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学生ボランティア派遣

201711/07(Tue)
ボランティア活動レポート

チームながぐつプロジェクト第166陣 福島県いわき市行き 

期間:2017年10月20日~10月22日

場所:福島県いわき市

活動内容

1日目:オリエンテーション~高速バスでいわきへ(車内で夕食)~振り返り

2日目:朝食~オリーブプロジェクト~昼食~長源寺~夕食~入浴~振り返り

3日目:朝食~富岡町視察~浜風きらら(昼食)~掃除~

3日間の振り返りとアンケート記入~高速バスで東京へ(車内で夕食)~東京駅にて解散

 

太文字部分は、参加者が日程終了時に書いている報告書の中から抜粋したものです。 

※掲載した文章は全文でないため、ご本人の意図と若干異なる場合がございます。ご了承ください。

 

10月20(1日目)

オリエンテーション後、19時発の高速バスでいわきへ。

渋滞の為30分遅れでいわきに到着しました。

自己紹介と自己目標を発表後、今回お世話になる方々の紹介資料を確認し、0時頃に終了。

 

10月21日(2日目)

天気は雨。6時半からの朝食をすませて、バスにて約15分のオリーブ畑へ。

オリーブプロジェクトの舟生さんの指導の下、年に一度のオリーブの収穫に携わりました。

 

オリーブの性質や安全性、シンボル性などを全国どころか、いわき市内でも知られていないというのが現状である。また、オリーブを使った魅力的な商品を消費者に届ける仕組みがまだ確立されていないという問題もある。今後のPRやプロジェクトが拡大していくことで、被災地の農作物の風評被害を少しでも減らしていくことができるような魅力的な取り組みだと思うので、微力ではあるが、自分も周囲に伝えていきたいと思う。

お昼は食彩館(旧スカイストア)の「ガクボオリジナル弁当」で、特にオリーブパスタが好評でした。

午後からも作業を続け、収穫したオリーブの実の選別を行い、最終的な収穫量は3種類で約40kgになりました。

朝から夕方までオリーブ畑での作業でしたが、年に一度の収穫に携われてよい思い出になったようです。

 

17:30から長源寺の栗山副住職より震災当時のご自身と家族の状況や、長期に渡って携わっておられる災害ボランティア活動について詳しく伺いました。

 

地震が起き、福島原発が爆発してから放射線の測定結果を二週間政府が規制をかけて出さなかったと聞いて、国がそうすることに恐怖を覚えました。もう二つの原発が爆発していたら、福島に住めなくなっていたと初めて聞きました。

原発事故は半分が人災という話が心に響きました。

メディアで取り上げられた目立つ部分の災害による被害にばかり目が行ってしまっており、その他大勢のメディアで取り上げられない被災者については、知る機会もなかったのである。そういった人達の二次災害的な問題などについては、実際に被災者の方に話を聞かないと絶対に分からないことであるにも関わらず、復興を考える上では避けては通れない事柄である。

それらのことを今回知ったことで、相手の事情や立場に深く思いを巡らせることの大切さを学んだ。 

復興が進んでいる中で、6年の月日が流れたことで被災レベルによって同じ被災者で互いに心が傷ついているのに格差が生まれてしまって、それが原因で妬みが生じ、不仲になってしまっているという事を聞いて非常にショックを受けました。 

テレビで報道されていてもそれがすべてではなく断片的であること、また報道の情報が規制されて地域外の人にはもちろん、地域の人にすら伝わっていなかったことで、情報に格差が生まれてしまい、地域の人が最善の行動を取ることができなかったというお話を聞いて、これは非常に怖い話だと感じた。 

福島で、市から放射線の薬が39歳までの人に渡されて、40歳以上の人は貰えなくて、自分たちは死ねって言われているのか、同じ人間なのに貰えないという事があったそうです。とても残酷だと思いました。 

その後、震災当時寒い避難所での動けない苦しみやプライバシーのない空間での苦痛を、約15分間の座禅を通して体験。3時間の学びはとても貴重な時間となりました。

 

20時半から約2時間の自由時間(銭湯と夕飯)をとりました。

22時半より振り返り。オリーブプロジェクト・長源寺での活動を通して、思ったことや感じた事を発表。その後「被災地デイズ」の中から2つの質問に対して意見を出し合い、様々な角度から物事を考える必要性を確認し、明日足を運ぶ富岡町視察の情報共有をして0時に終了しました。

 

10月22日(3日目)

6時半からの朝食後、掃除を済ませJRいわき駅から竜田駅へ移動。

楢葉タクシー運転手目黒さんの案内で、ジャンボタクシー1台に乗り約3時間の視察へ。

前日に開通となった「富岡駅」では震災後の写真を見せながら20分程視察をしました。

1か月前まで見ることができた富岡駅近くの2階建てのアパートは取り壊し作業が始まり、見ることはできませんでした。

原発は、廃棄物の処理にはとても長い年月がかかる。環境の事を考えたらどう見ても良くない。しかし、そこには社会的な事がたくさんからんでいる。そういう文脈を見ると、原発をゼロにとたやすく言うことはできないと思った。原発や放射能は目に見えない、どんな仕組みか分からない、普通の人には身近なものではないし、不安はより一層深くなるのだろうと思う。しかしそれで町が潤うということは、そしてその選択を地域がすることは否定できることではない。問題なのは、そのリスクの開示と市民の同意なのではないかと思う。

 

6年経ってもがれきは無くなってはいるものの、元の通りになっていないという現実も知った。夜の森や帰還困難地域周辺、富岡あたりでは、雨のせいもあるかもしれないが人が全く見られなく、復興にはまだまだ時間がかかることも感じられた。

 

お昼は「からすや食堂」で、有賀さんが手配してくださった美味しい餃子と共に食べました。

その後の約1時間は浜風きららの会議室を開放して頂き、展示されている震災時の写真を見せて頂いたり、震災直後唯一残った神社を見に行ったりしました。

13時過ぎにいわきに戻り、掃除を行い、最後の振り返りへ。

午前中の富岡町視察を通して感じた事や、3日間の活動を通して思った事を一人ずつ発表。

その後熊本から参加してくれた学生からリアルな熊本地震の体験談や、地震後に自ら立ち上げたボランティア団体の活動内容、今後の備えについてのアドバイスなども聞くことができて、とても貴重な時間となりました。

震災から6年という事もあり、復興は驚く程進んでおり、住める環境も整っていた。ただ、人が少なかった。

環境の復興は進んでも、本当に元の状態に戻るにはまだまだ時間がかかると思った。

 

震災から6年経ち復興が進んでいるものの、被災した人々の心の不安はこれからも続くことに気付かされた。

今回ながぐつプロジェクトに参加し自分の中で一番感じたことは、何事も自分の物差しだけで判断してはいけないという事です。今回風評被害やメディアによる誤った情報操作などがある危険性を知ったことで、自分で考えることの重要性や、他者に耳を傾けそれを自分の中で整理することがどれだけ大事なことか気づくことができました。

いつ起きるか分からない天災に備えておく重要と、そして日頃から気にしていた「人の気持ちを汲み取る」を更に意識して、今後またボランティアに参加した際や、自分が被災側になった際に役立つと考えます。

 

21時過ぎに東京駅に到着し、笑顔で解散。

いわきの皆さん ありがとうございました。

166陣に参加した皆さん、引率の宮崎さんお疲れ様でした。

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