チームながぐつプロジェクト第71陣 福島県いわき市行き 活動報告
71陣いわき
11月22日~11月25日
71陣は、
・資料文献「あんばさまの町絵図」の作成手伝い
・イベント「えびす講」の手伝い
・薄磯地区、豊間地区を視察
・久ノ浜、仮設商店街の「浜風商店街」の視察
などの活動を行いました。
■11月23日
プロジェクト傳会長の鈴木様宅にて、「あんばさまの町絵図」の誤植部分の修正などを行いました。
あんばさまの町絵図とは、東日本大震災と津波で被災したいわき市平の豊間、薄磯、沼ノ内の3地区の街並みを絵図で再現しており、震災前の街の姿と震災の恐ろしさを後世に伝えるために作られたものです。
その後、被災当時の写真などを見せていただきました。
鈴木様、ありがとうございました。
■11月24日
いわき市平高久のかねまん本舗さん前で行われたイベント「えびす講」のお手伝いをさせて頂きました。
えびす講とは、旧暦10月(神無月)に出雲に赴かない「留守神」とされたえびす神を祀り、1年の無事を感謝し、五穀豊穣、商売繁盛、大漁満足を祈願するものとされています。
いわきの伝統料理である、サンマの「ポウポウ焼き」
とってもおいしそうにできました!
水あめも来場者にプレゼント。
その後プロジェクト傳さん、語り部の遠藤様・坂本様と一緒に、いわき市で被害の大きかった薄磯地区、豊間地区を視察させて頂きました。
プロジェクト傳さん、語り部の遠藤様・坂本様、ありがとうござました。
■11月25日
いわき市久之浜地区を視察し、仮設商店街の「浜風商店街」にてお話を聞かせて頂いたり、震災当時のビデオを見せて頂いたりしました。
今回の陣は、プロジェクト傳の鈴木様をはじめ、沢山の方からお話を聞く機会に恵まれた活動でした。豊間地区で避難場所の高台にのぼり、実際にそこで津波を目撃した語り部の遠藤様のお話は学生にも特に印象的だったようです。また、福島での災害ボランティア活動は初めてという学生が多かった為、原発問題についてもっと知識を深めようという意識を改めて持ったという意見を多く聞きました。
被災された方からお話を聞くということは、学生にとって貴重な学びの機会になると同時に、聞いたことを家族や友人に語り伝えること自体が重要なボランティア活動になります。語り継ぐこと、そしてそれを継続することが、何よりも震災の記憶が風化することに抗するからです。
最後に、参加者に日程終了時に書いて頂いている報告書の中から抜粋したものをご紹介します。
※掲載した文章は全文でないため、ご本人の意図と若干異なる場合がございます。ご了承ください。
・今回かかわった方たちが皆親切な人たちばかりで、とても温かい気持ちになれた。いわき市は今まで特に関わりもなく、自分とは関係のない場所だったけど、今回でとても好きになれたし、また会いに来たいと思っている。
・被災した現場を現地の方々からの説明を受けながら歩き、リアルに被災地の様子が知れた。
・原発に関しては、行く前にあまり深く考えていなかったが、思っていたより深く考えなければならないと感じた。(それは社会的にも環境面でも)
・今回は、福島、いわき市の現状がどういったものか知ってほしいという気持ちを強く感じた。これからは、労働的なボランティアより、風化しないための現地を強く感じられる活動が必要なのかなと思った。
震災を風化させないためにも、今回の経験をことばにして多くの人に伝えていってほしいです。
71陣の皆さん、お疲れ様でした!!
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