。また、私の伝えたいという気持ちをくんでくれる子供たちや他の方々にに感謝の気持ちそしてパートナー達とプログラムをできたことに感謝しました。(聖心女子大学 渡邊華子)

帰国後、自分の中でものすごく葛藤があった。こんなに将来について真剣に考えたのは初めてだった。今回のプログラムが私に新たな夢を与えてくれた。大学卒業後JICAボランティア(青年海外協力隊)として途上国の子どもたちのために働くことだ。[環境ワークショップを行った]チョデの子ども達の中には父親が誰か分からない子や戸籍がない子がいると聞き、言葉が出ないほど衝撃的だった。彼らのためにもっと何かしてあげたいと思ったが、3日間の訪問で彼らに残してあげられるものは決して多くなかった。どこかもやもやした気持ちを引きずりながら日本に帰ってきて、JICAの活動を知った。(中略)活動を通して、「自分にも誰かのために出来ることがある」と気づくことができた。決して簡単な道ではないと思うが、自分を信じて頑張りたいと思う。(中央大学 髙橋恵美)

一覧に戻る

PAGETOP