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学生ボランティア派遣

201712/15(Fri)
ボランティア活動レポート

チームながぐつプロジェクト第169陣 福島県いわき市行き活動報告

期間:2017年12月1日~12月3日

場所:福島県いわき市

活動内容

1日目:オリエンテーション~高速バスでいわきへ(車内で夕食)~ミーティング

2日目:朝食~オリーブプロジェクト(昼食)~長源寺~入浴~夕食~振り返り

3日目:朝食~掃除~富岡町視察~浜風きらら(昼食)~宿泊先の掃除~

3日間の振り返りとアンケート記入~高速バスで東京へ(車内で夕食)~東京駅にて解散

 

太文字部分は、参加者が日程終了時に書いている報告書の中から抜粋したものです。 

※掲載した文章は全文でないため、ご本人の意図と若干異なる場合がございます。ご了承ください。

 

12月1日(1日目)

オリエンテーション後、19時発の高速バスでいわきへ。

いわき到着後、自己紹介と自己目標を発表し、今回お世話になる方々の紹介資料を確認した後、明日からの全体の目標を決め、宿泊先に移動して就寝しました。

 

 

12月2日(2日目)

朝食後、バスでオリーブ畑へ。

オリーブの木に支柱をたてる作業に携わりました。

2つの班に分かれて、老朽化した支柱を外して、新しい支柱を立てていきました。

慣れない作業で最初は戸惑っていたようですが、舟生さんの丁寧な指導の下、学生同士で声を掛け合いながら協力して作業をしました。

お昼はオリーブパスタ入りの「Gakuvoオリジナル弁当」+有賀さんから頂いた、炭火串焼きクウカイで立ちあげている「いわき養鶏」のいわき潮美卵をゆで卵にして持参。お弁当を届けて下さった、いわきオリーブプロジェクト松崎理事長さんのお話を伺いながら、和やかな昼食となりました。

 

福島の人は前向きでとても強い。これは、人との繋がりを大切にする福島の方々から感じた。オリーブプロジェクトでは1人1人と話し、私たちの将来の夢にまで耳を傾けてくれた。お話しではマイナス思考な考えが見受けられなかった。話をしないだけだったのかもしれないが、それよりも真っすぐで淡々と頑張ろうという強い意志を感じた。

 

午後からは、支柱を立てる班と敷地内にある大きな木の枝切り班に分かれて作業をしました。

(支柱を立てる班)

(枝の伐採班)

(ご指導いただいた舟生さんと)

自分達は5人グループで行っても大変だった作業を、ご指導していただいた舟生さんはいつも一人で行っていて、人手が足りないが雇えるほどの売上もまだないと言っていて、ボランティアの必要性を感じた。

17時から長源寺にて栗山副住職より、震災当時のご自身と家族の状況や、長期に渡って携わっておられる、災害ボランティア活動について伺いました。

その後、震災当時寒い避難所での動けない苦しみや、プライバシーのない空間での苦痛を、約15分間の坐禅を通して体験。無心になることの難しさ、震災当時、避難所での被災者の辛さを感じたようでした。

 

震災当時は、水を確保するのに一所懸命だったということを聞いて、当たり前にあったものや、使えていたものを失う苦しみは、計り知れないものだと改めて思いました。

 

私はここに来るまで東京電力に対してあまりいいイメージを持っていなかった。現地の人々も絶対東電のこと、恨んでいるんだろうなと思っていたけれど、実際は違った。東電が原発を建てたことにより、地域経済が活気づき、雇用が生まれ、建造物が建てられ、人々が移り住んでゆく。そういった恩恵があるから今の私たちがいる。そう考えている人も中にはいると知って、1つのことを一方通行から考えてはダメなんだなと。こっち側から思う考え方があるならば、必ず向こう側にも思いがある。様々な立場から物事を考えていかなくてはいけないんだなと思った。

東京電力から避難している人に対して莫大な補償金が支払われていることで、避難先の住民との間でトラブルが起こっていることを知り、お金で解決することは良い手段とは言えないのだと思いました。

座禅終了後、栗山副住職さまのお子さんと交流することもできました。(娘さんがフラを習っているとの事。学生の中にもフラのサークルに入っている学生がおり、来年2月、いわきで開催されるフラのイベントでの再会を約束していました)

 

20時過ぎから約2時間の自由時間(銭湯と夕飯)の時間をとりました。

22時半より振り返りをし、23時半に終了。

 

12月3日(3日目)

朝食後、掃除を済ませ、JRいわき駅から富岡駅へ移動。

楢葉タクシーの運転手、目黒さんと室井さんの案内で、ジャンボタクシー2台に乗り約2時間半の視察へ。

パトカーの碑では、有賀さんが準備をして下さったお線香を持参し、全員で手を合わせました。

運転手さんのお話を聞いて、富岡町のインフラが整備されきっていないことで、住民が1割しか帰って来ていないということや、原発が絶対悪いというわけではなく、恩恵を受けているという事実を聞いて、物理的にも復興しているわけではないし、様々な考え方があることを痛感した。

 

パトカーの碑やつめ跡の残っていた場所を巡って、生々しい当時の震災の様子が想像できました。車の中でしか見れない場所や、帰宅困難地域もいたる所にあり、復興はまだ道半ばであることを再認識しました。

 

自分らが住んでいる町と同じきれいな青空と紅葉があって、キレイだなあと思っていたが、町の中に入っていくにつれて、人が全然いないことに気付き、初めて7年前のままの状態の車や家を見て、まだ復興が追いついていないことを自分の目で見れた。

 

瓦礫は撤去されたりと見た目は少しずつ元の生活が送れるようになってきているように思えますが、目に見えない精神的な面は、まだまだ解決していかなそうだなと感じました。

 

 

11時すぎに、浜風きららに到着。運転手の目黒さん室井さんに感謝の気持ちを伝えて、その後昼食。

今回、人数が多いので2つに分かれ、男子学生は「からすや食堂」を利用し、女子学生は「福や」さんの海竜焼(久ノ浜から化石が発掘された海竜フタバスズキリュウの形のたい焼き)などを食べました。

浜風きららの代表高木さんが、ガクボのビブスに気づき、学生達に声を掛けて下さる一面もありました。

13時より、宿泊先の掃除を行い、最後の振り返りへ。

午前中の富岡町視察を通して感じた事や、3日間の活動を通して思った事を一人ずつ発表。

その後、アンケート記入と自由時間。

 

津波で流されたりした所でも、常に冷静でいることでじぶんが動く道が理解できる。行政もあの大きい地震が来るとパニックになるため、その動きに冷静で正しい情報を取り入れることが大切だと思った。

 

今回の活動では現地に行かないと分からないことが多くあった。私は、東北で起きた地震、亡くなった人、被災者の思いを無駄にしたくない。未来につなげる必要がある。神戸、新潟、東北、熊本など日本の各地で災害が起き、被害が出ている。それにもかかわらず、我々はどこか他人事のように扱う。それでは災害が起きた時、上手く対処することはできないだろう。今回学んだことを家族や友人に伝え、そして未来につなげたい。日本中が笑うことのできる素敵な日本を目指したい。

 

この3日間で正解の見つからない問題にはたくさんぶつかった。その中で私は自分のことに置き換えて考えてきた。もしもの立場を幾度となく考えてきたけれど、福島の人ほど心の余裕を持てなかったように感じる。

 

栗山さんの話を始め、目黒さん、室井さん、舟生さん、松崎さん、話しかけて下さった現地の方の全てのお話を聞くたびに、自分がいかにあらゆるものがそこに存在していることの感謝を忘れていたかを、心の底から思い知った。

 

言葉を失った。街が呼吸していないように思えた。初めて富岡駅に降り立った時そう感じた。まだまだ被災地は復興していない。実際に現地に行って、生の声を聞いたり、被災地に実際に足を踏み入れることで、東京では感じることのできないたくさんの感情を感じることができた。ここには7年前まで1人1人に大切な人生があり、それがずっと続くと思っていた人々の大切な故郷なのだ。決して忘れられてはならない。

 

ボランティアについては、当初「活動をする」ことを言うのだと思っていました。しかし、それだけではなく「知る」ことや「聴く」こともボランティアであるということを活動を通して知ることができました。

 

18時、東京行きのバスに乗り、予定よりも少し早く東京駅に到着し、解散式をして笑顔で解散しました。

 

いわきの皆さん ありがとうございました。

169陣に参加した皆さん、引率の宮崎さん お疲れ様でした。

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