学生ボランティア派遣 Student volunteer dispatch

チームながぐつプロジェクト第126陣 栃木県鹿沼市・福島県いわき市行き活動報告

「大学生ボランティア隊」派遣【第126陣】

期間:2015年9月20日~9月23日

場所:栃木県鹿沼市 福島県いわき市

活動内容

1日目: バスで栃木へ~車内にてオリエンテーション~鹿沼市で水害被害にあった場所の

泥かき作業~JRにていわきへ移動~銭湯~振り返り。

2日目: 朝食~カジキグルメサミットのお手伝い~銭湯~夕食~振り返り

3日目: 朝食~薄磯にて灯台入口の清掃~昼食~いわきオリーブプロジェクトにて作業補助

夕食~入浴~振り返り

4日目: 朝食~ご本家の掃除~富岡町視察~久ノ浜「浜風商店街」にて昼食と視察~

寮の清掃~4日間の振り返りとアンケート記入~東京駅にて解散。

 

太文字部分は、参加者が日程終了時に書いてる報告書の中から抜粋したものです。 

※掲載した文章は全文でないため、ご本人の意図と若干異なる場合がございます。ご了承ください。

 

9月20日(1日目)

日本財団に集合後、7:30専用バスで栃木県鹿沼市へ。

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車内でオリエンテーションを行い、作業するにあたっての注意事項や自己紹介等をし、11:20作業場に到着。現地で活動なさっている黒澤さんの指示の下で作業をしました。(途中で昼食と適宜休憩をとりました)

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山崩れした土砂が流れ込んだ、田んぼの側溝にたまった泥を土嚢袋に集める作業を行いました。最初は、ぎこちない手つきでしたが、慣れると、協力してテキパキと動いていました。男子学生たちが担当していた大量の土砂がたまっていた場所に、女子学生数名が足を運び、作業に加わる一場面もあり、限られた時間内を一生懸命に活動する学生の姿が印象的でした。

作業終了後、飲み物などを置いていた場所付近の民家の水道を、無断で使い、手や長靴を洗っていた学生がおり、黒澤さんから指導を受けました。

 

栃木県鹿沼市の農家の被害の大きさは、想像以上でした。

土の中から、ほうきや食器等がたくさん出てきて、水害の恐ろしさを知った。

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18時すぎ、水害ボランティア第1陣と分かれ、小山駅経由でJRにていわきへ。到着後、すぐに銭湯へ行き、寮にて振り返りを行いました。今日の泥かき作業の感想と、明日からの取り組み方について発表し、「今日は作業中、疲れた顔をしていたので、明日は笑顔でイベントに携わりたい」「現場の状況的確に把握し、テキパキと動きたい」という声かあがりました。23時半頃終了。

 

 

9月21日(2日目)

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6時半からの朝食を済ませ、バスにて、小名浜で開催された「カジキグルメサミット2015」のお手伝いへ。

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会場到着後、担当者の武藤様(武家茶道の先生)の指示を受けて、①会場内のゴミの管理②子供遊具の受付③露店(カジキステーキ)のお手伝い④カジキ帽子クラフトの補助⑤カジキフィッシング体験の補助を、10時~16時まで、一時間ずつローテーションをしながら携わりました。

子供好きな学生が多く、秋晴れの下、笑顔で子供達とふれあっていました。それぞれ1時間の休憩時間に、主催者から頂いた1000円分のチケットを使って、それぞれ好きなものを食べたり、会場内を散策して、イベントを楽しんでいました。イベント終了後、椅子やテーブルの片づけをして、武藤様より「若い人達がお手伝いして下さることで、会場内に活気が出て、感謝をしています。ありがとう」という言葉を頂き、会場をあとにしました。

 

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薄磯の室谷ご夫妻も、イベント会場に来ていて、声を掛けて下さいました。

 

イベントのスタッフの方など、復興に向けてものすごく頑張っているんだなぁと感じました。

元気な子供たちとも触れ合えたり、お年寄りの方で、お孫さんを連れている方と話したり、親子や家族連れの方がとても多くて、こっちが元気づけられました。楽しみながら作業ができました。

 

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いわき駅にもどり、銭湯と夕飯をすませて寮へ戻り、夜の振り返りへ。今日の感想を発表しました。「元気を届けられたらと思っていたけど、実際には自分が元気をもらった1日だった」「子供遊具の受付をしていた際に、ボランティアのビブスをみたお客様が、温かい声を掛けて下さり、福島の人は人に対して温かいと思った」などの感想が出ました。その後、本「被災地デイズ」を使って、物事を様々な角度でみる大切さを学びました。前日からハードなスケジュールだったので、この日は22時半に終了し、明日の活動に備えました。

 

9月22日(3日目)

6時半すぎからの朝食後、バスにて薄磯へ。

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薄磯復興協議委員会の室谷さんに対応して頂き、灯台入口付近の海岸沿いのゴミ拾いと、道路沿いの雑草除去を行いました。晴天の厳しい暑さの中でしたが、途中休憩をとりながら、時間ギリギリまで活動をしました。短時間だったにも関わらず、ゴミ袋126袋分の草と、ペット・缶・燃えるゴミが23袋、燃えないゴミ5袋・大型ゴミ少々を集めました。帰りのバスを待つ間に、室谷さんから薄磯の現状や、ゴミ拾いに寄せる思いを伺い、午後の活動へ移動しました。

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上平窪のオリーブ畑に到着してすぐ、舟生さんと一緒に昼食をとりました。有賀さんも、差し入れのお餅を手に足を運んで下さって、舟生さんと有賀さんを前に、学生達が自己紹介をしながらの昼食となりました。

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美味しい、スカイストアさんのお弁当を食べた後、男子はオリーブの枝の剪定、女子はオリーブ茶に使う葉を、手で枝から摘む作業に取り掛かりました。

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15時頃、午前中に活動をさせて下さった、薄磯の室谷さんご夫妻が、シュークリームと梨の差し入れをして下さり、18時まで一緒に活動をして下さいました。(室谷さんは草刈機で、雑草刈りをしていました)

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18時頃、舟生さんと、室谷さんご夫妻にお別れをしていわきへ戻り、1時間の自由時間をとりました。

19時半からご本家で夕飯。有賀さんが作って下さった、ちらし寿司やオリーブパスタなどに感激し、皆で美味しく頂きました。

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寮に戻り、21時半頃から振り返りを行いました。「今回のボランティアに参加したきっかけ」「今日の感想」「3日間を終えて、いま、自分にできる事は何か」等を、一人ずつ発表した後、明日の富岡町の視察場所の事前説明を、時間をかけて行いました。22:40頃に終了。

 

メディアでは絶対に知ることはできなかったような経験を聞く事ができました。人は苦しい状況だと自分の良心に逆らった行動までしてしまうのかなぁと考えました。状況は時には人を変えてしまうことは十分有り得るのではないかと思いました。

 9月23日(4日目)

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6時半からの朝食後、ご本家の清掃を終えて、JRで竜田駅へ。

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線量計をリーダーがチェック

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ジャンボタクシー1台に乗り、運転手、山内さんの案内の中、約2時間かけて富岡町を視察しました。

視察ルートは、①天神岬公園(降車し約15分見学) ②福島第二原発近く~波倉地区(降車し約10分見学) ③富岡町焼却場(車内から視察) ④富岡駅(降車し約25分見学) ⑤パトカーの碑が移設された公園 (降車し、山内さんへの話を含め約25分) ⑥夜ノ森桜通り(車内から見学)
視察場所では、真剣に山内さんの話に耳を傾け、浜風商店街に到着するまで、ジャンボタクシーの中で、質問を重ねていました。

4年経った今でも何も変わらず残っている光景を見て絶句した。

 同じ日本でこんなに大変なことが起きたんだと自分の目で見たり、話を聞いて、初めて実感できた気がします。

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浜風商店街に到着し、からす屋食堂さん昼食をとりました。

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この日、佐藤電機が店休日で、震災のビデオは見れませんでしたが、今回の参加学生の中で、浜風商店街近くに住んでいるおじいちゃん、おばあちゃんを持つ子がおり、昼食の時間に合わせて、差し入れの草餅と飲み物を手に駆けつけて下さり、和やかなひと時となりました。

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いわき駅に戻り、寮の清掃を行い、最後の振り返りを行い、富岡町の視察と、4日間の感想を発表しました。「富岡町の視察を通して被害の大きさを目の当たりにし、言葉が出てこなかった」「薄磯の室谷さんや、オリーブの舟生さん、運転手の山内さんをはじめ、4日間で出会えた方々は、未来のいわきへの熱い想いで溢れていて、かっこいい大人だと思ったので自分も、何か行動をおこしたい」「前向きに頑張っている方々が多いと感じた。10年後でも、ぜひ、また訪ねてみたい」「今回のボランティアを通して、見返りを求めず人の為に何かをする事が、どんな感覚なのか知りたいと思って参加したけど、得るものが多く、今回の体験を次に繋げたい」「夜の振り返りや皆との意見交換を通して、意識が高くなった気がします。だから、これからも様々なボランティアをしていきたい」「学びのある4日間、成長できた4日間だった」など様々な感想ができました。

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その後アンケート記入をし、ご本家で有賀さんにご挨拶をして東京に戻り、解散をしました。

 

今回の活動で一番私の心に残ったのは、福島の方々の心の温かさだった。皆さんからの震災当時のお話や、活動することによって震災復興にどのように役に立つかなどを教えて頂き、とても感謝している。

 

今回、経験できたことを周りの大学の友達や、先生や、地元の友達に、被災地がどうなっていたか、また、このボランティアが参加者にとって、どれだけ有意義なものだったのかということを自分は全力で伝え続けていこうと思っています。

 

今回、参加して、見るもの、知るもの全てが初めてばかりでした。富岡町を自分の目で見て、震災から時が止まった姿には言葉を失いました。特に何も知識や技術のない大学生の自分に出来る事など何にもないんじゃないかとも思いました。しかし、オリーブ畑の手伝いや、カジキサミットの手伝いを実際にしてみると、本当に多くの人がボランティアに対して感謝の言葉を伝えてくれて、明るく元気に前向きな復興の活動をしている人々に、ボランティアに来た自分が逆に励まされました。

 

本当に毎日が勉強で貴重な4日間でした。この4日間で学んだ事を、たくさんの人に伝えていこうと思います。復興に向けて、まだまだ人手が足りないと思うので、たくさんの人にボランティアに興味を持ってもらい参加して欲しいと思います。

 

今回のボランティアを通して、自分はまだまだ周囲の状況が把握できていないことが分かりました。言動や行動をする前に、立ち止まって考えることが重要だと考えました。自分はボランティアをさせてもらっている立場でいたのに、周囲の人々に迷惑をかけてしまい自分の事をとても情けなく感じていますが、今回のボランティアは、決して観光のためではなく、周囲の人々、被災者の事について考えさせられた非常に良いものだったと思います。

 

福島の皆さん、ありがとうございました。

126陣の皆さん、引率の宮崎さん、お疲れ様でした。