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学生ボランティア派遣

201705/16(Tue)
ボランティア活動レポート

チームながぐつプロジェクト第157陣 福島県いわき市行き

期間:2017年4月28日~5月1日

場所:福島県いわき市

活動内容

1日目:オリエンテーション~高速バスでいわきへ(車内で夕食)~振り返り

2日目:朝食~富岡町視察~(昼食)オリーブプロジェクト~銭湯~夕食~振り返り

3日目:朝食~浜風商店街~浜風きららにてイベントの手伝い~(昼食)~スカイストア~長源寺~

入浴と夕食~振り返り

4日目:朝食~掃除~オリーブプロジェクト(昼食)~寮の掃除~4日間の振り返りと

アンケート記入~高速バスで東京へ(車内で夕食)~東京駅にて解散

 

太文字部分は、参加者が日程終了時に書いている報告書の中から抜粋したものです。 

※掲載した文章は全文でないため、ご本人の意図と若干異なる場合がございます。ご了承ください。

 

4月28日(1日目)

オリエンテーション後、19時半発の高速バスでいわきへ。

約30分遅れで23時過ぎに到着しました。

到着後、自己紹介と今回の陣の目標を「Stay hungry Keep smiling」に決め、

翌日に足を運ぶ富岡町の情報を共有して、0時過ぎに終了。その後寮に移動し就寝。

 

4月29日(2日目)

朝食を済ませ、JRいわき駅から竜田駅へ移動。

案内をして下さる楢葉タクシーの中川さんと合流し、ジャンボタクシーとタクシー1台に分かれて約3時間の視察へ。

 

世間が原発反対の流れが大きい中で、原発は必ずしも悪い事ばかりではないという事を聞き、被災地の方でも原発について理解している人もいたので、自分でもその在り方を良く考えることの出来るとてもいい経験になりました。

 

津波が町を飲み込む中、警官の佐藤さんはずっと避難を呼びかけ、実際多くの人を助ける結果となりました。自らの命を犠牲に多くの人を助けたことは、とても正義感に溢れ素晴らしい行為だと思う。

佐藤さん以外にも、実際このような人々のお陰で助かった人が大勢いることを、決して忘れてはいけないと思った。

視察ルートは、①天神岬公園(降車し約20分)②富岡町毛萱焼却場(車内から視察)③富岡駅周辺(降車し約20分)④旧富岡商店街街通り(車内から視察)

⑤パトカーの碑(降車し約25分)

⑥夜の森通り(車内から視察)⑦夜の森駅(降車して15分視察)

⑧福島第二原子力発電所入り口(車内から視察)⑨楢葉遠隔技術開発センター(車内から視察)⑩Jビレッジ→JR久ノ浜駅でした。

「助けたい場所ではなく、助けたい人がいるから助けに行くんだ」と周りの人の話し方や内容を聞いて思いました。本気で助けたいと思うから無給でも頑張れるのだということです。

 

いわきに戻りタクシーにてオリーブ畑へ。

到着後、スカイストアさんのオリーブ麵入りGakuvoオリジナル弁当を青空の下で食べ、活動開始。

台風で損傷してしまったオリーブハウスの天井シート張替と、剪定後のオリーブの枝を廃棄場所に移動させる作業でした。

 

雨で足元が不安定な中での作業でしたが、予定終了時間のギリギリまで頑張りました。

もっと知識や行動力が欲しいと思いました。

もっとたくさんの知識があれば、たくさんの貢献ができると感じました。知識が乏しいために肉体労働しかできない、もっとたくさんの事を学んでおけば大きな貢献ができるし、行動力があればたくさんの貢献ができると思います。

 

銭湯と夕飯を済ませたあと、20時半から振り返りへ。

午前中の楢葉町・富岡町視察を通して感じたこと、午後からのオリーブプロジェクトに携わって思ったことなどを発表し、本「被災地デイズ」の問いの中から1つを取り上げ、様々な角度から物事を考える必要性を共有して、23時に終了。

 

4月30日(3日目)

7時半からの朝食を済ませて、タクシーにて昨日時間が足りず足を運べなかった浜風商店街へ。

情報館の資料を見ていると、散髪屋のお母さまが学生達に声を掛けてくださり、短い時間でしたが和やかな交流の時間を取ることができました。

浜風商店街から徒歩15分のところにある、久之浜・大久町コミュニティ商業施設「浜風きらら」に到着後、代表の高木さんの指示の下、イベントのお手伝いをしました。

フラダンスと地元中学校の吹奏楽のステージが開催され、駐車場案内とステージイベントで使う椅子の出し入れなどを担当。

フラダンスのステージ中、「一般の方もどうぞ一緒に」と声が掛かり、恥ずかしがりながらもステージに立ち、踊る学生の姿に会場は笑顔になりました。

 

イベントの片付けが終わり、12時からからすや食堂さんで昼食。

浜風商店街から移転して再出発となった店舗で、有賀さんが手配して下さったアツアツの餃子と共に、和やかな昼食をとりました。

午後から「浜風きらら」の代表者である高木さんが、震災当時の写真をみながら当時の様子を説明して下さり、これからの久之浜について学生達と意見交換の時間もあり、有意義な1時間半となりました。

福島で起こっている問題を把握し、課題を見つけ、理想と現実のGAPを解決することで、どう福島を再生させる事ができるかということについて考えたいです。

 

浜風きららを後にしていわきに戻り、スカイストアにて約45分のお買い物タイムを取りました。

店頭に並んでいたオリーブ麵を、Gakuvoのメンバーで全部購入。

オリーブプロジェクトの松崎理事長がご挨拶してくださり、短い時間でしたがお話も伺うことができました。

長源寺到着後、栗山副住職より震災当時のご自身と家族の状況や、ボランティアとして携わっていた時の事など、メモをとりながら約2時間に渡って伺いました。その後、震災当時寒い避難所での動けない苦しみやプライバシーのない空間での苦痛を、座禅を通して体験。

福島にはメディアで取り上げられていない深刻で複雑な問題が多くあり、本当の意味での復興には時間がかかる。特に補償金の金額差によって心の距離ができてしまう問題が印象に残った。同じ県や地域にいても異なることから、一部を見て言い張るのではなく、「1人1人の今」を知ることが大事であると思った。

 

自分のイメージやメディアで取り上げられるがれき撤去などだけでなく、避難場所での出来事を聞いて、自分の想像を超えた辛い状況を知ると同時に、その様な所にいる方々がいるのを知っていたにも関わらず、なぜ自分はそこまで考えられていなかったんだろうと悔しい気持ちになりました。

 

長源寺の栗山さんにはお寺の和尚さんとしての立場から仏教の作法について学べたり、ボランティアとは何かという事を教えて頂いたりと、漠然と考えていたことを考え直すいいきっかけとなりました。

22時過ぎから約2時間に渡って、学生リーダーさんの進行で振り返り。一日を振り返っての感想を発表し、原発についてどう思うか等も話し合いました。0時終了。

振り返りミーティングでは、多角的な視点から問題を見ることと、感情論だけではなく、論理的に問題を見ることを学んだ。

問題を多角的に見ることの重要性や、他人に対して奉仕することの重要性などを、今まで以上に意識できるようになった。

 多くの人と交わり話す中で、福島の今と課題が見えたし、それに対して色々な人の気持ちに立って考えるという事の重要性を肌で感じました。

 

5月1日(4日目)

6時半からの朝食後、掃除を行い、8:20のバスにてオリーブハウスへ。

いわきオリーブプロジェクトの舟生さんの指導の下、オリーブ畑から植え替えをしたオリーブの苗木の根回りに、菌床バーク(堆肥)を散布する作業に従事しました。

お昼ご飯は、今回2度目となる、スカイストアのGakuvoオリジナル弁当。

有賀さんが、アツアツのコロッケと巨大シュークリームの差し入れをして下さり、舟生さん・有賀さんを囲んでにぎやかなお昼ごはんとなりました。

 

昼食後、寮に戻り掃除を済ませて14時半頃から振り返りへ。

学生達からは、この4日間を通して「足を運んだからこそ分かったことが沢山あった」「学びの多い4日間でした」「今回体験できたこと、思ったことなどを、これから外部に発信していきたい」などの感想がでました。

アンケート記入時間をとり、16時半ご本家にて有賀さんにお礼を伝えて、17時発のバスにていわきから東京へ。

予定通りの20:30過ぎに東京駅に到着し、笑顔で解散しました。

 

ボランティアで得られることは、無償だからこそ相手に対して与える事のできる影響力が大きいというのを知りました。無償だからこそ相手側もこちら側に何かを持って帰ってほしいと考えてくれることです。そのお陰で私たちが得られるはずの情報以上のものを現地の方は教えてくれましたし、心の距離も非常に近く、本当に温かく接して頂きました。

無償だからこそ、その人のために尽くしたいと思ってもらえるし、さらにそれに応えるためにこちらも熱心に活動に打ち込めるという相乗効果が生まれるという事です。

 

あの3.11から6年が経った今でさえ、実際に足を運んでみるとまだまだ爪痕は残っていることを知りましたし、これは普段の生活をしていては絶対に感じることの出来ない現実だなと思いました。

誰かから聞いたからとか、テレビで見たからとか、そういった理由で自己解決するのではなく、特に復興支援に関しては自分から現地へ出向いて、五感でその惨状を体験することが大切です。

 

ボランティアの意義を考え続けていた中で、今回Gakuvoのボランティア中に出会った方々は、首都圏の1学生でしかない私たちの話に熱心に耳を傾けて下さり、また、私たちを重要な復興や被害風化防止のカギとして捉えて下さっていました。その真実を知って、私は改めて“ボランティア”というのは自己満足だけでなく、受け入れて下さっている側にも何らかのお金では買えないメリットを生み出している事を学びました。

 

いわきの皆さん ありがとうございました。

157陣に参加した皆さん、引率の宮崎さん お疲れ様でした。

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