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学生ボランティア派遣

201712/07(Thu)
ボランティア活動レポート

チームながぐつプロジェクト第168陣 福島県いわき市行き活動報告

期間:2017年11月17日~11月19日

場所:福島県いわき市

活動内容

1日目: オリエンテーション~高速バス でいわきへ(車内で夕食)~振り返り

2日目: 朝食~オリーブプロジェクト関連の農作業(昼食)~長源寺~夕食・銭湯~振り返り

3日目: 清掃~朝食~富岡町視察~からす屋食堂(昼食)~浜風きらら~寮の清掃~4日間の振り返りとアンケート記入~高速バスで東京へ(車内で夕食)~東京駅にて解散

 

太文字部分は、参加者が日程終了時に書いている報告書の中から抜粋したものです。 

※掲載した文章は全文でないため、ご本人の意図と若干異なる場合がございます。ご了承ください。

 

11月17日(1日目)

オリエンテーション後、東京駅へ移動し19時のバスでいわき駅へ。

15分遅れでいわき駅に到着し、明日以降の役割分担とミーティングを行い、終了後移動して就寝しました。

 

11月18日(2日目)

朝食、片付けをすませて出発し、いわきオリーブへ。

途中、川沿いの公園にあるモニタリングポストを見に行きました。

9時から作業を開始。

作業は、いわきオリーブガーデンでチューリップの球根を植えました。

作業後オリーブハウスに移動の途中、舟生さんがオリーブプロジェクトの畑を案内しながら、土壌や育て方の違いでオリーブの木の成長過程が大きく異なる様子を解説して下さいました。

その後オリーブハウスにて、大きな棚などの家具類を壁際に片付ける作業をしました。

午前中でこの作業を一段落させ、いわきオリーブガーデンの店舗に戻りGAKUVO特製弁当で昼食。

昼食のあとの昼休みに焼き芋をご馳走になりながら「東日本大震災の爪痕」というパネルを拝見し、松崎さんとお話をしました。

午後はオリーブハウスに戻り、鉢の植え替え作業をしました。

途中休憩を挟み、作業後掃除をしてオリーブプロジェクトの作業を終了しました。

舟生さんはオリーブを通してボランティアに来てくれる人たちと様々な交流ができるということは、想像もしなかったし、楽しいと言っていたことは大変印象に残った。

実際に被災して、辛い経験をして来ているにも関わらず、そのようにポジティブに物事を捉えて、前向きに生きているという事は、自分にはできないし、たくましいと感じた。 

その後舟生さんの車で移動し、長源寺へ。

栗山さんより、震災当時のボランティアセンターや避難所での活動から始まり、メディアの報道の話などについてお話を伺い、その後震災当時の寒い避難所での動けない苦しみや、プライバシーのない空間での苦痛を、坐禅を通して体験しました。

復興はゆっくりであっても事態を受け入れて自分と向き合っている傾向があるのかなという、プラスのイメージがあった。しかし、時間が経過したからこそ浮き彫りとなったお金の格差の課題を知った。やはり、良い面にはスポットが当たり情報が入るが、課題には声を大にして伝えることが難しい為、実態が上手く伝わらないと感じた。

 

自分がボランティアに参加する前は、マスコミの報道 = 被災地の状況だと考えていた。しかし栗山さんの話を聞くと、マスコミは視聴率のことしか考えていないし、国にも制限されることがあると知った。被災地に行った事がない人は、メディアを通してでしか現場の状況を知ることができないため、本当にメディアの与える影響の大きさというのを実感したし、それだけ影響を与えるメディア自身も何を一番にするかであったり、何のために伝えるのかというのを考えるべきだと感じた。

長源寺を後にしていわき駅に移動し、夕食・銭湯の後、振り返りミーティングを行い、就寝。

 

11月19日(3日目)

朝食をすませ清掃をし、少し時間があったので皆で新聞を見てこれから行く場所の線量を確認し、出発。

7時50分のJRで富岡駅に移動し、タクシーで視察を開始しました。

原発付近を訪れた印象として、不自然にきれい過ぎるという感じを抱いた。震災当時に比べて建物は新しく作り直されているが、人が戻って来ていないからで少し異様な感じがした。

 

山積みになった放射性廃棄物があちらこちらで見られ、あれほど危険だと言われたものが、こんなにも生活の近くにあるのが信じられませんでした。時間が経ってボロボロになった廃棄物からは高い数値の放射線量が観測されたと聞き、それが今自分の目の前にあると考えた時、初めて怖いと感じました。

立ち入り禁止が解除された区域では、当時を思い出したくないと戻らない方が多かったり、補助金が貰えるから居住するが、支給がないとここにいるか分からないという方もいると伺った。悲しい気持ちになったが、その中でも誰かが地元に対する想いや安心感をまだ持っているのではと思い、実はどこかで元の生活を求める方もいるのではと感じる。 

からす屋食堂にて昼食。

食事後、浜風きららの店舗を少し見たあと、浜風きららの商工会の会議室で高木さんのお話を伺いました。

その後全員で記念撮影をして海流焼きを購入し、いわき駅に移動後、寮に戻りました。

掃除を全員ですませて、休憩を挟み最終の振り返りミーティングを行いました。

18時の高速バスに乗り帰京。

ほぼ予定通りに東京駅に到着し、解散しました。

今回伺った話の中で、被災者の方々が私たちボランティアに求めていることは、情報の共有であることだと分かりました。私たちができることはたくさんあります。それは被災者のニーズを考えてから実行すべきですが、思っていたよりずっと簡単で単純なことです。情報発信のような小さなことでも、つながればやがて大きな支援となります。

 

この3日間、たくさんの方が包み隠さず、震災当時の状況やご自身の心境を教えてくださいました。私たちがまだまだ知り得ないような辛い経験をされてきたと思いますが、それを詳しく、また前向きに、時には笑って話して下さったのは、やはり皆さんの中に風化させたくないという強い思いがあったからだと思います。

栗山さんの「自分達は忘れられたのだろうか」という言葉がとても印象的でした。最近では震災についての報道は減ってきて、あたかも復興が進んでいるかのように思われるかもしれませんが、実際にはまだまだ復興までは遠く、また、思っていたより時間がかかっているように見えました。

 

いわきの皆さん ありがとうございました。

168陣に参加した皆さん、引率の小寺さん お疲れ様でした。

 

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