1. HOME
  2. 大学との協働プログラム
  3. プログラムレポート
  4. 東北大学×Gakuvo 学内ボランティアリーダー育成 課外・ボランティア活動研修会を終えて

大学との協働プログラム

201907/31(Wed)
プログラムレポート

東北大学×Gakuvo 学内ボランティアリーダー育成 課外・ボランティア活動研修会を終えて

1.はじめに

本研修会は、7月9日(火)、日本財団学生ボランティアセンターと本学との連携事業「東日本大震災の経験を世界と未来につなぐプロジェクト」のうち、ボランティアリーダーの育成を目指すプログラムの一環として開催されたものです。研修会は昨年度に開始し、今年度も継続(年間4回ほど)を予定しています。

今回は、昨年度も同研修会でご講演いただき、学生から好評を得ておりましたNPO法人ハーティ仙台代表の八幡悦子氏にご講演いただきました。「課外・ボランティア活動におけるセクハラ防止のために」と題した講演は、学生同士のワークも交え、性暴力に対する認識を深められる大変有意義な機会でした。

2.NPO法人ハーティ仙台代表八幡悦子氏から学ぶ

八幡氏は、性暴力被害者支援や性に関わる人権教育の第一人者であり、看護師・助産師学校、大学、少年院などの非常勤講師としてご活躍されています。また、DV・虐待の中でも子どもたちを対象に人権・非暴力を伝える活動をはじめとして、数々の支援活動を行っています。

八幡氏のご経験や性暴力関連の報道を中心に、事例をあげながらご講演いただきました。八幡氏は「誰であれ『いやだ』というのにしてしまえば性暴力」、「力の差や影響力のある関係性で性的関係になれば性暴力となる」、「妊娠していない、エイズにもなっていない、血も流れていない。でも心が傷ついて、ご飯を食べられなくなったり眠れなくなったりした。それは性暴力だ」とはっきりおっしゃいます。その中で八幡氏が強調したのは、性関係において重要なことはお互いが平等であること、人権が尊重されることです。また、性暴力に合ったときにとるべき具体策をご教示いただきました。「いや(NO)」「にげる(GO)」「はなす(TELL)」という原則や、嫌なことをされたときに断る方策お教えいただきました。断り方のワークや、人との距離の取り方(人によって不快に感じる距離はちがうということ)などは、学生や教員が前に立って実際に取り組むことで学びを深めました。

3.学生の感想(アンケートからの抜粋)

本研修会に参加した学生の感想をいくつか紹介します。
「性暴力、セクハラについて詳しく学ぶ機会がなかったため、とても勉強になりました。対応策を知っているだけで被害を未然に防げ、悩みを解決できるということはとても重要なことだと思います。自分の気持ちだけではなく、相手が嫌だと感じたら暴力という基準はとても分かりやすく、もっと広められるべきだと思いました」
と性暴力、セクハラについて学び、その対応策を心得ておくことが重要であると再認識した感想がありました。

また、ハラスメントを受けている人の内面についての気づきが促されたと思われる感想もいくつかありました。例えば、「表面的になっていないだけで、ハラスメントで苦しんでいる人がたくさんいることにショックを受けました。最近、ボランティアの場でもハラスメントが見られていることもあるので、1人で抱え込ませないように、周りに目を向けていきたいと思いました」等がありました。

さらには、セイフティ―ゾーンを感覚的に理解することを目的としたワークショップに参加した学生からは次の感想がありました。「セイフティゾーンに関しての実験では、実は自分はほとんど嫌とは思っていませんでした。…(中略)…いつまでもストップと言わない私に対して、相手が足を自発的に止めたとき、相手が戸惑う、嫌だと思うキョリがそこであることを理解したのと同時に、自分が平気でも相手が嫌だと思ったらその時点でセクハラ・よくないことになるのだと改めて認識しました」などがありました。「八幡先生のお話を、1人でも多くの方が理解してくれたらと思います」との期待を感想に書いた学生もおりました。

4.まとめ

昨年に引き続き八幡氏にご講演いただき、学生にとっても学生が所属するそれぞれの団体にとっても性暴力に対する認識を深められる貴重な機会となりました。現在も現場でご活躍中の八幡氏の言葉は、性暴力を防ぐためにときに力強く学生に投げかけられる場面もありました。参加者のアンケートからは、自分の周囲ではどうか、自分の団体は大丈夫だろうかと、自身の経験を顧みながら講演を聞くことができ、深く学習できた様子がうかがえます。今後の活動に実践的につながる大変有意義な研修会となりました。

(文責)東北大学高度教養教育学生支援機構 課外・ボランティア活動支援センター
院生スタッフ 名古屋円花

一覧に戻る

PAGETOP