学生ボランティア派遣 Student volunteer dispatch

チームながぐつプロジェクト第136陣 福島県いわき市行き 活動報告 「大学生ボランティア隊」派遣【第136陣】

 

期間:2016年3月18日~3月21日

場所:福島県いわき市

活動内容

1日目: オリエンテーション(昼食)~高速バスでいわきへ~銭湯~夕食~振り返り。

2日目: 朝食~高速バスにて郡山へ(昼食)~双葉郡未来会議~高速バスにていわきへ~

いわき駅前散策~夕食~銭湯~振り返り。

3日目: 朝食~中ノ作プロジェクト(昼食)~銭湯~夕飯~振り返り。

4日目: 寮の掃除~朝食~有賀様宅の掃除~富岡町視察~浜風商店街~スカイストア~

4日間の振り返りとアンケート記入~高速バスで東京へ~東京駅にて解散。

 

太文字部分は、参加者が日程終了時に書いてる報告書の中から抜粋したものです。 

※掲載した文章は全文でないため、ご本人の意図と若干異なる場合がございます。ご了承ください。

 

3月18日(1日目)

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オリエンテーション後、高速バスで約3時間のいわきへ。

いわきに到着後、銭湯に向かい、夕飯。

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学生リーダー進行で詳しい自己紹介と、ボランティアに参加した動機を発表。途中で有賀さんが足を運んでくださって、学生にお話をしてくださいました。

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その後、今回、お世話になる方々の紹介資料を確認し、136陣の目標を「足を運んだ先で、最低、一人に話しかける」「受け入れ先にお礼を必ず伝える」「明るく元気に接する」この3つに決めて、22:30頃終了。

1日目、初めて仲間と出会い、他の場面では話すことのない内容の話をたくさんしました。考え方の多様性に驚き、刺激を受けました。

3月19日(2日目)

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7時半からの朝食後、女子が食後の片付けをしている間に、男子は収納部屋の片付け作業をしました。

 

いわき駅よりバスにて一時間半のところにある、郡山市民文化センターへ。

13時から17時まで、双葉郡未来会議に参加をしました。

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葛尾町・富岡町・浪江町の現状報告~パネルディスカッションなどが行われ、真剣にメモを取りながら耳を傾ける学生の姿がありました。

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会場内では、震災に遭った町の紹介コーナーやパネルが展示され、学生達はいただいた資料を手に、積極的にそれぞれのブースの方に声をかけて、お話を伺っていました。

それぞれの町村の現状、そして人々の明るいパワーを感じたと同時に、東電と福島県内の人々との軋轢を感じさせるお話も聞く事ができた。

「外からのボランティアは時に重すぎる」という率直な意見は普通聞けるものではないからこそ、しっかりと胸に刻み、被災者あってのボランティアということを忘れずにいたいと思いました。

 

ゼロからの町づくりに対し、前向きなアイデアの提案や、パネルディスカッションを聞き、地域のために努力する大人のかっこよさを痛感すると共に、本当はゼロからのスタートなんかではなく、彼らは、いろんな歴史や思いでがあるからこそ町を復活させたいのだと思いました。

 

今の気持ちを聞いて、共通して思ったことは、みんな自分の町をすごく大切に思っていて、誇りを持っているなということです。

 

地元の方たちの地元に対する深い愛情と自分たちの力で町を元気にしたいという熱い気持ちが前面に出ていてびっくりしました。そこで被災者の方に対するイメージががらりと変わりました。
被災地を助けたいという気持ちが重くて応えられないのがつらい、一方的な支援は重荷に感じてしまうというお話を聞いた時は、すごくショックでした。そこで私のボランティアに対する意識が変わりました。会議に参加して復興に向けて前向きに活動している方々の力強さに圧倒されて見守っていくことが大事なのかなと感じました。

 

現地の人の話をたくさん聞く事ができました。暗い雰囲気などなく、前向きな意見などが多く、自分の価値観が大きく変わるのを感じました。

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東京電力の福島復興本社の代表の方も来ており「私たちは逃げずに、この震災に向き合ってまいりますので、復興の仲間に入れていただきたいです」「廃炉だけでは責任をとったとは事にならないと思っております」とお話をされ、私自身も初めて東京電力の方のお話を伺うことができて、違う角度からの震災について考える事ができた、貴重な時間でした。受け入れをしてくださった梅村さんにお礼のご挨拶をして、19時過ぎに高速バスでいわきに戻りました。

(会場から郡山駅までのバスの待ち時間が30分ほどできたのですが、即座に男子リーダーがスマホで、郡山駅までの徒歩ルートを検索し誘導してくれて、おかげで予定の時間より1本早い高速バスに乗ることができました)

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いわき駅前の雰囲気を歩きながら散策し、約3時間の自由時間の中で、夕飯は全員で中華料理の鳳翔に行き、男子達が女子全員に、夕食とデザートをご馳走したそうです

(いわき駅前を、偶然にも車で通過中だった長源寺の栗山副住職が、ガクボの緑のビブスに気づいてくださり、車を徐行しながら声を掛けてくださいました)

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夕飯と銭湯をすませて、寮にて振り返りの時間へ。リーダー進行で、二つのグループに分かれて、今日の双葉郡未来会議に参加して思ったことを話し合い、想いを共有しました。23時頃終了。

 

3月20日(3日目)

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6時半からの朝食後、掃除。

バスにて約40分のところにある、中之作漁港に面して建つ解体予定の技術と文化の詰まった古民家(築200年)を修復し、まちづくり活動のシンボルにすることを目的に設立し名付けられた「清航館」へ。

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豊田さんの指導の下、古民家再生プロジェクトで進行中の、高台にある「月見亭」の作業をしました。

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室内に残っていた家具や不要な物をはじめ、家の前にたまっていた畳や、廃棄物の撤去を約3時間に渡って行いました。

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古民家のある高台からゴミ回収車まで、バケツ方式で大量の処分物を運ぶ作業、とてもきつかったと思いますが、学生全員は率先して動き、気持ちの良い汗を流していました。

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この日、ガクボ以外にもボランティアの方が20名ほど参加しており、学生達は、作業途中の2回の休憩時間を利用して、周りの方々に積極的に話しかけていました。

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作業は和やかな雰囲気の中で進み、リーダーが軽々と大木に登り作業をする姿に、作業に携わっていた多くの方々からも拍手が上がる場面もあり、時間があっという間に過ぎて行きました。

黙々と作業を進め床が見えた時には達成感を感じました。作業しながら地元の方々ともお話をしました。皆さん明るく優しい方が多く、単純にボランティアを楽しむことができました。また、地元の方がたくさん手伝いに来ていたのを見て、皆で協力することの素晴らしさを感じ、地元の一員になった気がして嬉しかったです。月見亭の完成がとても楽しみです。
豊田さんのお話で一番印象に残っているのは「人を動かすには、気持ちだけでなく、言葉と行動が大切」ということです。多くの人を動かしている方だからこその言葉だと思いました。

 

古い建物を再生させようと、多くの人が集まれば集まるだけ、その建物は壊されにくい強い建物になっていくという話しを聞いて、試行錯誤しあながらどうにかして建物を守りたいと活動している人がいる一方で、簡単に取り壊されている現実があると知りました。

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当初の予定よりも早く作業を終え昼食へ。

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この日の昼食は、豊田さんが準備してくださった、かまどで炊いたご飯とお惣菜と、有賀さんが持たせてくださった、ウニ味噌や、のり、しそ巻きなどの他に、各自で購入したお惣菜一品。どれも美味しくてご飯が進み、ご飯を、4杯もお代わりをした男子もいたほどでした。

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昼食後、豊田さんより、約3時間に渡って、「清航館」の修復までのいきさつや想い、今後のプロジェクトの予定や課題などを伺い、最後に「清航館」の案内もしてくださり、豊田さんの熱い思いや人柄に、学生達は、すっかり魅了されたようでした。

地域に根付いて活動する人々の活気を感じた。

 

だれか1人でも何とかしたいという気持ちがあれば、状況はガラっと変わるものだというふうに感じました。

 

何より中之作プロジェクトのお手伝いをした時は、自分たちでもできることがあるんだと思えた。皆さんが温かく受け入れてくださったことに感謝したいと思った。

 

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18時にいわきに戻り、銭湯と夕飯をすませて夜の振り返りへ。

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リーダー進行で、今日の活動を通して思ったことを発表し、明日、視察をする富岡町について、詳しく情報を共有して22:30頃終了。

(リーダーが差し入れしてくれた、地元の和菓子がとっても美味しかったです。子供のキャンプなどの引率経験がある男子がリーダーを引き受けてくれたのですが、活動中、予定表を常に洋服のポケットに入れて行動し、時々予定表を確認しては、メンバーをまとめてくれたり、男子・女子が仲良くなるようにと、夜、トランプ交流を企画してくれたり・・自宅から、活動に役立つと思われるものを持参していて活用してくれ大変助かりました。)

3月21日(4日目)

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早朝6時から寮の掃除。

 

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有賀様宅で朝食。

女の子が気を利かせて動いてくれて、朝ご飯の準備や片づけなどを、とてもスムーズに進みました。

たまたま仏壇のお参りに足を運んだ有賀さんとお会いできた際に、学生達がサプライズで、有賀さんにメッセージを書いたミニノートをお渡しいたしました。学生に聞くと、前日の夜の自由時間にミニノートを購入し、書いたとの事でした。

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有賀様宅の掃除を済ませ

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JRにて竜田駅へ。

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ジャンボタクシーとタクシーに乗り、運転手の山内さんが準備してくださった資料と、貸していただいた放射線量計で数値も確認しながら、山内さん案内の中、約2時間半かけて富岡町を視察しました。

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①天神岬公園(降車し約30分視察)

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②富岡町焼却場手前より福島第二原発を見学(降車して約10分視察)

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③富岡町焼却場(降車し約5分視察)

④富岡駅(降車し約10分視察)

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⑤パトカーの碑が移設された公園 (降車し山内さんへの話を含め約20分)

⑥夜の森桜通り(車内から視察)

⑦楢葉遠隔技術開発センター(車内から視察)

運転手の山内さんの丁寧な話に耳を傾けながら視察。学生からの多くの質問にも、山内さんが答えてくださいました。

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浜風商店街に到着し、からす屋食堂さんにて昼食。(有賀さんから事前に手配してくださっていた餃子を美味しくいただきました)

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浜風商店街を後にし、久ノ浜にある、今も震災当時のままとなっている店舗「はたや」を視察し、JRで久ノ浜からいわきに戻りました。(※はたやは、間もなく、解体工事に入るような様子でした)

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スカイストアに足を運び、お土産を購入。

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前日の夜に有賀さんが差し入れをしてくださった、大きなおはぎをいただきながら、寮にて最後の振り返りをしました。学生から「4日間で学べたことは大きかった」「色々な事を多方面の立場から見る事の大切さを知った」「仲間とボランティアについて語り合えて良かった」「今後もいわきと関わっていきたい」などの声がありました。

メッセージが書かれたミニノートを私にもプレゼントしてくれて、胸が熱くなりました。

その後アンケート記入し、いわきを出発。

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渋滞の為予定よりも30分遅れつつも、無事に東京に到着。笑顔で解散をしました。

私は被災している方々は、5年経った現在、悲しみに暮れて、あまり復興していないと思っていました。しかし実際に会ってみると皆さん明るくここが東日本大震災が本当に起こった地域なのかと思いました。常に未来の事を考えて明るく楽しい地域にしようと必死に奔走している皆さんばかりで私たちの元気を分けてあげようと思っていたのが、逆に元気づけられるぐらい、底抜けに明るい人ばかりでした。しかし、様々な問題を抱えていることも知りました。

 

現状の厳しさ「ボランティア」というものの捉え方や姿勢、決して全てこちらの思いだけが求められているのではないということを学んだ。

 

5年経った今でも、被災地は被災地のままでした。でも、それを乗り越えようと奮闘する地域住民の熱い思い日本人が忘れかけている助け合いの精神に触れ、逆に力をもらった気がします。また復興のペースは人それぞれだということを知りました。他人事のように「頑張れ!」というのではなく、被災者お一人おひとりの気持ちに寄り添い、ペースに合った支援が必要な事が分かりました。

 

応募した時は「現地の状況を自分の目で見て、生の声を聞きたい」という考えでした。しかし今は「これからも、もっと現地の人といろんなことを一緒にやっていきたい」という思いに変わりました。

 

ボランティアという言葉を多方面からとらえることができた。震災での各地の被害がバラバラでるのと同様に、被災者1人ひとりの考え方や精神状態も違う。ボランティアする人はそれをよく理解し、自分も復興させる仲間の1人であることを自覚することが大切だと思った。

 

何より感じた事は、人と人の復興である。当初、国や東電がTVで叩かれていた。しかし今では、問題こそ山積みだが、この五年間の努力を認めているように感じた。その中にも、許せない気持ちが見え隠れしており複雑なのだと思った。また地元同士の絆がとても強く感じた。言い方に難はあるが、あえて言うならば「震災があったからこそ」なのだと思う。この四日間んの経験を通して学んだ事はもちろんだが思ったこと、感じた事がとても多い。この思いをまずは家族、友だち、そして後輩、こども、そして未来へとつなげていきたい。物は壊れてなくなってしますが、人と人の間にできた絆はたとえ壊れてもなくなりはしない。何度でも直せ創造していくことができるのだから。

 

4日間を通して、色々なものを見てきたし、色々な立場の人の話を聞いて、やっぱりテレビや新聞では知ることのないようなことも多くしれたので、参加して、活動して良かったです。一生のうちで大切な貴重な経験だったと思います。

 

被災地と県外との線の熱量の差が被災者の方々にプレッシャーを与えている事実を知り衝撃を受けた。

 

前向きに頑張る大人の姿を見てかっこいい、自分もそうなりたいと思った。一方的な気持ちは負担になってしまうことを知って、よく考えてから行動したいと思った。

 

ボランティアは、自分が人を救う活動ではなく、自分も人も元気になる活動であると思っています。確かにボランティアというのは被災地にとって重荷なのかもしれませんが、それは自分が行けば少しは救われるだろうという思いが地元の方々に伝わっているからなのかもしれません。そうではなく、堅苦しいものは全部捨てて、地元の人たちと関わる事によって、ボランティアという存在がより頼もしい存在になると思います。

 

 

福島の皆さん、いつもありがとうございます。

第136陣の皆さん、引率の宮崎さん、お疲れ様でした。