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大学との協働プログラム

201908/03(Sat)
プログラムレポート

千葉大学 学生ボランティア実践入門2019

千葉大学では、日本財団学生ボランティアセンターとの連携事業として、千葉大学普遍教育科目「学生ボランティア実践入門」を開講いたしました。この授業では、全学部・全学年から集まった受講者16名が多文化フリースクールちばの生徒さん17名とともに、佐倉市にある歴史民俗博物館を訪問し、グループ学習と交流を通じて日本の歴史や生活文化に触れ、出身国と日本の歴史的関係やそのなかにみられる類似点を探りながら、日本で生活する私たちを改めて捉えてみようという活動を実施しました。

多文化フリースクールには、中学校程度までの教育を出身国で受けた生徒さんたちが通っており、日本の高校を受験するための勉強をしています。生徒さんたちは、千葉県内のあらゆる地域から通学していますが、自宅とスクールあるいは自宅とアルバイト先との往復に始終する日々を送っており、スクールで接する先生やボランティアスタッフの方々以外の同年代の日本の人々との交流を持ちにくい状況にありました。また、日本語や数学、英語などはスクールで勉強することができますが、日本で中学生までの教育を受けてきた人々が日々の生活のなかで自然と身に付けたり、聞いたりしたことがあるような昔話や昔の暮らし方、民俗伝承に関する知識を得る機会は限られていました。一方で、現在の政治的な関係以外に、自分たちの出身国と日本との関係について思いを馳せるような機会もなかなか得ることができず、日本社会との接点が見えづらい日々を送っていました。

そこで千葉大学「学生ボランティア実践入門」では、佐倉市にある国立歴史民俗博物館を訪問し、千葉大生とフリースクールの生徒さんでグループをつくり、展示室をまわりながら交流しました。交流を通して、双方がもつ「日本」と「外国」、「日本人」と「外国人」を隔ててしまうようなステレオタイプを崩し、写真や絵、Google翻訳などを補足的に用いながら、言語の違いから生じるコミュニケーションの難しさをこえて「個人」を理解しあおうとする姿勢を身に付けるよう努めました。

お昼には、ハラールレストランで注文したお弁当を食べ、午後のワークショップでは展示をみて分かったこと、驚いたこと、新しい発見などを共有しました。特に妖怪のコーナーは人気で、河童や座敷童に興味を示す生徒さんや、20万円でおせち料理が売られていることに驚く生徒さん、また日本と出身国の昔のお皿が似ていることに気が付いた生徒さんや「思った以上に、外国とのつながりに関する展示物や説明がなかった」ということに気が付いた学生もいました。フリースクールの生徒さんにとっても千葉大生にとっても、笑顔の絶えない、充実した1日となりました。

なお、本科目は活動を含め8回の授業で構成されており、特に活動の事前・事後学習において読売新聞社 森田泰進さん、千葉大学 小林聡子先生、多文化フリースクールちば 白谷秀一先生、同インターン生 永山滉大さんにご協力いただきました。

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