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グローバル・リーダーシップ・プログラム

201609/30(Fri)
 

変わろうと決心できた二週間

4月に大学に入学してから、やりたいことはたくさんあり、新しい人とたくさん出会いたいと思っていたものの、最初に入ったサークルに満足して、結局モヤモヤを感じながらもそこから一歩踏み出すこともせず、前期半年を過ごした。そんな思いと葛藤していたときにたまたま見つけたのが、このプログラムの募集広告だった。「インドネシア」「環境教育ワークショップ」という文字を見て、「これだ」と即決し、早速申し込んだ。インドネシアで生まれ、父はインドネシアで働いている。何かと身近に感じてきたインドネシアに行けること、将来教員になることが昔からの夢で、その中で比較教育に興味があり、現在は途上国の教育システムに興味があること、大学はボランティア活動に積極的に参加していこうと決めていたこと、すべての的をえていたこのプログラムに参加することは、何か今の状況を打破できる特効薬なってくれるのではないかと大きな期待を寄せた。そして今このプログラムを終えて、自分の中で大きな変化があった。今回のプログラムを通じて、これからの大学での活動の仕方、将来の夢、やりたいことが大きく揺らいだ。おそらく一番大きく影響を与えたのは、徳住佳子さんとの出会いだったと思う。このプログラムをたった一人で異国の地で始め、ここまで続けて、発展させてきたことにまず衝撃を受けた。それを実現させた行動力、決断力、根気強さ。ここに行きつくまでの経験や思い。話を聞くたびにどんどん彼女の生き方に引き込まれた。自分もこんな風に生きたいと思った。そして彼女が作った2週間のプログラム、毎日が本当に刺激的で、新鮮で、楽しくて、こんなにも濃密な2週間を過ごしたのは人生で初めての経験だった。10人の日本人の参加者が2週間で急激に変わっていく様子、英語への劣等感から、たった2週間であれほど英語は上達するのかと、1年の留学を経験して、2週間では何も変わらないと決めつけていた自分には衝撃的なことだった。インドネシア人との共同生活は毎日が新しいことの発見だった。純粋に自分の宗教を信仰し、毎日朝5時に起きてお祈りをする。たくさんある決まりをしっかりと守り、制限されたなかでも日本人よりもずっと幸せそうにあかるく生きる姿、ムスリムを信仰しているからこそ育まれた、人を尊重し、いつでも自分を二の次にできる心の優しさと豊かさ、人間的に尊敬できる部分がとても多く、彼らと話しているだけで、文化、習慣、たくさんのことを学ぶことができた。このキャンプを通じて、やはり自分は、ひとつの場所にとどまってそこで満足できる人間ではなくて、常に新しい人と出会い、コミュニケーションをとることで自分の知らない世界を学び、刺激をもらい、それを自分に還元していける環境が好きであると再認識した。

(花堂柚紀 中央大学文学部1年)

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