学生ボランティア派遣 Student volunteer dispatch

チームながぐつプロジェクト第110陣 福島県いわき市行き 活動報告

「大学生ボランティア隊」派遣【第110陣】

期間:2015年3月6日~3月9日
場所:福島県いわき市
活動内容:
3月6日 日本財団にてオリエンテーション。長源寺で坐禅体験。
3月7日 薄磯地区で桜の木の植樹。中之作プロジェクト清航館にて柱磨き。
3月8日 オリーブプロジェクト。キャンドルナイト追悼記帳。
3月9日 視察。掃除。

3月6日

日本財団にてオリエンテーション後出発。
東京駅からバスでいわき駅へ。
16:45有賀さん宅到着。

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17:15長源寺にて座禅体験。
はじめに1時間ほど震災当時のお話を聞き座禅をしました。8人中3人警策を受けました。

 

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19:30五楽で有賀さんと食事。
有賀さんとの話が弾み食事終了が21:30過ぎたためこの日は銭湯にいかず寮に移動。
到着後振り返り・翌日の確認をしました。

3月7日

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午前中 薄磯地区にて桜の植樹のお手伝い。到着後災害公営住宅の集会所で鈴木さんから1時間ほど震災当時のお話やこれからの事など伺いました。また自治会長の大河内さんから薄磯の震災前、震災後の写真を見せていただきながらお話を伺うことができました。

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豊間・薄磯・沼の内3地区合同の桜の記念植樹ということでした。ガクボは薄磯の災害公営住宅周辺の植樹を自治会長さんの指導のもと住民のかたと一緒に行いました。植樹後集会所にて小学生の勉強をみてあげたり遊んだりしました。

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午後 中之作プロジェクトの豊田さんを訪ね清航館へ。到着後昼食。ご飯と味噌汁、お漬物を用意して頂きました。朝、有賀さんからもちりめん納豆・梅干し・お漬物を用意して頂き、それをおかずに釜炊きのご飯をみんなでおいしくいただきました。片付け後家を案内していただきながら古民家再生やコミュニティ再生のお話を伺いました。その後清航館の柱を磨く作業。それぞれが決めた柱を雑巾で1時間ほど磨きました。

いわき駅着後有賀さんと食事。ラトブ3Fの安曇野でお蕎麦をごちそうになりました。
食事後お風呂へ。尼子湯へ行きましたがしばらくお休みしますという貼り紙があり別の銭湯へ。駅から近いところに仲の湯という銭湯がありました。

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寮に戻り振り返り・翌日の確認。

3月8日

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上平窪横山オリーブプロジェクト研究圃場にて。

 

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脚立に乗り掛矢(大型ハンマー)を使い2mの柱を3分の1打ち込む作業をしました。
北風の影響でオリーブの木が倒れてしまわないよう4人一組で打ち込む位置を確認しながら慎重に作業しました。
ハンマーでの打ち込みもはじめは感覚がつかめず苦労していましたが最後には全員コツをつかみうまく打てるようになっていました。
お昼はスカイストアさんのお弁当をいただきました。
雨の中での作業で泥だらけになりましたが安全に活動を終える事ができました。
約40本打ち込みました。

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終了後平中央公園で行われていた追悼復興祈念行事のキャンドルナイトへ行き、メッセージカップへの記入と追悼記帳をさせていただきました。
尼子湯さんに電話しましたが繋がらなかったため仲の湯に行きました。
夕飯は有賀さん宅で。
朝の残りと買ってきたお惣菜をおかずにご飯を炊いて頂きました。

 

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寮に戻り振り返り、翌日の確認。

3月9日

視察。
11:10有賀さんと浜風商店街で待ち合わせし一緒に昼食。餃子をご馳走になりました。
昼食後電気屋さんに伺う予定でしたが、来客中でしたのでお土産はからすや食堂さんに渡し、その後津波の被害のあった場所まで歩いて行き、かさ上げ工事中の場所を視察。
寮に戻り振り返り、アンケート記入。

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帰りにご本家により有賀さんに挨拶をし、17:00のバスに乗り東京へ。

 

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21:00解散。

参加者に日程終了時に書いて頂いている報告書の中から抜粋したものをご紹介します。
※掲載した文章は全文でないため、ご本人の意図と若干異なる場合がございます。ご了承ください。

先が見えない状況で、大きな不安を抱え、いろいろな立場や意見の板挟みになりながらも、懸命に人々の「居場所」づくりのために尽力されている方々の姿がとても印象的でした。

たくさんの方々から話を聞き、悲しい経験というのは、人を優しくさせるのだと思いました。いつでも誰にでも、どんな時でも、優しい人間になれればと思います。

これまでのGakuvoながぐつボランティアに参加した多くの学生及び今は社会人になり、活躍している初期の派遣隊の方々が様々な形で社会に対して貢献していることも素晴らしい事だと思います。Gakuvoで共に活動した仲間とも何れ、共に協力し、何処で活動し合える時が来ることを期待しています。

あらゆる地域で状況が変化している中で、復興とは何か、まだ自分には分かりませんが、これからもボランティアに参加する中で学んで行きたいと思います。

今回出会った方々から“人”とのつながりや“絆”を強く感じて、被災された人は、それぞれ、あの日から大変な思いをして今まで来られた中で、とても仲間や周りの人の事を大切に家族のように考えて接しているように感じ、そのような部分は、自分はボランティアで来たけれど、現地の人々に大切なものは何か教えて頂いたように感じました。

出発前のミーティングで、ボランティアをする側とされる側は対等な関係を気づくことが大切だというお話がありました。その意味をあまりよく理解しないまま、今回の活動が始まりました。初日の長源寺の栗山さんからのお話でもあったように、ボランティアは日本語にすると「奉仕」になるので、する側が与えるというニュアンスが含まれると思います。しかし、それは全く逆でした。本当に痛感したのは、2日目に桜の植樹を手伝わせてもらった鈴木さん、室谷さんのお話です。何をやっても、地道にしか進まず、全力でやっているのに、褒められることよりも文句を言われることの方が多い。そんな中でも、震災が与えたプラスの影響に感謝をして、とても強くてかっこいいと思いました。中之作の豊田さん、オリーブプロジェクトの舟生さん、富岡町の光景、このボランティアを通していろいろなものを見て感じました。

ボランティアの定義、意義、自分が何ができるか、どんないい影響が与えられるか。チームワークはどうやってうまく作っていくか。現場の大切さなど。まだまだ整理できていない。一つ一つやっていこうと思います。

今回のボランティアでは、いろいろな方からのお話や視察により、多くの事を気気付かされた。お互いに参加するメンバーと話し合うことで気付くこともあった。ボランティアとは名ばかりで、地元の人々にしていただいたことが大きすぎて何をしに来たのだろうかと情けなく思う。与えて頂いたことを自分の周りの人に伝えるという方法で、3.11の震災が世の中から忘れられないように風化してしまわないように、地元の人に還元していきたい。そして、人間的に成長して、またいわきを訪れたいと思います。

福島の皆さん、ありがとうございました。
学生の皆さん、お疲れ様でした。