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大学との協働プログラム

201907/27(Sat)
プログラムレポート

千葉大学 地域の資源を学生が発見し、それをツアーにする試み

持続的地域貢献活動実習(千葉大学国際教養学部) 2019年7月20日・21日

千葉大学では、日本財団学生ボランティアセンターとの協力協定のもと、2012年度から地域での社会活動を組み込んだ授業科目を開講しています。その取組の一つとして、2018年度から、国際教養学部に「持続的地域貢献活動実習」(担当教員:和田健准教授・白川優治准教授、履習学生14名)という授業科目を開設し、鴨川市での地域活動を内容とする授業科目を開講しています。この授業は、地域に何度も足を運び、地域の人たちに教わりながら、新たな地域資源を学生が発見し、それを発信していくことを目的とするものです。

本年度は、千葉県鴨川市をフィールドに、地域でNPO法人を立ち上げて積極的に活動されている林良樹さんの協力を得て、天水棚田を使った稲作を半期にわたって学生が行うこと、そして7月と9月に“ウエルネスツアー”を企画し、実施することを計画しています。これらの企画は、鴨川市がめざすスポーツを核とした地域資源の開発に基づき、スポーツと地域の食文化を組み合わせたツーリズムを企画することで、多くの人たちが訪れ交流できることをめざす、学生主体の地域振興活動を実践するものです。

4月の授業開講以降、5月、6月に地域での準備活動を進め、7月20・21日に学生が企画した“ウエルネスツアー”を、千葉大学短期留学生10名(中国、台湾、ロシア、ドイツ、韓国、インドネシア、カナダからの留学生)をモニター参加者として行いました。スポーツと食を組み合わせたツーリズムを学生が企画して実践し、鴨川市におけるツアーコンテンツとして、海外からの旅行客に有効なものとなるかどうかを、1泊2日で実証的実験として企画したものです。

7月20日は、ツアーテーマのひとつであるスポーツコンテンツとしてヨガを位置づけ、ヨガインストラクター安藤未夏さんをお迎えして、棚田の風景が美しく見えるウッドデッキで「ヨガ体験」を実施し、美しい風景とスポーツを組み合わせる企画を試みました。また近くの山で採取した竹をどのように活用するかをコンセプトとして「竹細工でのランタン作り」も合わせて行いました。そして、採取した竹を使っての流しそうめん設備の組立て、実際に流しそうめんを行っての昼食を行いました。さらに、食の中心企画として、館山市で白浜豆腐工房を営む豆腐職人、安藤壮さんを講師に迎えて「豆腐づくりの実践」を行いました。実際の豆をしぼり、そして豆乳に火を入れて、にがりを混ぜる微細なタイミングを留学生が体験しました。地域の人々による日常の生活知を、外から来た人が学ぶ機会としてどのようにコーディネートし、そしてどのような細やかな配慮が必要かを学生が学ぶ機会として取り組みました。

7月21日は、千葉大学の学生が進めている稲作について、水田の草取りを留学生が体験する企画を実施しました。天水棚田は、無農薬で天水(雨水)のみで水田耕作を行うものであるため、雑草取りなどの手をかけた作業が必要となります。このような天水棚田の特徴について説明を受けた上での体験となりました。

今回の2日間の“ウエルネスツアー”は、様々な国からの留学生を対象とするモニターツアーを企画することで、鴨川市の地域におけるスポーツと地域の食文化を組み合わせたツーリズムが、海外からの旅行客に魅力的なものとなるかどうかを検証するものでした。参加した留学生の満足度は高く、スポーツと食を組み合わせて企画することで地域の魅力を伝えられることが確認できました。また、企画を運営した学生にとってもコーディネートのためのホスピタリティを、実践を通して学ぶ機会となりました。

この授業は、千葉大学のCOC+事業(「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業:都市と世界をつなぐ千葉地方圏の”しごと”づくり人材育成事業」の一環として、鴨川市との協定のなかで取り組まれています。Gakuvoと千葉大学の連携、千葉大学との鴨川市との連携のなかで、この先も学生たちが新たな企画を実施することから学んでいきます。

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