セミナー/イベント Seminar & report

災害ボランティア養成セミナー@和歌山信愛大学

Gakuvoでは災害時に学生がボランティアとして活動できるような「災害ボランティア養成セミナー」を、さまざまなゲストをお招きして、各地の大学などで開催しています。4回に渡って開催した和歌山信愛大学での様子のうち、2回分を報告します。Gakuvoと協力協定を結んでいない大学でも実施していますので、関心を持たれた大学関係者の方は、ご相談ください。

第1回について

日 時: 2020年10月27日(火) 17:10~18:50

ゲスト: 安部 美和 氏(熊本大学准教授)、熊本大学学生

熊本地震が起きた時に、熊本大学と学生たちがどのように行動したのか。避難所となった大学での運営での奮闘について伺いました。そして今年7月に熊本県南部に甚大な被害を及ぼした豪雨の災害復旧ボランティアについても、学生3名から生の声を聞きました。
*詳しくは平成28年熊本地震 熊大黒髪避難所運営記録集 「416 私たちがやったこと 未来へ伝えたいこと」もご覧ください。

学生の感想(一部抜粋)

災害がおこったら、情報がとても混乱している。そこで熊本大学の学生達が行っていた、自分たちのライングループをつくり、そこでのやりとりの情報を優先的に信じて情報を得ていくことはとても良い。

クオリティではなくて応援しているという気持ちがあったらどんなことでも行動することが大切だとわかった。

熊本大学の学生さんが言っていた、”自分の親切を押しつけたりしていないか見極めるのが難しかった”ということ(中略)。これからボランティア活動をしていく中で私たちも他の人が求めていること、してほしいことをしっかり考えてつかんでいかなくてはいけない。

熊本大学の方のように自分達でどうすれば良いのかを考えて活動することはこれから社会に出てから役に立つことだし、人の為に活動すること、ボランティアをしないと味わえないことを学べるのではないかと強く思った。

第2回について

日 時: 2020年10月28日(水) 17:10~18:50

ゲスト: 髙木 享 氏(熊本学園大学准教授)

頻発する自然災害と災害ボランティアの活動の歴史を振り返り、熊本地震後に益城町の地域コミュニティにて、どのように熊本学園大の学生ボランティアが活動してきたのかを伺いました。そして今年7月に熊本県南部に甚大な被害を及ぼした豪雨の災害復旧ボランティアについても、コロナ禍の中でどのように展開しているかを伺ました。

学生の感想(一部抜粋)

仮設住宅居住者との関係構築が大事だと気づき、地域の人との関わりをとても大切にされているのが伝わってきた。和歌山でも地域のつながりを大切にできたら良い。

私のイメージでは災害ボランティアの活動は復興に向けた取り組みというのが強かったけれど、その他にも少子高齢化やコミュニティの弱体などの地域問題を良い方向にもっていけるような役割を果たすこともできるのを知った。

できる時にできる事をすることの重要さ、そしてそのことが誰かを支え、助けることができているのだと分かり、ボランティアの重要さ、学生が関われるからこそ実現できる支援というものがすごい。

実際に被災地に行き、今、自分に何ができるか、何について支援すればよいか、何を望んでいるのかを知り、今後直接的な支援だけでなく間接的な支援でもどのような支援をすればよいかを考え行動したい。

コロナの大変さを他人事に思わず、慎重になりながらボランティアに参加していきたい。

被災地側としては、若い学生を求めているということを知り、積極的に災害ボランティア活動に参加したい。

第3回、第4回について

日 時: 2020年11月18日(水)17:10~18:50、11月24日(火)17:10~18:50

ゲスト: 大庭 佳乃 氏 (NPO法人TEDIC)

宮城県石巻市を拠点とするTEDICの東日本大震災からいまに至るまでの活動と、東北大学入学後にボランティア活動を通して出会いとキャリアについて伺いました。

学生の感想(一部抜粋)

現場で何を見て考えて感じるか、またその中から何を学ぶか、そこから自分にできること、やりたいことは何か、どうありたいかを育てていきたい。

貧困、LGBT、障害者、外国人など、ひとまとまりに表現されることが多いものがいくつかある。しかし、そういった人も一人の人間でその人にしかない人生がある。

土砂に埋まっているのは誰かのふるさとなんだと気付くことが出来た。

地域の昔からある祭りやイベントに参加するというボランティアもあることが分かりました。

位置だけの情報ではない地域を知ることができるということは、ボランティアの魅力であると感じました。

想像することしか出来ないからこそ、自分の町に置きかえて考えてみるというのも大事なことの1つだと思った。

被災者という言葉が自分にもたらすイメージは払拭しないといけない。

自分の目で見て、自分の耳で聞いて、知ることがボランティアである。

震災にあった「カワイソウな人」「カワイソウな地域」でなく、それぞれ、個々人、一人一人を大切に、少しでも思いをくもうとすることが大切だと考えた。

被災地の方で「震災があったから出会えた人もいる」という前向きな考えをもっていることがとても素敵だと思いました。

先生・公務員・企業だけでなく非営利組織の職員という進路も知った。

聞く立場というものはとても難しいとは思うが、辛かったことや悔しかったこと、ボランティアという「よそ者」だからこそ聞けるお話もあり、良い経験になる。

ただボランティアをするだけでなく、地域の方々に話を伺ったりするスタディーツアーの取り組みに興味を持ちました。実際に被災地を目にすることで、その時の体験や痛みの想像が広がると感じました。

東北での震災を体験せずに、テレビで震災を見ていた側の人の話だったので、とても分かりやすく、身近に感じることができた。