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学生ボランティア派遣

201906/20(Thu)
ボランティア活動レポート

チームながぐつプロジェクト第196陣 福島県いわき市行き 活動報告

期間:2019年6月14日(金)~6月16日(日)

場所:福島県いわき市

活動内容:

1日目:オリエンテーション~高速バスでいわきへ(車内で夕食)~振り返り

2日目:朝食~長源寺~ゆうゆうファーム(昼食)~入浴・夕食・お土産購入~振り返り

3日目:朝食~本宅の掃除~富岡町楢葉町視察~浜風きらら(昼食)~宿泊先の掃除~

3日間の振り返りとアンケート記入~高速バスで東京へ(車内で夕食)~東京駅にて解散。

 

太文字部分は、参加者が日程終了時に書いている報告書の中から抜粋したものです。 

掲載した文章は全文でないため、ご本人の意図と若干異なる場合がございます。ご了承ください。

 

6月14日(1日目)

オリエンテーション後、高速バスでいわきへ。

いわき到着後、自己紹介と自己目標を発表。その後、「活動中に求められる姿勢」「お会いする方々への接し方」について話し合い、明日からの全体の目標を「活動後、持ち帰ったものを様々な人に伝えられるように、多くの事を仲間と共有しよう」にきめ、お世話になる方々の紹介資料と明日のスケジュールを確認しミーティングを終了し、宿泊先に移動して就寝しました。

 

6月15日(2日目)

朝食後、掃除を済ませ長源寺へ。

震災当時のご自身と家族の状況や、長年に渡って携わっておられる、災害ボランティア活動について伺いました。

その後、震災当時、寒い避難所での動けない苦しみや、プライバシーのない空間での苦痛を、約20分間の座禅を通して感じました。

栗山さんの話を聞いた後、一人では出来ることは微力だけれど、沢山の力を合わせることによって乗り越えられることがあると学びました。

 

好きな言葉として「同事」という言葉には、人の気持ちになるという意味があり、今後の人生の格言というか常に心にとめていきたいと思います。もう一つ好きな言葉として「最低限なことでも、自分にとっては最大限を!!」その通りだなと、小さなことでも、それは決して無駄ではなくボランティアに大小をつけること自体が間違っており、気持ちが一番大事だよと教わりました。

 

タクシーにてゆうゆうファームの圃場へ。

丸山ご夫妻の指導をうけながら、フェイジョアの受粉作業をしました。1日中、雨の天気でしたが、ビニールハウス内での作業だったので濡れる事もなく、アイシャドウチップの先端にフェイジョアの花粉を付けて、指定されるフェイジョアに受粉させていきました。

丸山さんのゆうゆうファームでご夫妻と共にフェイジョアの受粉作業をしたことで、ボランティアって楽しい気持ちになるんだと気付かされました。ボランティア活動をしているのに、していないように感じる不思議な感覚を経験しました。その時私はこの感覚が日本人の多くに欠けているんだと思いました。

松崎理事長が届けて下さったお弁当を、丸山お母様が作って下さったお味噌汁と共に、美味しく頂きました。途中、音楽を聴いたり、しりとりゲームをしたりしながら、和やかな雰囲気の中で作業を続け、予定していた作業をやり終えることができました。

休憩時間には、丸山お母様手作りのフェィジョアとイチジクのパウンドケーキ・お菓子等を、温かいコーヒーと共に美味しく頂きました。

農家の手伝いをさせていただいた時に出会った丸山さんご夫妻が笑顔で迎え入れてくださってとても嬉しく思いました。また、色々話を聞かせていただいたことで、やりたいことは何歳になっても始められる、学ぶことができると気付かされて、自分も今やりたいことを見つけられたらいいと思いました。

 

丸山さんからはボランティアをする上での心の距離というか信頼関係の作り方を教わった気がします。外国であれば言語や文化、国内であれば地域の特性、状況など、距離を縮める上で、共通点を多く作ること、聞く姿勢を示すことなど工夫、努力によって人の心は開かれるのかなと実感しました。

 

夕飯、銭湯を済ませ21時半より振り返りへ。

長源寺とゆうゆうファームでの活動を通して感じた事・心に残った言葉等を発表し、次に、学生達からでた議題についてディスカッションを行いました。最後に「被災地デイズ」の中から1問について話し合い、物事を様々な角度から考える事の重要性を確認しました。

この日に出会った3人の方々の私たちに対する接し方はそれぞれでしたが、全員から暖かさを感じることができ出会えたことにとても感謝しています。夜に行った学生のみでのディスカッションでは、学生ならではの視点で8人それぞれに違う意見や考え方があって出会って数日しか経過していないのに、それらを真剣に話せたり聞きあえたりする関係がとても有意義に感じました。

 

6月16日(3日目)

朝食後、掃除を済ませ、JRいわき駅から富岡駅へ移動。

 

元・福島第2原発の作業に従事されていた楢葉タクシーの運転手、森さんの案内で、ジャンボタクシーにて視察へ。

視察ルートは、①富岡駅周辺 ②富岡駅近くの解体前の一軒家 ③旧富岡商店街通り(車内視察)

④夜ノ森通り(車内視察) ⑤夜ノ森駅(降車し約10分)⑥リプルンふくしま(降車し約1時間) ⑦福島第二原子力発電所入り口(車内視察)  ⑦仮設焼却場(車内視察) ⑧天神岬公園(降車し約15分) ⑨楢葉遠隔技術開発センター(車内視察) ⑩Jビレッジ(車内視察)

現地の方の話をきいて、放射線が含まれる廃棄物が、埋め立てで処理されていることを知りました。その方法は、安全に細心の配慮を払って、処理されていてとても驚きました。それでも今も尚、福島の原発による風評被害が続いている現実にとても悔しく思いました。この状況を少しでも改善するには、より多くの人に福島の安全性を知ってもらう必要があります。このボランティア活動を通して得たことを、自分なりの方法で、これから伝えていけたらと思います。

浜風きららに到着。運転手の森さんに御礼を伝えて記念撮影。その後、数名に分かれて浜風きらら敷地内のお店にて昼食を取りました。

 

いわきに戻り宿泊先の掃除を行った後、最後の振り返りへ。

午前中の富岡町視察を通して感じた事や、今回の3日間を通して思った事、今後どう活かしていくかなどを、一人ずつ発表しました

今回のボランティアでは、毎晩テーマに基づいた話し合いが行われました。そこで仲間と意見を交換して、自分の考えを深めたり、様々な視点を貰えたので、これもまた学生同士でしか出来ない体験だと感じました。

 

予定通り東京駅に到着し、ボランティア証明書を渡して解散しました。

時間というのは恐ろしいもので8年という長い時間と共に3.11の記憶が薄れていき、このままでは何も力になれていないという自分の力の未熟さと行動に移す勇気がなかなかない、そんな時にこのプロジェクトに出会いました。(中略)震災で被害を受けた現状を知り、自ら見たことで、友人、知人、家族に現状を伝え、自らがインフルエンサーになることが、家に帰ってすぐにできる最大限の行動かなと思います。

 

ボランティアに参加するまでは、募金や現地に実際に足を運んで活動することだけがボランティアだと思い込んでいました。しかし、実際にボランティアに参加して、現地の方の話をきくことで、相手の気持ちを考え、思いやって接することだけでもボランティアになる事を知りました。目に見える被害だけでなく、人の心の様な、目に見えない部分まで、考えられる人間になりたいと思いました。そして少しずつ自分なりにできることを考えてボランティアできる人になりたいと思いました。

 

栗山さんの話や数多の震災当時の写真、フェンス越しの帰宅困難区域といった、生々しい刺激を受けた。その中で、自分なりに、どんな人々がいて、そこで何をしていたのか、その後どうなったであろうかを考え、8年越しに震災がいかに惨く、残酷で、やりきれないものであるか、本当の意味で分かったと思う。(中略)次はフェイジョアの収穫の時期あたりにまたこのボランティアに参加したいと思う。今回質問できなかったこと、新たに気付いたことがあるので、新たなメンバーと共に復興について考えたいと思った。

 

私がまだメディアでしか見たことが見た事がなかった状況をこの目で、この耳で感じ、言葉にできないような苦しい感覚を与えられる経験をしました。しかし、今回の体験はそれだけに留まらず、実際に福島の新たな食べ物として売り出そうとしているフェイジョアの受粉を手伝う農業ボランティアを行いました。これは苦しい被災地の現状とは違ったベクトルのお手伝いであり、前向きに福島をよくしていこうという活動に携わることができるものだったので、このような経験もできて嬉しかったです。

 

僕はこのプロジェクトに参加する上で、最初に決めていたことがありました。初めの段階でそれは関わる全ての人間に自分から話しかけようというものでした。空き時間を利用してメンバーの自己紹介文や参加動機を読んだり、資料の中の関わる方々について書かれたページに注目していました。未知のモノに立ち向う気持ちで考え続けたことを丁寧に言葉にして伝えていく事で、自分の心と外の世界が一体となって混じり合い変化しました。努力が実ったのではなく、努力は続けるものという事を知りました。

 

いわきの皆さん、ありがとうございました。

 

196陣に参加して下さった皆さん、引率の宮崎さん、お疲れ様でした。

 

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