大学等との連携プログラム Collaboration with university

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【災害ボランティア】聖心女子大学が活動を行いました!

2015年も聖心女子大学では、岩手県陸前高田市で行われた「うごく七夕まつり」への運営ボランティアに参加した。東京では、山車を彩るアザフ、花飾りづくりを支援し、現地参加者には15名の学生が名乗りをあげた。

強い日差しの中、例年どおり、朝から夜遅くまで山車を引くボランティアを行い、東日本大震災で壊滅した川原地区のコミュニティの一員になりきって、大きな掛け声をあげていた。

 

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被災地にとって「まつり」とは、離れ離れとなった関係性を復活させたり、不幸にもお亡くなりになった方々への供養も含め、コミュニティの絆を深め、未来への希望を見出してくれる重要な役割を担っている。

 

一方、今年から違った角度でのボランティア活動への知識を深めるプログラムとして、宮城県気仙沼市にある唐桑半島での体験プログラムを導入した。

唐桑半島は、宮城県の最北東端に位置し、三方を海に臨む地形は長さ約20km・周囲約50kmの起伏にとんだ細長い半島だ。

 

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その半島の真ん中くらいにある鮪立(しびたち)地区に「唐桑御殿つなかん」がある。

このつなかんは、水産業を営む菅野氏のかつての自宅で、震災の津波でほぼ全壊し、取り壊しを考えた家を、発災直後から学生ボランティアの拠点として活用され、これをキッカケに民宿を始める構想が生まれた。

約10か月で延べ1,000名もの学生を受け入れ、未だに多くの学生や、かつてボランティアでつなかんを訪れた卒業生の社会人が訪れる。

ここでは、陸前高田での「まつり」の役割が、まさに「生業」の復活だったのだ。

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今回は、今までに多くの学生を受け入れてきた菅野女将の気持ちや心の変化、そして生業の復活がどのような心の支えになり、そして全国の学生が駆け付けてくれた心強さがどのようなものだったかを体験・体感してもらうというプログラム。

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漁船に乗船し、養殖現場へ行ったり、津波が襲ってきた時に住民が逃げた高台へ足を運び、当時の写真を見ながら解説を受けた。

そして、つなかんでの昼食は、唐桑の地のもので彩られたお膳に、学生らは大喜び。

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普段苦手だった食材も、あまりの新鮮な素材に、みんな克服してしまうほどの驚きようだった。

陸前高田での「まつり」も、気仙沼での「生業」も、どちらも地域のつながりを強固にするアイテム。学生らは、この異なった重要なキーを五感で感じとってくれたようだ。