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学生ボランティア派遣

201704/07(Fri)
ボランティア活動レポート

チームながぐつプロジェクト第156陣 福島県いわき市行き 

活動報告

期間:2017年3月28日~3月30日

場所:福島県いわき市

活動内容

1日目: オリエンテーション~高速バス でいわきへ(車内で昼食)~入浴~夕食~振り返り

2日目: 朝食~富岡町視察~浜風商店街~スカイストア(昼食)~長源寺~夕食~入浴~振り返り

3日目: 掃除~朝食~オリーブプロジェクト(昼食)~寮にて3日間の振り返り

とアンケート記入~高速バスで東京へ(車内で夕食)~東京駅にて解散

 

太文字部分は、参加者が日程終了時に書いている報告書の中から抜粋したものです。 

※掲載した文章は全文でないため、ご本人の意図と若干異なる場合がございます。ご了承ください。

 

3月28日(1日目)

オリエンテーション後、13時半発の高速バスでいわきへ。

いわきに到着後、寮にてお風呂をすませて、19時から五楽にて夕飯。有賀さんも来てくださり、和やかな時間になりました。

今までは、自分の中で何かボランティアがしたいと軽い気持ちな所もありましたが、全てのボランティアを通して言えることとして、人のために自分は何が出来るのかを考えて行動していきたいと強く思いました。

21時過ぎから、振り返りへ。

自己紹介と、翌日足を運ぶ富岡町の情報を確認しました。

更に、自分が明日からの活動で知りたいこと、伺いたいことなども共有し、今回の陣の目標を①積極的に行動する ②仲間との絆を深める ③感謝の心を忘れない に決め、23時過ぎに終了。

 

3月29日(2日目)

6時半からの朝食をすませて、JRいわき駅へ。

竜田駅にて、案内をして下さる楢葉タクシーの山内さんと合流し、ジャンボタクシーとタクシー2台に分かれて約2時間の視察へ。

この日が退職前の最後のお仕事となった運転手 山内さんの案内の下、放射線量計で数値を確認しながら視察しました。

6年経った今、なお残る閑散とした街並みに言葉を失う。現実って怖い。よそから来たものでさえも恐れる現実なのに、町の人々は生活を続けている。私たちは負けていられない。残酷な現実ではあるけれど、勇気さえ与えてくれるような気がした。

天神岬の元通りとは程遠い現状を目の当たりにして、復興という言葉の重みを感じました。

一番心を打たれたのは津波で流されたパトカーの事です。市民の誘導をギリギリまで行っていた警察官としての行動に心を打たれました。自分の命より多くの命を守りたい、救いたいという思いは、本当に警察官の鑑だと思います。 

今回初めてボランティアに参加して、当たり前に出て来る「死」という言葉など、私が当たり前だと思っている事が当たり前でない状況がたくさんあり、「当たり前」というものなどないと感じました。

浜風商店街到着後、長年富岡町・楢葉町を案内して下さった、楢葉タクシーの山内さんへ感謝の気持ちを込めて、学生より感謝の言葉と共に花束を渡しました。

3日間でたくさんの方のお話を伺いましたが、1番心に響いたのは震災の起こった後の対応が上手く出来ないという点でした。山内さんが「訓練をしていても、実際は10分の1の行動も起こすことが出来ない」「津波を軽んじてはいけない」とおっしゃった言葉に震災当時の姿が映しだされたように思いました。

 

からすや食堂さんは、新店舗移転のための準備で昼食をとることはできませんでしたが、からすや食堂のお母さんからの依頼で、浜風商店街に飾っていた造花の菜の花から、桜の花にかえる作業をさせて頂きました。

 

避難指示が解除され、住めるようになったのに戻らない人が多い地域がある原因として、住めるようになっても病院や商業施設が近くにないことの他に、隣人がいない寂しさなどから人が戻らない事を知り、人との繋がりの重要性を実感しました。 

 

浜風商店街を早めに後にし、久ノ浜駅から徒歩約3分の「いわき市地域防災交流センター 久ノ浜・大久ふれあい館」に足を運びました。

1Fはいわき支所ですが、上の階には資料室があり、震災時の貴重な写真や資料たけでなく、震災当時の避難場所の再現コーナーなどもあり、短い時間でしたがとても有意義な時間となりました。

 

私が一番印象に残ったのは、久ノ浜にある「いわき市地域防災交流センター久ノ浜・大久ふれあい館」です。

この建物は震災後に作られた施設で地震を経験したからこそできる対策が数多くされていました。

この施設を見学して、自分が住んでいる地域は大丈夫だろうかと考えるきっかけができました。

 

福島に来て、関わった人誰もが思っていた以上に明るかった。いつまでもかわいそうと思っていてはだめ、被災地は確実に明るい未来へと足を進めているのだと実感した。

その明るい未来・・・復興については、人それぞれ思い浮かべるものは違うことも知った。

でも、だからこそ様々な分野から町が活気を取り戻すことができるのではないかと思う。

 

JRにて久ノ浜からいわきに到着後、13:30頃スカイストアに到着し、昼食(お弁当)とお土産購入の時間を含めて、約2時間の自由時間をとりました。

お土産でオリーブ麵を購入する学生もいました。

 

16時から長源寺にて栗山副住職より、震災当時のご自身と家族の様子から、ボランティアとして携わっていた時の事、今後震災が起こった時の支援の仕方や注意点などを、約2時間に渡って伺いました。

その後、震災当時の寒い避難所での動けない苦しみや、プライバシーのない空間での苦痛を、25分間の座禅を通して体験。

 

栗山さんは“忘れないという繋がりを大切にしてほしい”とおっしゃられました。

7年の時が経ち、人々に求められるボランティアの形が変わり、人々の記憶や想いの中に東北を置くようにすることだと気付きました。

私がこの3日間で学んだことを周りの人々に発信するという使命を、しっかりと果たそうと思います。

 

 

栗山さんが、「助けるには自分に余裕がないと助けれない」「余裕があるということは自分に自信があるということ」とおっしゃっていて、自信を持ち、困っている人を助けれる力をつけるため、これから頑張っていこうと思います。

 

19時半から約2時間、銭湯と夕飯の自由時間をとりました。

学生たちは中華料理屋の「鳳翔」で、お腹いっぱい食べたようでした。

22時から約1時間半に渡って、振り返りをしました。今日一日を振り返って感じたこと、思ったことを共有し、被災地デイズも使って物事を様々な角度から考える必要性を再確認しました。23時半終了。

3月30日(3日目)

6時15分~30分間、掃除をしました。手際よくお掃除を行い、朝食。

8:20のバスにてオリーブ畑へ。

9時よりいわきオリーブプロジェクトの舟生さん指導の下、前回の作業の続きで(A)剪定後のオリーブの枝集め (B)オリーブの植え替えに伴うオリーブの木の掘り出しに分かれました。

福島は現在、復興のためオリーブプロジェクト、浜風商店街の立ち上げと少しずつではありますが様々な活動が行われています。しかし、風評被害に悩まされています。

その問題を取り除くため、私は福島に直接訪れたことで学んだ正しい情報を福島の現状を知らない人、悪いイメージを持った人に、人が住める地域もたくさんあり、そこでは復興のため前向きに活動していることを伝えていく事が、自分にできることだと思いました。

 

人との繋がりを感じ続けた3日間でした。

被災後の物資の支え合いや、家族同士の励まし、オリーブ畑では土地を無償で貸し、協力し合っている事を知り、人は1人で折れそうになっても力を合わせれば、精神的にも物理的にも何でも出来るということを改めて学びました。

また、普段私を支えてくれる周りの人への感謝を忘れてはいけないと感じ、伝えられる状況は当たり前ではなく、その日常が壊れることもあるため伝えることが大切です。

 

12時から昼食。

毎回、スカイストアのお弁当ですが、今回は事前交渉して、オリーブ麵を入れてもらった「Gakuvoオリジナル弁当」。学生達は、自分たちが携わっているオリーブの葉が練りこまれているオリーブ麵のパスタに、更に笑顔になりました。

お弁当を楽しんだ後、オリーブ畑を後にして寮に戻り、14時頃から振り返りへ。

学生達からは、この3日間を通して「誰かのために、何かをする大切さを知りました」「もっと早く来たかった」「福島の人の温かさを感じた3日間でした」「災害時の看護師にもなれるように、これから更に勉強したいと思った」「これからも、知るということを続けていきたい」などの感想がでました。

その後、アンケート記入に移り、17時発のバスにていわきから東京へ。

予定通りの20:30過ぎに東京駅に到着し、笑顔で解散しました。

私達が今見えているものがすべてではなく、その中に隠れているもの、裏側なども知ること、知ろうとすることが、本当の意味で1人1人に寄り添った支援ができるのかなと思いました。

たくさんの事を知り、いろいろな方向から物事を考えることが、私達に求められているのかなと感じます。

 

復興の意味は「一度衰えたものが再び勢いを取り戻す事」。

どれだけ頑張ったとしても、完全に元通りになることはないけれど、私たちが伝えていく事が勢いをつけていく力に少しでもなればと思います。

 

震災に対する対応、考え方は正解、不正解で表せないことも多いです。

“福島”だけでも被害の状況が違ったり、同じ出来事に対しても感じ方、捉え方は人それぞれだからです。

だけど正解に近づけることは出来るはずです。そこで「分からない」から「考えない」という事が1番怖いことだとも感じます。

 

たくさんの事を感じましたが、まず驚いたことは人々にたくさんの笑顔が溢れていた事です。

今でも悲しく苦しい気持ちになることがあると思います。しかし、会った皆さんは失ったものだけではなく、この経験から得たたくさんの大切なものを見つけ、前に向かっていました。

震災の状況や現状を知るとともに、希望を見出し前向きに前進していく事が大切だと学びました。

 

ボランティアで東北に来ているのはたった3日間ですが、私の日常はもっと長くあります。このボランティアをたった3日間のものにするのではなく、私の日常の一部分にしなければならないと感じました。

 

いわきの皆さん ありがとうございました。

156陣に参加した皆さん、引率の宮崎さん、小寺さんお疲れ様でした。

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