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大学との協働プログラム

201711/24(Fri)
プログラムレポート

法政大学ボランティアセンター 熊本県益城町での活動 第2次隊 ~震災から時間が経った熊本で学生が学んだこと~

Gakuvoでは今年度から法政大学と協働事業として熊本県益城町の仮設団地での活動を展開しています。
9月30日(土)~10月1日(日)の第2次隊では、2つの仮設団地で、子ども向けの企画と大人の方たちとの共同作業を行いました。
第1次隊の活動報告(Gakuvoでの報告ページ)
第2次隊の活動報告(法政大学での報告ページ)

第2次隊の活動を通して、学生が何を学んだのか、学生自身に振り返ってもらいました。

1.木山仮設団地

人との繋がりを感じた活動であった。木山仮設住宅では、前回もイベントに来てくれた子供達が私たちに会いに来てくれた。子供の方から、覚えてる?と声をかけてきて、打ち解ける時間は必要なかった。そして、前回はあまり話すことができなかった大家族のお姉さんと沢山話ができ、小さな子だけではなく、中学生、高校生に対する支援の形はどんなものがあり、どんなことができるのか考えさせられた。また、団地内に住む大人の方からお話を聞く。コミュニティを作る難しさを感じたが、話をするだけで楽しんでいただけることを感じ、学生にできる支援はまだあると思つた。これは被災地だからという訳ではなく、良い意味で特別扱いはいらないということなのだろう。今後は、伺ったお話を東京でも活かせる活動をしたい。
(社会学部2年)

継続的に支援を行うなかで、住民の方々や子供達との距離が自分の中でより近づいた気がする。住民の方に震災当時の話から、現在の日常的な話を伺った。自分たちの身にいつ何が起こるかわからないという怖さを感じた。それと同時に、自然災害に備えて熊本地震をはじめ、過去の災害時の様子について学び、それをどう活かすか自身で考えねばならないと改めて思った。
(社会学部2年)

2.上辻仮設団地

今回の支援では、初めて高齢の方々との交流の場があり、新しい視点で学ぶことが多かった。子供たちとも多くふれあい、私達も笑顔が耐えなかった。震災時の話や、仮設住宅での暮らしの話、子供と年配の方でまた違った見方でとても興味深かったし、勉強にもなった。
しかし、彼ら彼女らの笑顔の裏にある苦悩、痛み、乗り越えた辛さは計り知れないものだろう。恐ろしい震災、大切な人や場所との別れは、突然に明日起こりうるかもしれない。非被災者である我々がいつも心に留めていなければいけない教訓である。
おばあちゃん達の心のこもったオニギリ。そしてお別れの握手と、子供たちとのハグは二度と忘れられないものになった。
(現代福祉学部1年)

今回、初めて上辻団地で、住民の方主催の郷土料理イベントに参加させていただいた。住民の方々の連携や準備の手際の良さ、温かい歓迎を受け、自分たちの支援プログラムに活かしたいと感じた。仮設住宅ら隣り合ってきて、挨拶などの近所付き合いが多いと思っていたが、生活リズムの違いなどから意外にも、あまり交流がないという。イベントに参加する人もほぼ同じメンバーだそうだ。地域のコミュニティに関する問題は仮設だけでなく、高齢化の進んでいる地方や郊外などの問題にも共通すると思うので、今後どうすべきか考えたい。
(社会学部2年)

3.ふたつの仮設団地を比較して

前回、今回の熊本の活動の中で、私は熊本と自分の大学の多摩キャンパス周辺地域とを比較しながら活動してきた。一番気になったのは、地域コミュニティに関することである。災害時に助け合うことができるのは、ご近所さんなど自身の周りのコミュニティであるはずだ。隣に住んでいるのはどんな人か、お年寄りなのか、小さい子がいるのか、障がいを持った方なのか、知っていれば助け合える場合でも、知らなければなかなか行動に移せないのではないか。私の暮らす地域は熊本に比べ、確実にコミュニティの繋がりが薄いと感じる。繋がりの薄さは、地域の不安要素となるだろう。私は熊本で学んだことをしっかりと東京に持ち帰り、学生が暮らす地域であるという特色を生かした地域防災への取り組みを通じて、これから同じ学生や地域に発信していきたいと思う。
(現代福祉学部1年)

私が今回の活動で一番感じたことは支援のあり方が仮設住宅で暮らす方々の意識や行動に大きな影響を与えるのではないかという事だ。活動は多くのボランティアが来る規模の大きな仮設住宅とボランティアの少ない規模の小さな仮設住宅で行った。前者には非営利の公益団体による支援が常にあるのに対し、後者は住民の方のみで自治を行っている。両者を比較すると、私には住民の方のみで自治を行っている仮設住宅の方からみんなで協力して自分たちの暮らしを良くしていこうという意識がより強く感じられた。支援が少ないからこそ住民同士の絆が強くなっているのではないだろうか。ただ住民の方と楽しく交流できたという思い出だけではなく、現在の被災地で本当に求められている支援はなんなのか今一度考える必要があると感じた。
(現代福祉学部1年)

(文責:法政大学多摩ボランティアセンター学生スタッフ チームたまモン)

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