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学生ボランティア派遣

201703/28(Tue)
ボランティア活動レポート

チームながぐつプロジェクト第155陣 福島県いわき市行き 

活動報告

期間:2017年3月10日~3月13日

場所:福島県いわき市

活動内容

1日目: オリエンテーション~高速バス でいわきへ(車内で昼食)~長源寺~夕食~振り返り~入浴

2日目: 朝食~3.11希望の灯りプロジェクト(昼食・夕食)~銭湯~振り返り

3日目: 朝食~富岡町視察~浜風商店街(昼食)~薪わり作業~夕食・入浴~振り返り

4日目: 寮の清掃~朝食~オリーブプロジェクト~昼食~

4日間の振り返りとアンケート記入~高速バスで東京へ(車内で夕食)~東京駅にて解散

 

太文字部分は、参加者が日程終了時に書いている報告書の中から抜粋したものです。 

※掲載した文章は全文でないため、ご本人の意図と若干異なる場合がございます。ご了承ください。

 

3月10日(1日目)

オリエンテーション後、13時半発の高速バスでいわきへ。

いわきに到着し、仙台組と合流後、長源寺へ。

栗山副住職より、震災当時ボランティアとして携わっていた時の事から、震災後6年目をむかえる現在の状況や問題点などを約1時間半に渡って伺いました。

その後、震災当時の寒い避難所での動けない苦しみや、プライバシーのない空間での苦痛を、20分間の座禅を通して体験。

 

栗山副住職のお話しの中で、県外避難者が多かったことに加え、原子力発電所が水素爆発したことで流通業者が県内に向かうトラックを止めたために物流がストップし、県内に残った人々が苦労していたという話を聞いた。

そこでスーパーがトラックをハイヤーして物資を調達したことで、いわきを救ったというのを聞いた時や、パトカーの碑に行ったときに震災の難しさを感じた。 

 

傾聴という被災者の方へのお話の聞き方に改めて責任の重さを感じました。

一人一人状況も思っている事も背負っているものも違う中、お話を聞いていく中で、伝えて頂いたことをくみ取り、声を掛けてあげる、難しいことではありますが、人との関わりをすることで、やはり人は元気をもらえます。こういう一つ一つの事が大事なのだろうと思いました。

20時より五楽にて、有賀さんを囲んで夕飯。

22時よりご本家にて、自己紹介と、明日からの目標を「現地の人たちへの想いを行動力で示して、関係を築く」に決め、23時頃に終了。

 

3月11日(2日目)

8時からの朝食後、徒歩にて20分の平中央公園へ。

昨年も参加させて頂いた「3.11希望の灯りプロジェクト」に、今年も携わらせて頂きました。

晴れの天気の中、午前中に会場設営をしました。

「3.11希望の灯りプロジェクト」は一日を通して学ぶ事が多かったイベントでした。

最初は何から手を付けていいのか分からず動けませんでしたが、その時、指示を待つのではなく、周りを見て積極的に行動することの重要さを知りました。

カップローソクのカップには悲しみ、未来へ向けてのメッセージなど、人それぞれ様々な思いがありました。メッセージの中に「僕は震災を経験していないけど、大人から聞きました。」というのがあり、6歳以下の大震災を経験していない世代の子どもたちもこのイベントに多く参加していて、親から子へと次の世代にしっかり伝えている様子が見られました。

 

途中の休憩時間を利用して、熊本地震のボランティアに参加した学生2名に体験談を話してもらいました。

この活動に参加して、人と人との繋がりの大切さと、それの持つ力の大きさを考えました。

たくさんの方々の他の人を思いやる気持ちに触れました。

このような繋がりがあったからこそ、東日本大震災での悲しみや苦しみに屈せず前に進もうという気持ちになれたのだろうと思います。

また、私が人と人との繋がりを作るだけではなく、私と人との繋がりも作っていくことが大切だと感じました。「挨拶」や「思いやりの心」など、当たり前のようで忘れがち、ないがしろにしがちなものの大切さを再認識しました。 

昼食後からは、キャンドルナイトの下準備。

キャンドルを入れるカップの底に転倒防止の砂を入れ、キャンドルのカップを「3.11 祈」の文字になるように配置しました。

14:46 サイレンの音の後に、参加者全員で黙とうを捧げました。

16時から、この後執り行う式典のリハーサルを行い、本番に臨みました。

式典後は各キャンドルに火を灯しました。

式典~キャンドルイベントの約2時間半、最初は少し戸惑っていた様子でしたが、要領をつかんでからは、自ら積極的に動いて、お客様を会場内に誘導し、案内後は「ありがとうございます」と感謝の気持ちを伝え、笑顔で対応をする頼もしい学生の姿が見られました。

2班に分かれて夕飯を取りながら、会場案内と警備を行い、終了後の片付けでも、朝からの疲れを感じさせないほど、テキパキと一致団結して動く姿は、とても頼もしかったです。

私が今回目にした物の中ですごく印象に残ったものが2つ程あります。希望の灯りプロジェクトで見つけたキャンドルの中の「人のために命をかけて動いた君は英雄だ」というメッセージ、そして双葉警察署前の公園にあった被災パトカーの展示です。どちらも人の命を救うために自分の身を投げてまで、震災と戦った人のその勇気を称えたものだと私は思いました。これを実際に目にした私がその瞬間に負った責任、それはこれからの1分1秒を、全力で生きていくということです。

 

「3.11希望の灯りプロジェクト」では、多くの人が「復旧ではなく復興」とおっしゃっていて、復興と復旧の違いの大きさを感じました。そして、いわき市の方々の強さや震災に対する想いを少しでも共感させて頂き、貴重な体験をしたと思っています。

 

プロジェクトを終えて、仲の湯での入浴をすませて、振り返りへ。

今日思ったことや感じたことなどを共有し、明日、足を運ぶ富岡町視察について、震災当時の動画や、関連資料の確認をして23時に終了。

3月12日(3日目)

6時半からの朝食をすませてJRいわき駅へ。

人身事故による約1時間の列車の遅延に伴い、移動方法を変更し、タクシー4台で広野駅まで移動して楢葉タクシーさんと合流し、ジャンボタクシー2台に分かれて、約2時間の視察へ。

運転手山内さんの案内で、視察ルートは、①Jビレッジ(車内から視察)②楢葉遠隔技術開発センター(車内から視察)

③天神岬公園(降車し話を含めて約20分) ④富岡駅周辺(降車し約10分)

⑤パトカーの碑が移設された公園 (降車し約20分)⑥夜の森桜通り(車内から視察)山内さんに貸して頂いた線量計で数値を確認しながら視察しました。

最も印象に残っているのは、流されたパトカーの公園でした。

津波で地震の命も危険だったが、最後まで市民を助ける選択をした24歳の警察官を心から尊敬しています。

 

山内さんのお話で「人の心の痛みの分かる人になってほしい」というお話がありました。

相手の感じることや苦しみ、全てを理解することはできなくても、相手の心の痛みを分かろうと努めることはできると私は感じました。どれほど離れていようが、些細な力でも人を支えることが出来るのだと今回の活動で強く感じました。

 

山内さんが話していた「人の痛みが分かる人になれ」「挨拶が大事」と言っていた通り、人と人との関わりはこれから先、大切になっていくと思います。今回の3泊4日のボランティアで人との関わりがすごく大切なものだと気付かされました。

 

実際の震災現場を見て、想像すると胸が苦しかったです。

パトカーの被災後を見た時は涙が溢れ、“私こんな風に生きていて恥ずかしいな。毎日一生懸命生きなきゃ。”と感じました。

 

浜風商店街到着後、山内さんとお別れをしてからすや食堂にて昼食。

いわきに戻り、バスにて約15分、徒歩10分の「医王寺」へ。

長源寺の栗山副住職からお話を頂いていた、岩手県岩泉の被災地支援物資の一つである「薪」の薪わり作業のお手伝いをさせて頂きました。

学生だけでなく引率の3名も加わり、最終的には総勢15名でトラック1台分(約7トン)の薪を準備することができました。

作業終了後、栗山副住職様へ1日目に伺った話に関する質問をさせて頂き、18時半過ぎのバスでいわきへ。

男子と女子のグループに分かれ夕飯と入浴をすませて、22時頃より振り返りへ。

「この3日間を通して、自分の中で変わったこと」を発表し、明日伺うオリーブプロジェクトの情報を共有して、23時半頃に終了。

 

3月13日(4日目)

6時半より寮の掃除。

(ぴっかぴかに磨いてくれました!)

7時から朝食。8:20のバスにてオリーブ畑へ。

9時よりいわきオリーブプロジェクトの舟生さんの指導の下、剪定後のオリーブの枝集めをした後、オリーブの植え替えに伴うオリーブの木の掘り出しを行いました。

(重機だけでは持ち上がらないため、人力も加えて!)

(掘り起こした穴をみんなで埋めます)

3本のオリーブの木を掘り出し、2本のオリーブの木をトラックに積み、移動作業が終了した12時半頃、スカイストアのお弁当が届いたので、お弁当を届けて下さった松崎理事長より、約30分ほどお話を伺い、13時すぎのタクシーで寮へ戻りました。

 

寮でお昼のお弁当を食べて、最後の振り返りへ。4日間の感想を一言ずつ発表し、アンケート記入にうつりました。

一足早く寮を出る仙台組の学生をお見送りした後、東京組もいわきを後にして東京へ。

予定よりも10分遅れの20:40東京駅に到着し解散しました。

今回皆で過ごした集団活動は、私が持つ責任感の意識を大きく変えていった。何より他者に迷惑をかけてはいけないが、他者が困った時に進んで助けるということを強く思い知った。

 

今回の4日間をまとめると、「私が過ごしていく毎日は当たり前ではない」ということを学びました。

これからは一人一人個人が今回学んだことを活かしていかなければなりません。

「一日一日を強く生きていくこと」これが私達にとって帰ってすぐに実行できる一つ目です。

 

人間皆が、毎日災害に対し身構えているわけではありません。

いつどこで何が起こるかは分からない事を、日々の中何度か思い返し、完璧に防災は出来ずとも、被害を最小限にできるよう「減災」を私も周りの人々に、今回の経験を通し伝えていきたいと考えています。

 

活動の中で6年前から現在までに福島はどのように変化し、今どんな問題に苦しんでいるのか知ることが出来た。そして、今回知ったことがすべてではなく、一意見であることも教わった。日本全国の人が考え、行動する必要があったにもかかわらず、行動が不十分であった一面もあるだろう。しかしこれからこそ、日本全国、ひいては世界中の人々が考え、今後に活かす必要があると思う。そのために自分達が出来る事は自分で情報を集め、精査し、拡散・発信することだと思う。そしてその力を自分たちが身に付けるだけでなく、その必要性を説くことや、能力の育成を率先して担っていくべきなのだと考える。

自分で調べて考え、それを伝えることはとても大事なことで、他の人と伝え合うことは自分の理解を深めるためにも、新たな気付きを持つことにおいてもとても大切だと集団行動をしてみて実感しました。

共有することの大事さを皆で広めていけたらいいなと思います。

 

直接自分で足を運ぶことに、大きな意味があると思いました。

実際に現地の方がお話しして下さることと、メディアが取り上げる事は全然違っていたし、ここまで来なかったら絶対に聞けなかった話、知れなかったことがたくさんありました。私はここに来なかったら、メディアの情報をうのみにして、偏った考え方をしていたと思います。これからはそうではなくて、自分で足を運び、調べ、情報を精査し、能動的に吸収することを大切にしたいと感じました。

 

全体を通して私が最も強く感じたこと、それは「責任」です。

私は今回このプログラムに参加して、自分が様々な責任を負ったと自覚しています。

現地で町の様子、人々の想いを直接肌で感じたからこそ、私にはそれらを知らない他の人たちに伝えられることが増えました。私が今回この身で感じた、考えた全ての事は、私を通して伝えていかなくてはならない事です。私にはその責任があると思いました。

 

いわきの皆さん ありがとうございました。

152陣に参加した皆さん、引率の宮崎さん お疲れ様でした。

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