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大学との協働プログラム

201902/05(Tue)
プログラムレポート

2018年度秋学期「現代社会分析season03.2」   「 3.11.は、現代社会のなにをあらわにしたか」第二合宿 報告

2016年度に開講した「現代社会分析 season02」は、3年目の今年も、秋学期において「3.11.は、現代社会のなにをあらわにしたか」と題したアクティブ・ラーニングを実践し、学期中に二度の現地合宿を行った。その第二合宿を、2019年1月17日から19日に実施した(参加学生8、教員2)。

1月17日(木)~18日(金)

17日夜に大学を出発し、東北道を気仙沼に向かった。翌朝18日、9:30に研究報告の会場である気仙沼「海の市」に到着。会場の設営を済ませるころに宇都弁護士、今川市議が到着。

その後10時より、「海の市」コミュニティスペースにて報告会を開始。当初は各発表に対して20~30程度の質疑応答時間を想定していたが、お越しいただいた宇都弁護士、今川市議両氏から大変たくさんのコメントをいただき、また、学生からもレスポンスが出たこともあり、それぞれ40分以上の質疑応答時間となった。途中から東弁護士が参加してくださったこともあり、質疑はさらに充実したものとなり、予定していた13時を少し超過しての終了となった。学生の発表内容について、所々、資料の使い方の甘さや議論のあいまいさ等を指摘されはしたものの、概ね肯定的な評価をいただくことができた。最後に、来年度以降のご協力をお願いして終了となった。


その後、昼食をはさんで学生と教員で気仙沼市街地を徒歩で視察した。一目でわかるような震災の「爪痕」が少なくなってきてはいるものの、その痕跡を見ることが十分に可能であることが確認できた。とりわけ、市役所近くで長年営まれている酒屋さんにお邪魔し、震災当時のお話を伺えたことは大変よかった。また、災害公営住宅を自分の目で見ることによって、コミュニティ支援等に関心のある学生はさらに学びを深めているようだった。

17時ころ、再び「海の市」に戻りバスで宿泊先である「海光館」へ。食後には夜遅くまで反省会を行った。

1月19日(土)

翌朝、早朝に宿を出て、バスで唐桑半島のカキ養殖視察へ向かった。カキ養殖という産業については、一般的に言ってその地に張り付いて行われるローカルなものというイメージが強く、また、学生もそういったイメージを持っていたようだ。だが作業場にはフランス・ラングドック地方オイスターのポスターが貼られ、震災前から続く助け合い関係があったことを説明され、大変驚いていた。また船上での湯煎、しだいに牡蠣筏を外洋に移動させるきめ細かな作業など、手間暇かけて付加価値をつけていく養殖業の在り方に、一枚岩的な「復興」とは違ったイメージを持つことができたようだ。

帰路のバス車内では全行程を終えてリラックスした雰囲気になってはいたものの、学生の会話からは散発的に今回の授業と合宿が如何に自分の考え方を変えたか、といった言葉が聞こえた。バスが東京に差し掛かったところで、引率教員からは「4年分の内容を1年間で実施した授業によくついてきた」「権威ある根拠を示しながら、先行研究の議論枠組みを尊重しながら、新しいアイデアを示すことの意味」等、まとめの言葉を送り、長い一年を締めくくった。
                                  以上
                                  文責: 西亮太(法学部准教授)

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