学生ボランティア派遣 Student volunteer dispatch

チームながぐつプロジェクト第99陣 宮城県石巻市行き 活動報告

99陣

期間:2014年10月17日~10月20日
場所:宮城県石巻市

活動内容:
10/17 炊き出し体験
10/18 金華山 黄金山神社敷地の石垣修復作業
10/19 石巻市雄勝町にて番屋作り
10/20 拠点の清掃、近隣清掃 視察

 

1日目 10/17

日本財団ビルにてオリエンテーション後、新幹線で仙台へ。仙台から高速バスで石巻へ。到着後ボランティアに参加した理由と自己紹介を行いました。夜は炊き出し体験ということで、五徳コンロ、寸胴、プロパンガス、カセットコンロを使いうどんを作りました。食事中、黒澤さんから広島での活動のお話を伺うことができました。食事後、石巻の現状や明日以降の活動の説明を受けました。

2日目 10/18

金華山黄金山神社敷地内の石垣積みを行いました。
鮎川港から海上タクシーに乗り金華山に向かいました。
土のうを作り、裏にすきまを作らないように埋めていき、手前に石を積み上げていきました。
土を入れるひもを結ぶ、石を積むといった作業も簡単なようで最少はなかなか思うようにいかなかず苦労していました。現地で長い間活動されている地元の方との作業でしたが、震災当時のお話をたくさん教えていただきました。とても明るい方でたくさんの元気と感謝の言葉をいただきました。全員の力で石を積み石垣をつくることができました。

3日目 10/19

Gakuvo隊が継続支援を行っている雄勝町の番屋のお風呂、物置、玄関のひさし作りを行いました。漸次のふりかえりでの反省をふまえ、それぞれが積極的に動き、声をかけ合う作業を心がけました。盛り沢山の作業でしたが、お風呂、玄関ひさしを完成させることができました。昼食後近くの神社で行われていた神楽を見に連れて行っていただきました。番屋の所有者の方からも震災当時の状況を教えていただきました。

4日目 10/20

清掃後、通称「うまっこやま」と日和山公園に連れて行っていただきました。11:30のバスに乗り仙台へ。仙台で昼食をとり東京へ戻り、無事活動終了です。

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最後に、参加者に日程終了時に書いて頂いている報告書の中から抜粋したものをご紹介します。
※掲載した文章は全文でないため、ご本人の意図と若干異なる場合がございます。ご了承ください。

 

■活動初日の気持ち

・初めての災害支援のボランティアだったので、まったく何をすべきなのか分からず、ただ漠然と被災者の方の役に立ちたいという思いでボランティアに臨もうと思っていました。

・初めての参加ではないので、特に気構えていた訳ではないが、少しでも役に立てられれば良いと思い参加している。

・活動前は、自分にできる事を一生懸命やる事、前回行った気仙沼と違う所はあるのか探すこと。ボランティアとは何かを考える事を意識して望んでいました。

・初めての経験なので不安でしたが、少しでも力になれればと思っていました。また、現地を自分の目で見てみたい、空気を感じてみたいと思いました。

・岩手でボランティアに参加して、すごく学ぶことが多かったので、他の地域や団体は、どう違うのか、ボランティアとは何かということを考えたい。ボランティアをして少しでも現地の役に立ちたい。

・直前まで活動内容を知らされなかったこともあり、どんな活動内容か自分でも役に立てるのか等考えていました。期待と不安が混じった気持ちでした。また、荷物の忘れ物がないか、ひやひやしながら何回も確認していました。

・自分が汗をかいて作業を行い、それが少しでも石巻の復興につながればいいという漠然とした気持ち。

■活動後の気持ち

・ただ黙々と作業をするだけでなく、現地の方とコミュニケーションを交えながら作業をすることで、ボランティアをする側である私たちもメディアの情報だけでは分からない貴重なお話を聞く事で、とても有意義なものとなりました。現地の方々の感謝の声はとても印象に残りました。

・今回も非常に面白い方々と知り合えた。また会いに行きたいと思う。実務的なことではセメントの練り方、土のうの作り方を学べた。この知識は必ず役に立つ時が来ると思う。

・事前に意識していたことは、できたので良かったと思っています。他にも自分の意見や疑問に思ったことが積極的に言えるようになり、そういった部分でも成長できた気がします。
・様々な経験をさせていただきました。現地を見て災害の恐ろしさを感じることができました。また、現地の人々の話はすごくリアルで状況を思い浮かべると、本当に恐ろしかったです。本当に参加して良かったと思いました。

・現地の方々に喜んでもらえて笑顔になってくれて本当に来てよかった。復興の様子も岩手県との違いなど、とても勉強になった。またボランティアに参加したい。

・「自分で考えて作業をする」ことが、まだまだできていない事を実感しました。現地の人の話、大川小学校の見学などを通して、震災の残した爪跡がすごく深いと感じました。この実感を大学に帰った後に、どう伝えていくべきか考えさせられました。

・活動の前の漠然とした気持ちではなく、被災地の方の立場になって行動することが重要であると改めて感じた。黒澤さんやレノンさんが被災地の方と信頼関係を築いている様子を見て、こういった方たちのおかげで自分たちが気持ちよく活動できることに気付き、今回の活動に参加させていただいた事に対する感謝の気持ちが強くなった。

■今後のボランティアに必要なことは

・このGakuvoのボランティアは、今回で99回も続いているので、この活動を続けていく事が非常に重要だと思います。私自身も学生の力というものが大きいものだと思っていなかったので、多くの学生に、学生の力が大きいのだということを発信していくのも今後は必要なのかなと思いました。

・3回目の参加だが現地の人に会って話をして頂くのは、毎回新たな情報を得られるので、現地の人との交流を増やすと良いのでは。

・ヘルメットをかぶるような、少し危ないことでも、そのような経験は自分ではためになるので、今後そのような活動をどんどんしていくべきだと思いました。

・たくさんの方が参加することが必要であり、経験者は初心者に技術や経験を伝えていくべきだと思う。ボランティアの必要性、そこで得られるものをもっとたくさんの人に広げたい。
・すごく貴重な体験をさせていただいたので、もっと色んな人に参加してほしいと思いました。学生でしばるのではなく、同じ年代の様々な人にも機会があればと思いました。

・家造り、石垣作り等、初めの作業。初めて使うアイテムばかりでした。作業前に用具の説明や事前のリハーサル等ができれば、よりよいと思いました。基本的なことですが「声かけ」「自分から仕事をする姿勢」の徹底が必要だと思いました。

・ボランティア参加者が減少していることからも分かるように、被災地への関心が薄れていく中で、ボランティア参加者は自分が見聞きしたことを伝える等、関心を持ち続けてもらうための活動をしていくべきだと思う。

■感想

・活動の前から、メールで私の疑問に丁寧に答えていただいたり、東京という慣れない土地での道を教えていただいた運営の皆様には本当に感謝しています。

・東京、石巻でもオリエンテーションを開いて頂けるので、毎回自然に作業に取りかかれる。良い体験をさせていただきました。ありがとうございます。

・今回は肉体労働が多くあり、また考えることも多かったので、体力的にも精神的にも疲れました。でもこのような経験はなかなかできるものではなく、とても貴重な経験をさせていただき感謝しています。また災害ボランティアを運営している側の視点であったり、当時の状況などのお話をたくさんしてくださり勉強になりました。

・東京‐石巻間の運賃を負担していただくことは、すごく助かりました。今後もボランティア活動は常に頭の中に入れておきたいと思います。

・本当に貴重な機会をくださりありがとうございました。常に色々なお話をしてくださって付き添ってもらって本当に色々と学ぶことができました。

・慣れない作業を行う我々に適切なサポートをこまめにしてくれたお陰で、我々も充実したボランティアができたと思います。ありがとうございました。

・オリエンテーションの時にGakuvoの活動には、20年後の社会をよりよくするとの背景があることを初めて知りました。いわば、自分たちに対する投資であり、この話を聞いて、今回の活動に対する心構えが変わりました。この背景はもっと配信するべきだと思います。

■報告書からの抜粋

・大川小学校に行き、災害に対する意識が重要だと聞き、私の住んでいる地域で起こり得る災害へのことを意識し、ハザードマップを読もうと思いました。
今回の活動では現地に行き被災者の方の声を聞く事で震災に対する理解を深めることができました。周りの人に伝えていくことで次のボランティアに繋げていきたいなと思いました。

・大川小学校跡地に着いた時に異様な雰囲気を感じとることができ、ここで起きた悲劇を肌で感じた。最後に皆で銭湯に行った。3回目の参加でいつも思う事だがボランティア作業後の風呂は格別である。達成感を得たからなのだろうか。感謝の言葉を頂いたからなのかはわからない。しかしながら次回も参加しようと私は思う。

・日々さまざまなニュースが出てくる中で、人々の記憶から震災の記憶が薄れていくことは当然だと思います。しかし風化させないためにも現地へ行って、自分の目で見えてきたものを伝えていかなくてはいけないと思いました。

・今回のボランティアを通して一番心に残ったことは「ボランティアはたすきリレーのようなものだ」という言葉です。その中で自分がたすきをつなげられたことが今回の最大の喜びです。今回のボランティアに参加しなければ災害についてこんなに考えることもなかったですし、本当に貴重な経験をさせて頂きました。これで終わりではないので、これからもボランティアには関わっていきたいと思います。

・見たこと聞いた事を帰った後、どのように伝えていくべきかを自分の宿題にしたいと思います。印象的だったこととして「ありがとう」と言ってくれたこと。帰り際、私たちの姿が見えなくなるまで見送ってくれたことから、他人の為に役立てたというボランティアのやりがいを感じることができました。また、銭湯で会った人に、私たちが学生ボランティアであると伝えると「エライねぇ、わざわざご苦労様」という言葉をもらいました。
こうした暖かい反応も自分が得た事の一つであり、それを今後のボランティア活動のモチベーションアップにもつなげていきたいと思います。

・「話を聞いてくれてありがとう」との言葉が印象に残っている。被災者の方のお話を聞く事も重要な活動であると改めて思った。また東北に行く機会を必ず作りたい。

・「自分が役立つかな?と思う作業でも一生懸命やることが大切だ。自分の満足イコールではない」というようなことを言っていただき身が引き締まる思いでした。自分だけの満足を求めてしまうとボランティアの押し付けや本当に相手に必要とされていることが分からなくなってしまうと思い、普段から気を付けていきたいです。色々な経験をさせていただき自分の生き方について考えさせられました。本当にありがとうございました。

99陣の皆さん、お疲れ様でした!