1. HOME
  2. 学生ボランティア派遣
  3. ボランティア活動レポート
  4. チームながぐつプロジェクト第171陣 福島県いわき市行き活動報告

学生ボランティア派遣

201802/21(Wed)
ボランティア活動レポート

チームながぐつプロジェクト第171陣 福島県いわき市行き活動報告

期間:2018年1月12日~1月14日

場所:福島県いわき市

活動内容

1日目: オリエンテーション~高速バスでいわきへ(車内で夕食)~ミーティング

2日目: 朝食~オリーブプロジェクトの農作業(途中昼食)~長源寺~入浴・夕食~振り返り

3日目: 朝食~楢葉町・富岡町視察~浜風きらら・からす屋食堂(昼食)~浜風きららにて高木さんのお話~3日目の振り返り~3日間の振り返りとアンケート記入~高速バスで東京へ(車内で夕食)~東京駅にて修了式後解散

 

太文字部分は、参加者が日程終了時に書いている報告書の中から抜粋したものです。 

※掲載した文章は全文でないため、ご本人の意図と若干異なる場合がございます。ご了承ください。

 

1月12日(1日目)

オリエンテーション後東京駅へ移動し、19時のバスでいわきへ。

到着後、自己紹介と役割分担を行い、翌日の行動を確認。

 

1月13日(2日目)

朝食を済ませ、いわき駅よりバスでオリーブ畑へ。

二班に分かれ、一班は土手の崩止めを外し溝を埋めて均す作業、

もう一班は全般的なオリーブの木の周りの整地を行いました。

お昼は、オリーブパスタ入りの「Gakuvoオリジナル弁当」をいただきながら、お弁当を持ってきてくださったいわきオリーブプロジェクト代表の松崎さんに自己紹介をしました。

午後も引き続き全員で同じ作業をしていく中で、チームワークも出てきて良い雰囲気でした。

16時すぎに無事作業を終え、その後はタクシーで長源寺へ。

栗山さんより、震災当時のボランティアセンターや避難所での活動のお話を伺い、その後震災当時の寒い避難所での動けない苦しみや、プライバシーのない空間での苦痛を座禅を通して体験しました。

今回現地の方々からお話を伺い、特に印象的だったのは被災地の内部でも格差が起こっているということだ。それは災害による補償金をもらえる地域ともらえない地域があること、ほんの少しの放射線量の違いで、行政により振り分けられた帰宅困難区域か解除区域かの差があるということだった。

この活動で衝撃的であったのは、被災者と非被災者の関係だけでなく、被災者同士の意見の食い違いや対立も存在している事実があるという事です。例えば、被災者への補償内容の差であったり、避難所での個人のスペース侵害による対立など、被災者にしか感じることのできない問題が数多く存在しています。 

賠償金や帰郷の問題が復興のネックになっているという人や、自らの事業を案ずる人、もっと現状を知ってもらいたい人、経った7年は全員同じだが、流れた早さや動きだしたタイミングは異なるのだと強く感じました。そしてその差はこれからも広がっていき、軋轢を生じてしまうのではないかと予想できます。

 

入浴後、食事をとりながら有賀さん、松崎さんとお話をしました。

次の日の確認と振り返りのミーティング、就寝しました。

 

1月14日(3日目)

朝食を済ませ出発。

富岡駅より楢葉タクシー目黒さんの運転するジャンボタクシーと室井さんの運転する普通タクシーで視察。

帰宅困難地域に高齢の方が帰省しても、生産性がないという話が出たが、私は物理的な生産面から見るのではなく、社会的な生産面から見てみると、逆に長所かなと思いました。高齢の方は話すのも聞くのも好き、地域のコミュニティの場を限ることでそこに人が集中し、輪は広がっていくと思うし、更にその場を商業化させることも重要かと思いました。高齢者が耳を傾けてあげる傾聴ボランティア的なことにもつながると思います。

 

タクシー運転手の目黒さんが今したいことは、福島への偏見を持つ人が考えを改めることだそうです。

私が被災地で出来ることは“ない”と感じました。同時に、帰った時や十年後、二十年後にできることがあるのだと感じました。

 

福島で被害が大きかった地域は私にとってとても衝撃的でした。気が付いたら目の前に柵があって先は見えているのに、見た目では何も変わらないのに立入禁止区域になっている。確かにニュースで見て知っていたのに、突然言葉が出なくなったし、怖くなりました。

 

被災地が抱える問題は、そもそも被災地の人の間でも考えていることが異なり、互いにバッティングしていることにあると感じるようになりました。同じ復興を志すグループ内での乖離があると、どれだけ良いアイデアを思いついたりPRを行っても、良い方向に進むのは難しいのではないかと思います。そこで私たち外部のボランティアサイドとしては、協議の場を設けたり、意志疎通を行う上での仲介役となり、両グループが協調して同一の目標を設定出来るようにすることが、現在一番取り組むべきことではないかと思います。

 

一番衝撃だったことは、被災者とボランティア側の支援の形が異なるということ以前に、被災者同士での考えのズレがあったということです。活動をする上での優先順位、お金面、人手不足面に関する進め方が食い違い、そこがうまく折り合わないことには先に進めないと考えます。

 

昼食は、浜風きららの2軒の食堂と、からすや食堂に分かれて行きました。

食事を終えて浜風きららの店舗を少し見た後、スローディズカフェでコーヒーをいただきながら高木さんのお話を聞きました。

何事も、何もしなければ何も起きないと高木さんが言っていて、結果が出ないからあきらめてしまうと、可能性はゼロに近づくし、マイナスにさえなることもある。だが、続けていれば結果はゼロにはならないし、見ている人には何らかの形で伝わると思う。

 

今回触れた地域の問題は、いずれ新たな局面を向かえられるように思う。一方で目立つのは、原発からやや離れた地域の「風評被害」とされる問題だ。

 

その後、希望者が予め注文した海竜焼きを購入し、いわきに戻り振り返りを行いました。

清掃を行った後、いわき駅に移動し夕食やお土産を購入して、18時の高速バスに乗り帰京。

ほぼ予定通りに東京駅に到着し、証明書を授与して解散しました。

いわきの皆さん ありがとうございました。

171陣に参加した皆さん、引率の小寺さん お疲れ様でした。

一覧に戻る

PAGETOP