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ジャーナル

現役大学生と教員に聞いてみた。コロナ禍でのリアルアンケート

オンライン授業という今までにない取り組みがなされた中で、教員側と学生側のそれぞれの声を聞きました。 オンライン授業だからこそできること、できないこと、良いこと、悪いことなどたくさんの方々の思いを伺いました。

オンライン授業に対する学生へのアンケート

2020年11月~12月調査 全国8地方43名 回答

オンライン授業になって良かったこと~詳細~

時間の効率性
・時間を気にせずできる/自分の時間ができた
・時間を他に回せる
・よりバイトに入れる
・学校に行く手間が省ける
・遅刻しなくなる/朝早く起きなくていい日が増えた
・映像はリアルよりその人の魅力が半減されるので身だしなみや化粧、服装に気を使うように変化した
・オンデマンド授業、リアルタイムでアーカイブの残る授業は非常に受けやすい
・何度も視聴できる、一時停止ができる、都合の良い時間に見られる

交通・交通費
・交通費がかからない
・通学しなくていい/学校に行かなくて済む
・通勤ラッシュに電車に乗らなくて良い

授業の理解
・わかりやすい
・学びが深まる点
・動画を巻き戻してみれるので理解が深まる
・オンデマンド授業、リアルタイムでアーカイブの残る授業は非常に受けやすい

その他
・毎日自転車だったので、夏は助かった
・Wi-Fiの援助

オンライン授業になって良くなかったこと~詳細~

授業が分かりづらい
・つまらない/飽きてしまう/めんどくさい
・動画だと聞き流してしまう/怠けてしまう
・友達や先生に相談、質問を少ししづらくなった。
・双方型の講義は映像が映らないという問題もあり、対面と比べると不便な点
・モチベーションが上がらない
・授業の集中が長く続かない
・配布資料が多く理解しにくい、接続が時々悪くなる
・齟齬が生じやすい
・熱が感じれない
・教員も慣れておらず、分かりづらい講義がある
・講義内容が雑になったものがある
・おもしろくはない
・画面を見続けるため、疲労が大きい
・対面の時に生まれていた生徒感のつながりができない

課題の量
・課題が多すぎる
・ほぼ全ての授業で課題が出るため逆に時間がなくなった
・教員によっては対面では信じられないような課題量、テストの難易度
・あるトピックに関してしか話さないという状況が、自由な交流の妨げとなっている
・提出物が多い

孤独・さみしさ
・一人で孤独を感じてしまう
・周りとのコミュニケーションが減る

切替えの難しさ
・授業とプライベートを分けるのが難しい/モードが切り替わらない
・移動時間がなくなり余裕ができたので、生活が崩れてきた
・集中はしづらい
・授業時間以外の隙間時間がないこと
・授業という意識が低くなっている
・緊張感がない
・臨場感がない

学費に見合わない
・学校の施設を使えないのにも関わらず学費は同じ
・学費に見合った学びができているか疑問に思う

その他
・給付金がないのにも関わらず、パソコンは用意させようとしてくる(パソコン前提での授業進行)
・目が痛くなる
・声が被るのではないかと不安になって発言がしにくい
・相手の心情が読み取れない
・受講者同士でコミュニケーションを取れないでの友達や知り合いが増えない
・雑談や質問ができないのでつまらなく感じるときがある
・慣れるのに時間がかかる点

オンライン授業に対する教員へのアンケート

2020年11月~2021年1月調査 全国8地方26名 回答

オンライン授業になって良かったこと~詳細~

・普段よりも学生が口を開く機会が増えた/喋るとソフトが捉えて画面に拡大されるので無駄話が激減。
・進度を犠牲にすれば、学生の満足度は上がる
・名前と顔が一致して質問しやすい/出席が確実/対面で出席確認が可能
・オンデマンドでもリアルタイムでの解説や課題のフィードバックの時間を設けることで有効な授業方法になると実感
・ゲストスピーカーの移動時間/交通費の削減
・個別の学生の学習状況をいつもより丁寧に把握するようになった
・教員自身の移動時間の削減

オンライン授業になって良くなかったこと~詳細~

・学生の雰囲気、理解度や退屈してそうな表情等が見えない/メリハリがつけられない/対面よりオンラインで得られる情報が圧倒的に少ない/内容が伝わっているのかの確認ができない
・授業後の課題が学生の負担になりやすい
・課題に関してフィードバックを行わないと学生自身が適切な理解をしているか自己評価できない
・学問共同体が形成されない
・講義のスピード感がつかめない
・受講態度・受講状況・課題への対応についての学生の個人差が大きい
・授業準備に要す時間の多さ
・対面が必要な現場での活動(ボランティア、フィールドワーク)ができない
・興味を持ちまじめに受ける学生とそうではない学生との間で、理解度の差が拡大

コロナ禍だからこそ学生へ伝えたいメッセージ(一部抜粋)

〇今の状況を否定的に考え何もしないのでなく、出来る事を考え前に進もう。この環境で生まれた物も少なくないはず。まさに今こそ、環境適応が求められるのではないか。

〇ラクに卒業するための先輩たちのノウハウは、ほぼ無効になりました。

〇未曽有の事態であり、学生・教員変わらず試行錯誤で進んでいます。一方で、こうした時代が変わる瞬間に学生の時期を迎えている皆さんは、ポストコロナ世代として、社会の中で重要な役割を担う可能性がとても高いです。是非、よく激動している社会(政治や経済、倫理、世界動向)から目を離さずに、コロナ前よりもより豊かな社会を築ける人材になれるチャンスと思って、一緒に頑張りましょう。

〇コロナ禍では、自主的な学ぶ姿勢の重要度が増します。どうぞ積極的に学び続けてください。が、それと同時に心身の健康はすべての基礎です。規則的な生活や日々の運動など、自身の健康の維持も、学生時代に学んでおくべき重要な事柄です。健康を維持しつつ、どうか積極的に楽しく学びを続けてください。 今はまだ大変な苦難の中にいて、先の見えない不安を抱えて大学生活を送られていることと思います。コロナ禍において、できないことを悔やむより、できる工夫をしてください。この経験がいずれ社会人となった時にきっと役立つことになります。学生たちのやりたいことを応援しています。

 

取材元:Gakuvoジャーナル編集部