大学等との連携プログラム Collaboration with university

学外正課災害県内県外東京外国語大学
東京外国語大学 福島の災害に関する日本とアメリカの学生が履修したオンライン授業

東京外国語大学ではGakuvoにご協力いただきながら就業体験科目として開講している福島に関する授業を実施しました。

本授業は、英語を主な言語として使用し、福島でボランティアワークをしながら地域の方に震災・災害についてのお話をお聞きするという目的の授業です。昨年はチームながぐつの形式に則り行いましたが、今年は感染症の影響で訪問が叶わず全面オンラインにせざるを得ませんでした。そこで、本学のアメリカの連携校の一つであるカリフォルニア州立大学ノースリッジ校(California State University, Northridge: CSUN)にもこの授業を開放し履修してもらい、東京外国語大学の学生とCSUNの学生が共同で参加しました。

授業の構成としては、福島の災害について3.11のことを中心に学び、そのあと、実際に福島の方々にインタビューをして3.11の前後での変化についてお聞きし、「聞き書き」という手法を使ってインタビュー内容を記事にするというものでした。これを全面オンラインで行い、授業は非同期(オンデマンド)と同期(リアルタイム)で構成されました。今回はアメリカ在住の学生も履修したため、時差の関係から全てをリアルタイムで実施することはできなかったためです。アメリカの大学に参加者の募集をかけたところ、あっという間に定員が埋まりました。福島の災害のことを学びたいが、今までこのような機会はなかったという声が多く聞かれ需要が多かったことがわかりました。

<同期セッション中の写真>

 

非同期の部分では、福島の災害、災害支援活動、福島の方の震災前後での変化について、原発事故後の除染作業に関する取り組み、またインタビュー手法としての「聞き書き」について学びました。学生はオンラインプラットフォームを使用して各テーマに関する課題に回答したり、学生同士で交流したりしました。その後、同期の部分では通訳の方に入っていただきながらオンラインでリアルタイムに東京・福島・アメリカのカリフォルニアを接続し、日米学生混成チームごとに質問を考え、福島の方にインタビューを実施しました。その後、チームごとに「聞き書き」の手法に則りインタビュー記事を英語で起こしました。

日米の学生とも、福島の方から直接お話しを聞けて災害の影響について学べたこと、また日米の学生の混成チームにより多様な意見が聞けたことなどが大変価値のある学習だったという声が聞かれました。また、福島の方々との交流により、この災害を風化させずに未来に活かしていくという決意も聞かれ、非常に有意義なオンラインセッションとなりました。

以下が授業の情報です。

タイトル:

[COIL] Online Fieldwork for Fukushima – Learning from the Disaster-stricken area including the Earthquake and flood-(震災・洪水の被災地を学ぶ ~福島でのオンラインフィールドワーク~)

担当:田代純一、福田彩

概要:

非同期で福島の災害や災害支援活動について学習した後、同期で現地の僧侶、農家、

活動家に日米混成チームごとにインタビューし、記事をまとめる

日程:

東京外国語大学冬学期

・非同期:1月26日(火)〜2月13日(土)

・同期:2月14日(日)〜16日(火)※午前中

内容:

<非同期>

  1. イントロダクション
  2. 事前学習:福島の災害について
  3. 事前学習:福島での災害支援について
  4. 福島から学ぶ 1:福島の方のお話
  5. 福島から学ぶ 2:原発事故処理に関する資料館からの取り組みについての説明
  6. インタビュー手法「聞き書き」について学ぶ

<同期>

  1. オリエンテーション
  2. 福島の方へのインタビュー1
  3. 福島の方へのインタビュー2
  4. 福島の方へのインタビュー3
  5. 福島の方へのインタビュー4
  6. 聞き書きインタビューのまとめ

昨年に引き続きご支援くださったGakuvo の髙野さん、本当にありがとうございました。

お話を聞かせていただいた霜村真康さん、丸山雄三さん、吉川彰浩さん、栗山周桂さん、松崎康弘さん、ご多忙の中、勉強させていただき大変ありがとうございました。

また、特定廃棄物埋立情報館リプルンふくしまのみなさま、事前授業のためにお話を聞かせていただきありがとうございました。

通訳のユール洋子さん、長谷川久三子さんにもご尽力いただき、本当にありがとうございました。

引き続き、どうぞよろしくお願いいたします!