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学生ボランティア派遣

201712/26(Tue)
ボランティア活動レポート

チームながぐつプロジェクト第170陣 福島県いわき市行き活動報告

期間:2017年12月15日~12月17日

場所:福島県いわき市

活動内容

1日目: オリエンテーション~高速バス でいわきへ(車内で夕食)~振り返り

2日目: 朝食~オリーブプロジェクト(昼食)~長源寺~入浴~夕食~振り返り

3日目: 掃除~朝食~富岡町楢葉町視察~からす屋食堂(昼食)~浜風きらら~3日間の振り返りとアンケート記入~宿泊先の掃除~高速バスで東京へ(車内で夕食)~東京駅にて解散

 

太文字部分は、参加者が日程終了時に書いている報告書の中から抜粋したものです。 

※掲載した文章は全文でないため、ご本人の意図と若干異なる場合がございます。ご了承ください。

 

12月15日(1日目)

オリエンテーション後、東京駅より19時のバスでいわき駅へ。

到着後、自己紹介・役割分担等のミーティングをし、就寝しました。

 

12月16日(2日目)

朝食後バスでオリーブ畑へ。

いわきオリーブプロジェクトの舟生さん指導の下、オリーブの木の根元に肥料を撒き、柔らかく砕いた土をかけ、さらに石灰を撒く作業を手分けして行いました。

延々と一輪車で土をかぶせていく作業はなかなかの重労働で、暖かな日差しで風もなかったので、寒いどころか汗ばむほどでした。

エンジンをかけて農具で土を砕く作業等は、初めての体験で戸惑いながらも、交代で楽しみながら進めました。

午前の休憩後、有賀さんがお煮しめとシュークリームの差し入れを持ってきて下さいました。

また、いわきオリーブプロジェクト代表の松崎さんは、2回目の参加学生に声を掛けてくださいました。

お昼はオリーブパスタ入りの「Gakuvoオリジナル弁当」と有賀さんから差し入れのお煮しめをいただきました。

午後も引き続き同じ作業をしながら、刈り払われた枝を片付けたり、地面の凹みに一輪車で土を埋めたりしました。

後半少し疲れてきたようでしたが、午後の休憩の際に有賀さんから差し入れの大きなシュークリームをいただき、16時過ぎ無事に作業を終えました。

(いつも温かく迎えてくださるいわきオリーブプロジェクトの舟生さんと)

その後タクシーで長源寺へ移動し、副住職栗山さんより震災当時のボランティアセンターや避難所での活動などのお話を伺った後、寒い避難所での動けない苦しみや、プライバシーのない空間での苦痛を坐禅を通して体験しました。

栗山さんから多くのお話を聞きましたが、一番興味深かったことは「同事」という言葉です。相手の気持ちを思いやる、相手の気持ちになるという意味です。ボランティアや被災地に行くのであれば、同事を持つべきである事を学びました。

 

「メディアは一部しか伝えてくれない。だから実際に見て、感じてほしい」という内容があった。以前被災地に行ったことがあったが、続けて行かなかったことでその時に感じたものは薄れてしまっていた。メディアを通してしか見れなくなってしまっていたということに今回気づくことができて、改めてメディアの情報を鵜呑みにしてはいけないと痛感した。

 

長源寺を後にし、銭湯へ向かい、入浴後有賀さん、松崎さんと食事。

途中から蔵元の四家酒造の四家さんも加わり、震災当時の大変貴重なお話などを聞かせていただき、とても有意義な時間となりました。

被災者の方の中にも、強い方もいれば本当に悩んでいると前に出てくることも難しく、助けての声も出せない弱い生活弱者の声も聞き逃さないように、前に出て来て下さる被災者の声を聞いた上で、裏側も忘れないようにしなければならないと感じた。

 

次の日の予定の確認と振り返りのミーティングを行い、就寝。

 

12月17日(3日目)

清掃後、朝食をとり、出発。

楢葉タクシー目黒さんと室井さんの運転する2台のジャンボタクシーに乗り、視察へ。

放射線が高い地域、帰宅困難地域の目には分からない境界線がそこにあることを、自分の目で確認できたということも、大きな影響を受けました。原発反対ということを簡単に言えるわけではないということを今回身に染みて感じたからこそ、人と自然が生きていく世界をどのようにしたいか考え直す必要があると思いました。

 

震災から6年経った今、瓦礫などなく街はきれいだったが、人が全然いなかったり、放射線のせいで立入禁止区域があったりと、テレビだけではわからなかった衝撃を受けると同時に、まだまだ続いているのだと思いました。

福島の人は原発はいらないと思う人ばかりだと思ったのですが、意外とそうは思わない人もいるという事も新しい発見でした。やはり原発いる、いらないは難しい問題だと思いました。

 

マスコミなどの媒体で元々感じていたのは、何年も経っているのだから復興住宅はもちろん、地震の爪痕はほぼないと思っていました。実際に行ってみると、見た目は私たちの街と同じでしたが、よく見てみると、人はほとんどいなくて、お店、アパートはあるけど誰もいない、開いていない、家は取り壊す途中などの光景もありました。想像とあまりにも違っていて驚きばかりでした。

 

久之浜到着後、からすや食堂で昼食。

その後、浜風きららの店舗を少し見学し、スローデイズカフェでコーヒーを飲みながら久之浜の被災時のDVDを見せていただき、高木さんからお話を伺いました。

久之浜からさきほどDVDで見た旧6号の道路を見ながらいわき駅に移動し、いわきオリーブ近くの公園のモニタリングポストについても触れ、寮に戻りました。

14時より全体で振り返りミーティング。

ミーティング終了後、松崎さんがお時間を取って下さっていたので、1階でりんごと焼き芋をいただきながら買い物兼お話の時間となりました。

その後、清掃を済ませいわき駅に移動し、夕食やお土産を購入後、18時の高速バスで帰京。

ほぼ予定通りに東京駅に到着し解散しました。

 

2度目の参加ですが、前回のメンバーとは当然違う動機や視点を持って参加したメンバーと被災地を見て被災者の言葉を聞くと、また新たな気付きがありました。今回の活動を通して、目に見える形で復興が進んでいて、その影響か被災者の方の表情が前回より明るく感じました。

 

メディアでは、復興はかなり進んでいると報道していたが、一部ではまだまだ多くの人が苦しんでいる状況にあるんだと悲しい気持ちになった。この現状を理解している人は多くはいないと思う。報道を鵜呑みにしている人が多く、私もその一人だったが、こうして自分が体験したことを周りの人に伝え、震災を忘れさせてはいけないと強く思った。 

 

現地の人の話を聞いて共通する話は、伝えることが難しいという事です。これから次の世代にどう伝えるか、現地のことを知らない人にどう伝えるか、一番難しいことだと聞きました。しかし、大きいことはできなくても、小さいことをコツコツやっていけば、きっと後世にも、今知らない人にも伝わるんじゃないかと思います。

 

今回いろいろな方のお話しから、当時の状況や、変化、未来への望みの中に“学生に知ってもらいたいこと”“知ってもらいたくないこと”“言ったこと”“言わなかったこと”“言えなかったこと”が同時に存在しているように思いました。“見えるもの”だけでなく、表れていない“見えないもの”を同時に知ることが“想いを汲み取ること”であると考えました。

 

いわきの皆さん ありがとうございました。

170陣に参加した皆さん、引率の小寺さん お疲れ様でした。

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