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学生ボランティア派遣

201809/04(Tue)
ボランティア活動レポート

チームながぐつプロジェクト第183陣 福島県いわき市行き 活動報告

期間:2018年8月17日~8月20日
場所:福島県いわき市
活動内容:
1日目:オリエンテーション~高速バスでいわきへ~長源寺~入浴~夕飯~振り返り
2日目:朝食~富岡町視察~浜風きらら(昼食)~いわきららミュウ見学~入浴~夕飯~振り返り
3日目:朝食~海まち・とよまパークフェス イベント手伝い(昼食)~入浴~夕飯~振り返り
4日目:朝食~いわきオリーブプジェクト(昼食)~宿泊先の掃除~4日間の振り返りとアンケート記入~高速バスで東京へ(車内で夕食)~東京駅にて解散。

 

太文字部分は、参加者が日程終了時に書いている報告書の中から抜粋したものです。 

※掲載した文章は全文でないため、ご本人の意図と若干異なる場合がございます。ご了承ください。

 

8月17日(1日目)

オリエンテーション後、13時半発の高速バスでいわきへ。

 

 

いわき到着後、長源寺にむかい、栗山副住職より、震災当時のご自身と家族の状況や、長年に渡って携わっておられる、災害ボランティア活動について伺いました。

 

 

住職としての想い・家族を持つ父親としての想い・自らも被災者であった中で被災地支援に向き合った想い・これからもいわきで生活する市民としての想いなど、1時間半にわたって伺いました。

 

栗山さんのお話をきいて、震災時の防災知識、原発への知識の乏しさ、当時のボランティアセンターの大変さなどあまり考えてもみたことがありませんでした。寄り添うことの困難さもとてもよく分かったと同時にそれでもあきらめず、その人の気持ちを分かろうとすることの大切さも学びました。

 

最後に、震災当時、寒い避難所での動けない苦しみや、プライバシーのない空間での苦痛を、約15分間の座禅を通して感じました。

 

 

 

夕飯と銭湯をすませて、22時過ぎより振り返りへ。

 

 

自己紹介、自己目標の発表などを経て、最後に今回お世話になる方々の紹介資料と、明日の富岡視察の資料に目を通して、ミーティングを終了しました。

 

8月18日(2日目)

 

 

 

 

朝食をとり、掃除を済ませ、JRいわき駅から富岡駅へ移動。

 

楢葉タクシーの運転手の方2名の案内で、約2時間半の視察へ向かいました。

 

パトカーで避難誘導中に津波に流された2名の警察官についてのお話と、実際のぐちゃぐちゃにつぶされたパトカーには圧倒されました。その中でも、まだ見つかっていない警察官のお母様が「自分の息子は行方不明者全員が発見されたら帰ってくると信じている」とおっしゃったというお話は彼の勇敢さと偉大さを物語っていました。

あんなにパトカーが壊れるまで佐藤雄太さんたち警察官の方達は住民の方に避難を呼びかけていたことは本当に素晴らしく、感動しました。しかしそれと同時に、もし自分が佐藤さんの家族や友達だったらと考えると、とても悲しくなりました。想像しただけの私ですらとても悲しくなったので、実際のご家族やご友人の方達の悲しみは計り知れません。佐藤さんの様な勇敢で正義感のある、素晴らしい人の存在と戸波の恐ろしさがたくさんの人に伝わり、佐藤さんが発見されることを心からお祈りしようと思いました。

 

 

 

夜ノ森では、道路一つで線引きされ、未だ住めない地域には柵が張られていたり、駅の改札口を作らないように検討していたりと七年経った現在でも深刻な状態だと知り胸が痛くなりました。そのような中でも、一人一人が前を向いて生活していて私もがんばらなくてはいけないと強く思いました。

夜ノ森駅では、一つ線路の先は帰宅困難地域で、その場と、私達がいるところの違いにとても疑問を感じました。生で見た線引きは福島の復興の厳しさを教えてくれたものでした。またそれにより、補助金も大きく違い、今の生活を大きく変えているもので、少しの差により補助金をもらえない方の不満を初めて知りました。そういった事実はマスコミなどではあまり報道されないので実際に見ることの大切さを実感しました。

特に印象深かったのは、タクシーの運転手さんのお話でした。当時福島第二原発で働いており、震災が起きて原発が止まってからはもう関わりたくないからあまり近寄らないというようなお話をされていました。震災が起こる前は職場として働いていたのに、震災後は原発に対し無い方が良い、近くに住まない方がいいとおっしゃっており、イメージががらっと変わってしまうのだなと感じました。

 

11時すぎに浜風きららに到着。運転手の方が「Where there is a will There is a way」「意思のある所に方法がある。やる気があれば出来る」というメッセージメモを全員にプレゼントしてくれました。
運転手さん2名に御礼を伝えて昼食。

 

浜風きららの高木さんが、30分ほど時間を作って下さり、お話をお伺いすることができました。

 

 

いわきに戻り、駅前よりバスに乗り換え、いわきららミュウへ。3.11の事を学ぶことができる「いわきライブミユージアム」のパネル展示などを1時間半に渡って見学しました。

 

 

展示物の一つ一つが、心に訴えるものがあったようで、足をとめて見つめる学生の姿がありました。

 

 

 

夕飯と銭湯をすませて、20時より振り返りへ。

 

 

今日の活動を通して思ったこと・心に残った言葉・質問したかった事を発表し、「今回の活動で見たこと、聞いたことをどのように発信していくか」についてディスカッションを行いました。

 

 

 

 

8月19日(3日目)

 

朝食をとり、バスにて約30分の薄磯へ。この日、薄磯交流多目的広場で開催された「海まち・とよまパークフェス」イベントのお手伝いに携わりました。

 

 

 

2名ずつにわかれて、(A)スケボー・ボルタリング受付 (B)ボルタリング体験者の補助 (C)周遊バス受付 (D)駐車場誘導の4つの仕事に携わりました。学生たちは、炎天下の中、笑顔で対応していました。

 

 

 

お昼を過ぎて、薄磯復興協議委員会さんのご厚意で、当日開催されたバスにて豊間をめぐる40分の周遊バスツアーに参加をさせて頂き、震災時の様子や、復興に向けた取り組みについて伺い、高台移設した住宅などを見ることができて、とても良い機会になりました。

 

 

フェスのお手伝いをして、福島の方々の温かさを感じました。ボランティアなのに「ありがとう」と言っていただいたり、差し入れをもらったり、逆に申し訳なくなりました。町の中を周るバスでは高台にある保育園、小学校、中学校が全て一緒になっている学校や新築の家などを見て思わず「ここにすみたいな」と思いました。

いわきに戻り夕食と入浴の後、今日の振り返り。

 

 

 

8月20日(4日目)

 

7時から朝食をとり、掃除をすませて、オリープハウスへ。

いわきオリーブプジェクトの舟生さんの指導の下、オリープの挿し木の植え替えや、鉢植えされたオリープの雑草抜きに携わりました。

 

 

 

 

 

短い時間だけれど、少しでも役に立ちたいと、テキパキと作業をする姿が見られました。

 

 

 

 

午前中の作業を終えて昼食。「Gakuvoオリジナル弁当」を美味しく頂きました。

 

帰る直前に、舟生さんからの提案で、オリーブハウスの入口にある、オリーブの実の試食をすることになり、初めて食べるオリーブの実の苦さに泣きそうな顔になる・・・ほのぼのとした場面もありました。

 

 

福島に行って、フェスや坐禅や農園の手伝いなどをしていて、福島の今の様子やどれだけ少しでも福島の人が楽しく暮らしていた日々に近づけるよう努力しているのかを理解できたのではないかと感じました。これら4日間の活動を通して私が気づかされたと感じたのは、震災の時、どれだけ不安で大変な日々を過ごしていた人がいるのかという事です。もっと自分が大変な人々に寄りそい、その大変さを改善しようとしなければならないと思いました。

パークフェスに行き地元の方々と交流したり、オリーブプロジェクトの手伝いをさせて頂いた際に、とても前向きさや活気を感じ、元気な地元の方々にむしろこちらが笑顔になりました。このボランティアを通じ様々な方のお話を聞いて、自分の中でも新しい視点が出来たし、今後震災について考える上でとても良い経験になったと思います。またぜひ福島に訪れ、地元の方と交流したり、福島の魅力を見つけたいです。

 

宿泊先に戻り、掃除を行い、最後の振り返りへ。午前中のオリーブハウスでの活動を通して感じた事や、今回の4日間をどう活かしていくかなどを、一人ずつ発表しました。

 

 

 

「長源寺で傾聴することの大切さを知ったので、今後、日常生活の中でも実践していきたい」「学びが沢山あった4日間でした」「福島の良いところを伝えていきたい」などの意見がでました。

テレビや新聞などのメディアで流れる情報だけでは、物事の本質が全然わかっていないのだと思いました。人に言われた事を全て鵜呑みにするのではなく、心に留めて考えてみたり自分の目で確認したりすることが大切という言葉が心に残りました。私は、人に言われたことをもう一度考え直してみるということをあまりしていなかったのでこれからはそのような考え方もしていきたいです。

色々な方とお話しして、私にできることは被災者の方のお話を傾聴すること、そしてそれを発信することです。「ボランティアを見ると、(私たちや震災を)忘れられてないと思えて嬉しい」という声があったので、私たち1人1人が仲間を連れていわきをまた訪れることで元気を与えられるのではないかと思いました。

出発前は、もっと被災者が感じていたことを聞くつもりでしたが、辛いことを聞くことはしたくないと、被災者を前に思いました。出発前の私は、被災者への配慮が足りていなかったのではと、反省しました。

 

 

 

 

その後、いわきオリーブプジェクトの松崎理事長が、1時間ほど時間を作って下さり、ミントオリーブティーを頂きながら、お話を伺いました。(オリーブ麵も購入させて頂きました)

 

 

 

大きな悲しみを抱えながらも復興に力を尽くし続けている福島県いわき市の魅力をたくさんの人に知ってほしいと思いました。復興は現在進行形で進んでいます。したがって、ボランティアにできることもまだまだたくさんあると思います。私はまた東日本大震災の復興のボランティアに参加させていただきたいです。

私はこのボランティアで現地の方々のために何が出来るのだろう、力になれることはー…、そのような気持ちを3日間抱き続けていました。その答えを今も模索中です。しかし今回このボランティアに参加することで、このような課題を見つける事ができたのです。出発前は現地に“行く”ことのみが目的だったのにもかかわらずー…。これは私自身、大きな第一歩だと思っています。

今までメディアやボランティアに参加した友人から得た情報とは異なる印象を多く受けました。東日本大震災の大きさや津波の怖さや被害者の辛さはもちろん生の声や表情によって感じられましたが、私にとってはそれ以上に、福島の人の温かさや町を愛する思いが、福島に足を運ぶ以前よりも強く印象に残っています。

 

バスで東京駅に到着し、笑顔で解散しました。

 

いわきの皆さん ありがとうございました。
183陣に参加した皆さん、引率の宮崎さん お疲れ様でした。

 

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