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学生ボランティア派遣

201904/10(Wed)
ボランティア活動レポート

チームながぐつプロジェクト第193陣 福島県いわき市行き 活動報告

期間:2019年3月20日~3月23日

場所:福島県いわき市

活動内容:

1日目:オリエンテーション~高速バスでいわきへ(車内で昼食)~長源寺にてお話~入浴・夕飯~ミーティング〜いわきオリーブに移動し就寝
2日目:朝食~富岡町楢葉町視察〜浜風きらら〜ワンダーファームにて昼食〜いわきららミュウ(展示見学)~自由時間(入浴・夕飯)~振り返りミーティング〜いわきオリーブに戻り就寝
3日目:朝食~ゆうゆうファームにて農作業(途中昼食)~自由時間(入浴・夕飯)~振り返りミーティング〜いわきオリーブに戻り就寝
4日目:掃除+朝食~いわきオリーブプロジェクトにて農作業〜昼食~4日間の振り返り〜アンケート記入~いわきオリーブの清掃〜高速バスで東京へ(車内で夕食)~東京駅にて終了式をして解散。

太文字部分は、参加者が日程終了時に書いている報告書の中から抜粋したものです。 

※掲載した文章は全文でないため、ご本人の意図と若干異なる場合がございます。ご了承ください。

3月20日(水)(1日目)

オリエンテーションを終えて、高速バスでいわきへ。
到着後、長源寺へ移動し、栗山さんの震災当時のご自身やご家族の様子から支援Pを通じてボランティアセンターや避難所での活動に関わるようになった経緯、いわき市での双葉郡からの避難者との軋轢などについてお話を伺いました。

 

 

その後、震災当時の寒い避難所での動けない苦しみやプライバシーのない空間での苦痛を体験する坐禅。

 

 

 

坐禅の後の質問の時間では、震災関連から宗教の話まで、様々な質問が出ました。

 

震災に関する国からの支援金の差によって同じ様に被害を受けた福島県民のみなさんの間の関係性に亀裂が入ってしまったというお話や福島県産の作物や生産物における風評被害についてのお話などは残念という言葉では表しきれないような、時に理不尽とも言えるような非常に心が痛むものでした。

 

「見える被害と見えない被害」この言葉は私も印象に残っています。見える部分の復興は進んでいると思いましたが、逆に見えない部分の被害は心の傷・風評被害のようにまだまだこれからのものが多いと思いました。

夕食・入浴を済ませた後、本日分のミーティングをして就寝しました。

 

3月21日(木)(2日目)

朝食後いわき駅へ移動し、JRで富岡駅に移動。タクシーに分乗し、富岡・楢葉視察へ向かいました。

視察ルートは、
富岡駅~津波被害の残る家〜国道6号線沿いの被災したまま放置されている店舗(*)

~パトカーの牌~夜の森桜並木(*)~夜の森駅~低レベル放射性廃棄物処理施設(*)

~第二原発西門(*)~天神岬公園~JAEA(*)~オフサイトセンター(*)~大久ふれあい館(*は車中から)

 

 

 

 

 

タクシーでの視察後、久之浜へ到着。高木さんとご挨拶し、高木屋旅館のマイクロバスで、久之浜漁港の被災状況、海竜の里、アンモナイトセンターなどの観光施設について、お話を聞きながらワンダーファームに移動しました。

 

 

ワンダーファームでは、「カレイフェス」をやっていて、食事をしながら漁業について感じる時間となりました。

 

いわき駅に移動し、バスでいわき・ら・らミュウへ。

 

展示を見ながら震災当時の様子や避難所の狭さ、子どものコメントなどを熱心に見学しました。

 

 

2日目に避難所の様子を模した展示を見たとき、1日目に(坐禅で)自分が感じたしびれは避難者さんが実際に感じたしびれと同じなのかもしれないと思った。なぜなら、その展示で表されていた避難所が思っていたよりずっと狭かったからである。

 

津波や地震が残したものは大きく、未だに消えてはいませんが、そこから既に多くの人が立ち上がり、前に進んでいると思いました。過去はどうしたって忘れられるものですが、それが少しでも長く記憶に残り続ければいいなと思います。

夕食・入浴の後、スケジュールの確認やミーティングを行い、就寝しました。

 

3月22日(金)(3日目)

朝食を済ませ、ゆうゆうファームに移動。

 

丸山さんの指示を受けながら元肥と剪定枝の片付けを行いました。

風の強い日でしたが、一生懸命作業に取り組みました。

 

 

 

 

 

丸山さん夫婦のお手伝いをして、とても大変だということを身をもって体感した。その大変さを理解したからこそ、風評被害がいまだにあるというのはとても残念に感じた。

 

3日目、4日目の活動では農作業のお手伝いをしたが、自分がイメージしていたがれきの撤去というような、どちらかといえば復旧の支援とはまた違った支援の形であった。しかし、これを通して支援の形にはいろいろあることを学んだ。

お弁当の時間には丸山さんお手製の汁物、有賀さんから差し入れのコロッケ等を一緒にいただきました。

 

夕方まで活動し、夕食や入浴の後ミーティングを行い、就寝。

 

3月23日(土)(4日目)

朝食と清掃を済ませ、いわきオリーブプロジェクトへ。

 

剪定の片付け、オリーブの葉摘み等を行いました。
気温の低い日でしたが、粛々と作業を進めました。

 

 

 

 

木田さんも、風評被害があるということが岩手や宮城とは違うところだとおっしゃっていて、実際にお手伝いさせていただくことでのボランティアだけでなく、商品を買うことでできる支援もあることを学んだ。

 

農業体験を通じ、農家の方々の強い想いを実感する一方でそれが報われない状況を作る風評被害の残酷さに心を痛めた。また実際の活動を通して、人の役に立つことが目標通りに行くほど易しくはないことを実感した。

 

今回行ったのは農家の方々の作業手伝いということで、福島の強みを作る、0から1フェーズのボランティアだったように思います。個人単位でできるボランティアの中で、マイナスから0フェーズのボランティアは少しずつなくなってきているのかなと思いました。

 

いわきオリーブに戻り、振り返りミーティング。

 

 

 

 

東京駅に到着し、全員が報告書を提出し証明書を授与して解散しました。

 

今回学んだ多くの支援や協働の方法の中にはたとえ時間やお金を多くかけなくてもできることがあります。今後はそのような支援や協働をできる限り行うこと、そして視野を広げ他者の視点を意識することを常に心がけていけるようにしたいと思います。

 

支援をするという意味では、今回の1回きりのボランティアで支援を終わらせるのではなく、続けていくことが大切だと感じた。行かない支援として、今後自分にできる支援にはどういったものがあるのかということを今回のボランティアで見たこと、感じたことなどを参考にしてもう一度自分で考えてみたいと思う。

 

私の話で友達が福島に旅行に行くきっかけになったり、震災に対してもう一度考えるきっかけになったり、ボランティアって思っていたよりも気軽なものだからボランティアに参加してみようなどのきっかけ作りや福島に関心を持ってもらえるといいなと思いました。

 

このボランティアを通して一番に感じた事は、「どうして私は今まで自分が今住んでいる場所がどんなリスクがあるのか考えずに安心して暮らしていたんだろう」でした。自分の世界の当たり前について疑問を持って考える事は、災害大国である日本で日本人が危機意識を持って判断ができるようになる事につながると思います。

 

活動前の私はボランティアは無料の仕事に近いと思っていましたが、今回“被災者は私たちに何を求めているのか、伝えたいのか”を活動やミーティングで多く考えることで、私の中ですすんでやるお手伝いに近いのかなという結論に至りました。

 

人の想いを動かすのには、言葉だけではどうしても限界がある。時間など余裕があれば、現地に足を運ぶなど実際目で見てもらう場を私も作りたい。それができないからこそ私が「語り手」としてどんなきっかけを他に作れるのか、常に心に留めおきながら過ごしていきたい。

 

震災で「何を」失い、「誰を」なくし、「どのように」変化したのかは、おそらく誰一人として一致しない。そして現在において、「何に」変わってほしいか、今後「どのように」変化してほしいと期待しているのか、もまた同じだろう。

 

最初、私はこの経験を自分だけの武器にしようと思っていましたが、共有して、伝えるべきという風に変わりました。というのも、自分にとってチャンスだと感じると同時にこれを知らないのは非常にもったいないと考えたからです。

いわきの皆さん、ありがとうございました。
193陣に参加してくださった皆さん、引率の小寺さん、お疲れ様でした。

 

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