学生ボランティア派遣 Student volunteer dispatch

チームながぐつプロジェクト第125陣 福島県いわき市行き 活動報告

「大学生ボランティア隊」派遣【第125陣】

期間:2015年9月4日~9月7日

場所:福島県いわき市

活動内容

1日目: オリエンテーション~高速バスでいわき~長源寺にて座禅体験~

銭湯~夕飯~振り返り。

2日目: 朝食~薄磯復興協議委員会の事務所移転に伴う軽作業のお手伝い~昼食~

いわきオリーブプロジェクトにて作業補助~銭湯~夕食~振り返り

3日目: 朝食~四倉歩行者天国イベントのお手伝い(昼食・夕食)~銭湯~振り返り

4日目: 社員寮の掃除~朝食~ご本家の掃除~富岡町視察~久ノ浜「浜風商店街」にて昼食と視察~

4日間の振り返りとアンケート記入~東京駅にて解散。

 

太文字部分は、参加者が日程終了時に書いてる報告書の中から抜粋したものです。 

※掲載した文章は全文でないため、ご本人の意図と若干異なる場合がございます。ご了承ください。

 

9月4日(1日目)

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学生ボランティアセンターでのオリエンテーション後、高速バスでいわきへ。

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到着後、長源寺へ向かい、栗山住職より震災のお話を伺った後、震災時の避難施設での不自由さを、約15分間の座禅を通して体験。「座禅を通して感じた、動けない苦しみや痛みは、明日から会う方々が震災時に感じた事。そのことを考えて行動し、現地の方々が、どういう思いをして今を生きているかを感じて下さい」という住職の言葉が、学生の胸に響いたようです。

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銭湯の後、有賀さんの作って下さった夕飯を食べ、寮にて振り返りをしました。2つのグループに分かれて自己紹介の後、長源寺での体験を通して感じた事を発表し、明日からの活動に対して、受け入れて下さる方々の事を最優先に考えて行動する気持ちを共有しました。23時頃終了

 

9月5日(2日目)

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6時半頃からの朝食後、バスにて薄磯へ。

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薄磯復興協議委員会の鈴木委員長に対応して頂き、事務所移転に伴う、荷物の移動作業に携わりました。冷蔵庫や書棚など重たいものを、男子学生が率先して運び、女子学生達も荷物や備品を、テキパキと整理していました。

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鈴木委員長より、約1時間に渡って、震災直後に携わった地元住民の捜索活動のお話や、薄磯復興協議委員会の発足から現在に至るまでの経緯や想いなどを伺い、その後、薄磯周辺を案内して頂きました。

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帰り際、学生達が一言ずつ感想を述べた際、ある学生が「薄磯の為に動いている鈴木さんのお話を伺い、今後、自分の事だけでなく、誰かの為に動きたい、動かなければと思いました」と涙ながらに伝える姿がありました。

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いわき駅に戻り、次の活動先(いわきオリーブ)行きのバスを待つ時間を有効に利用して、翌日の四倉イベントで踊る「四倉音頭」を、女子学生の指導の下、練習をしました。バスターミナルで和気あいあいと踊る姿に、今回の陣の雰囲気の良さを感じました。

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午後から、いわきオリーブプロジェクトへ。到着後、スカイストアさんに注文していたお弁当を食べました。円になって昼食をとる際に、舟生さんが中心になるように、学生達が舟生さんを真ん中に誘導する心配りをしていました。食後のデサートは、Gakuvoを温かく見守って下さっている四家酒造店の四家さんからの差し入れの葡萄を、皆で美味しく頂きました。

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昼食後、夕方18時までの約3時間に渡って、オリーブの苗木周りの雑草抜きをしました。慣れた手つきで雑草抜きをしながら、舟生さんとの会話や、学生同士の話にも花が咲いたようでした。

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銭湯の後、夕食。この日のメニューは、カレーとナスのオイルソースパスタなどで、オリーブ麺を使ったパスタの美味しさに感激し、最終日、お土産でオリーブ麺を購入した学生が多くいました。

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寮に戻った後、学生主導で振り返りを行いました。今日の思ったことや感じた事を率直に発言し、皆の意見に耳を傾ける事で、参加した仲間の事を理解する、貴重な時間になったようです。23時頃終了。

 

ボランティアの活動の日々の最後に、ふりかえりミーティングをすることで、自分の見方が広がった。

 

9月6日(3日目)

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朝食後、JRにて四倉に向かい、朝の9時から夜の21時までの終日、四倉歩行者天国のお手伝いをしました。

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この日の天気は曇り~小雨の繰り返し。午前中の会場設営(テントの組み立て・長テーブルや椅子の設置や軽作業など)では、力自慢の男子学生4人が女子学生を引っ張り、手際よく携わりました。

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この日、多数のメディア取材が入っており、何人かの学生がインタビューを受けましたが、急なインタビューにも動じず、自分の考えや気持ちを的確に伝える姿に頼もしさを感じました。

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午前中の会場設営が一段落し、主催者の方が作って下さった、牛丼と豚汁の昼食に元気を頂いた後、近くの高台にある神社に足を運び、手を合わせました。

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13時からのイベントがスタートしてからは、スタンプラリーのポイント4か所を担当し、順番に休憩をとりながら、笑顔でお客様の対応をしました。

 

*心が温まるエピソード(スタンプラリーの受付を担当していた女の子の話)*

スタンプラリーのスタート地点で、スタンプラリーの用紙を配布する際に、最初の内は「どうぞ楽しんで下さいね」とお客様に声掛けをしていたが、途中から「一緒に楽しみましょうね」という言葉にかえたという。理由は、四倉の事をよく知らず、午前中しか手伝いをしていない立場の自分が、軽々しく「楽しんで下さいね」という言葉を使うのは、どうかと思ったからとの事。前日の学生達主導の夜の振り返りで出ていた「受け入れて下さる方々の気持ちを考えて行動しよう」という、約束事を念頭に入れて携わっているのだと知り、胸が熱くなりました。

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ステージイベントで開催された子供対抗のかき氷早食い大会では、男子学生が飛び入り参加し、笑いをさそうパフォーマンスをして、イベントを盛り上げる一場面もありました。

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夕食(KINKAさんの特製創作ラーメン)を食べた後、四倉音頭を踊りました。練習の成果もあり、地元の方と楽しく踊ることができました。

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イベント終了後、雨が強くなる中、声を掛けあいながら協力してテントなどを片付け、

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主催者様の心遣いで、御神輿を(倉庫のある場所までの短い距離でしたが)担がせて頂き記念写真をとりましたが、その時の主催者の皆さんと、学生達の笑顔に、今日のイベントが、心に残る素晴らしいものであったのだと感じました。

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21時過ぎ、最寄りの駅まで車で送って下さった際に、主催者様がジュースと共に、「何よりも嬉しいのは、この四倉に皆さんが来てくれたこと。有難う。ぜひ、また、四倉に遊びに来てね。その時はご馳走するよ」と掛けて下さった言葉が、学生たちの心に強く刻まれたようでした。

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23時過ぎからの夜の振り返りでは、2つのグループに分かれて今日の感想を発表して、明日の富岡町の視察ルートや内容について、詳しく説明をして0時に終了。

 

9月7日(4日目)

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6時から寮の掃除後、朝食(差し入れの杏仁豆腐に大喜び!!)。

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JRで竜田駅へ。約2時間かけて富岡町を視察しました。

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視察ルートは、①天神岬公園(降車し約15分見学) ②福島第二原発近く~波倉地区(降車し約10分見学) ③富岡町焼却場(車内から視察)

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④富岡駅(降車し約25分見学)

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⑤パトカーの碑が移設された公園 (降車し、山内さんへの話を含め約20分) ⑥夜ノ森桜通り(車内から見学)
視察中は、山内さんの話にメモをとりながら聞き、更にジャンボタクシーの中では、浜風商店街に到着するまで、ずっと山内さんに質問を重ねました。(浜風商店街に到着した後も、山内さんに質問や、連絡先を伺う学生もいたほどでした)

傘を持たず、視察ポイントで説明をして下さる山内さんの隣には、傘をさして、さりげなく山内さんに寄り添う学生の姿がありました。

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からす屋食堂さんで昼食後、佐藤電機さんで、震災時の久ノ浜の映像を見せて頂いた後、学生達がお金を出しあって、商店街にある酒屋さんで購入した地酒を、佐藤電機さんにプレゼントする場面がありました。

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また、最終日にようやくお会いできた有賀さんを、からすや食堂さんで見つけると、学生達が次づきに駆け寄り、日々のお食事のお礼や、餃子のお礼などを伝える場面もありました。

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いわき駅に戻り、1時間のお買い物時間をとり、寮にて、学生主導で4日間の活動の感想と、今後、どんなアクションを起こすのかを発表しました。「受け入れ先で、元気を届けられたらと思っていたけれど、実際は、いわきの皆さんに元気をもらってばかりの4日間でした」「夜の振り返りを通して、皆の意見を聞き、様々な角度から物事を考える機会となり良かった」「今後は沢山の人に、いわきの事について伝えたい」「有賀さん達とのご縁を大切にして、今後、イベントを企画したい」「今まで、自分の得になる事ばかり考えて、見返りを求めず他人を思いやる事をしていなかった事に気づいた。損得をぬきにして、街の為に頑張っている方々、復興をしようと活動している方々と出会い、沢山の事に気づかされました。これからは他人を思いやれる人になりたい」「九州出身で、震災の事が遠くの事に感じていたが、今回、いわきにきて、現実を通して真正面から受け止めることが出来た。だから、今後は東北を伝えるスピーカー役になりたい」など様々な意見がでました。

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その後アンケート記入をし、有賀さんにご挨拶をして東京に戻り、解散をしました。

 

今回のボランティアで一番「損得を気にせず行動する格好良さ」を感じました。

 

東北で学んだことは、たくさんの方が、私たちを分け隔たりなく受け入れてくれて、町の間でも強い絆で結ばれているということでした。そうした人を受け入れるという懐の大きさが本当に素敵でした。そうした人になれるよう、努力していきたいと思います。

 

苦しい時こそ、人のために働ける本当の愛をたくさん受けて幸せな気持ちと、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

夢を持つことの大切さを学びました。私たちは人生の目的があることで、毎日、成長することができるし、その夢に向かって、挑戦し、変化することができます。考え、行動の次元を上げ、成長し続ける自分になりたいです。 

 

今回、リーダーをさせていただき、チームをまとめたりさせてもらう中で、全体を見ながらも、一人一人を見ることの難しさを学びました。1日目からずっと、このグループの中で、自分がリーダーとしている意味を考えていました。それはチーム全体がボランティアに来た意味、自分に何ができるのか、しっかり考え成長できるように導き、1人1人の個性を生かしながら、地域に貢献していく事だと感じました。

 

自分の日々の生活をありがたく感じた。そして、ボランティアによって自分自身、多くを学んだ。

 

地域によって復興の進度がこんなにも違っているということは、絶対に実際に来て見なきゃ分からなかったと思います。

今回身につけた積極性や話を聞きたいという思いを強く持ったことで、たくさんの方に出会うことができたと思います。「聞くは一瞬の恥、聞かぬは一生の恥」というように、恥ずかしがらず、自ら一歩踏み出したことで、大きなものを得ることができたと思います。

 

実際にお会いしていなければ、決して聞くことのできなかったであろう「現実」を知る事ができました。その中で「人と人とのつながり・結びつき」の強さとはかなさを感じました。

 

メディアには露出しない被災地の姿、本当の被災者の心情を知ることができました。被災した方たちと直接お話をすると、映像では伝わらない独特な雰囲気を感じ取ることができました。

 

福島の方々は、「何としても。この町に戻ってくる」「オリーブをこの町の特産品する」「祭りを通して町を元気にしたい」など、それぞれ様々な思いをもって生きていました。まさに自分たちの町への愛を感じました。夢、目標、ヴィジョン、意地、これこが生きる力なのだと思いました。

 

今回の活動では、被災地という大きなくくりではなく、人と人に出会えた4日間でした。私が出会った人々は明るく大志をいだいている方々で、自分の方が逆に元気をもらえたように思います。その人たちから、その人にしか分からない苦しみや喜びを知る事ができ、肌で被災の状況を感じました。実際に一市民として、復興への町づくりをしてプロジェクトを行っている人は、国にしてもらうより自分たちがやる意志が強く、国にも満足していると話されていました。私には、それが“意外”で、これが実際にいかないと分からない事だと思います。

 

私が一番これを学べたなと感じた事は、自分を見つめ直すことが出来たなということです。今まで自分は自分にとって得のある事しかやって来なかったことに気づきました。自分に見返りがあると分かっていることでないとやろうとしていなかったと思いました。それは、この4日間でお話を伺った皆さん、福島のため、家族のために突き進んでいる方々に出会えたからです。皆さんそれぞれ、違う形で活動していて、しかし思いはきっと一緒で、損得とかそんな小さな事ではなく、他人のために時間もお金も体力も精神力も使い、人生をかけていることが分かりました。

福島の皆さん、ありがとうございました。

125陣の皆さん、宮崎さん、お疲れ様でした。