学生ボランティア派遣 Student volunteer dispatch

チームながぐつプロジェクト第138陣 福島県いわき市行き 活動報告

チームながぐつプロジェクト第138陣 福島県いわき市行き 活動報告

期間:2016年4月29日~5月2日

場所:福島県いわき市

活動内容

1日目: オリエンテーション~高速バスでいわきへ~長源寺~銭湯~夕飯~振り返り。

2日目: 朝食~薄磯にてゴミ拾い~昼食~スカイストア~銭湯~夕飯~振り返り。

3日目: 朝食~富岡町視察~浜風商店街(昼食)~いわき駅前にて熊本地震の募金活動~

銭湯~夕飯~振り返り

4日目: 朝食~有賀様宅の掃除~オリーブプロジェクト(昼食)~寮の掃除~4日間の振り返り

アンケート記入~高速バスで東京へ(車内にて夕食)~東京駅にて解散。

 

太文字部分は、参加者が日程終了時に書いてる報告書の中から抜粋したものです。 

※掲載した文章は全文でないため、ご本人の意図と若干異なる場合がございます。ご了承ください。

4月29日(1日目)

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オリエンテーション後、高速バスで約3時間のいわきへ。

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17時半から長源寺で栗山副住職より、震災当時、ボランティアとして携わっていた時の事から、5年経過した現在の状況、東日本大震災と数日後に足を運ぶ熊本大震災について、約2時間半に渡ってお話を伺いました。その後、震災時、避難場所でプライバシーのない空間での苦痛や動けない苦しみを20分間の座禅を通して体験。座禅終了後、栗山副住職に様々な質問を重ねる学生の姿がありました。

私は以前は家に帰れなくなってしまった人はかわいそうだとしか思っていませんでしたが、その人たちが移り住むことによって困る人たちも出ていて、他にも様々な方面から見なければならない問題がたくさんでていることをこの地に来て初めて知りました。
 
善意のつもりでしたした行動が結果としてされた側を困らせてしまうことがることを知りました。片面から見ると善行であることも、もう片面から見ると迷惑になってしまうこともあり得るということを初めて知り、とても考えさせられました。

銭湯の後、有賀様宅にて夕飯をとり振り返りへ。自己紹介と、今回お世話になる方々の紹介資料を確認し、目標を「色々な角度から物事を考える」「現地の方の想いを考えて行動する」「現地の声を聞いて、今後自分たちにできる事は何かを考えながら携わる」「笑顔で活動する」に決め、23時半頃終了。

意識の高い素晴らしい仲間とディスカッションできたことで自分にはない考えを発見できてすごく刺激を受けた。

4月30日(2日目)

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7時半からの朝食後、食器の片づけを女子、男子が玄関周りの落ち葉拾い。

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いわき駅よりバスにて約30分のところにある薄磯へ。薄磯復興協議委員会の室谷ご夫妻の指示の下で、切通しバス停付近のゴミ拾い。

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休憩をはさみながら、2時間の活動で、燃えるゴミ54袋、燃えないゴミ(びん&缶)21袋、粗大ゴミ4トントラック1台分を拾いました。

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とよマルシェにて昼食。

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たまたまとよマルシェに来ていた元豊間区長の鈴木様から、震災当時の事を、短い時間でしたがお話を伺うことができました。

s_差し入れを頂きました[1]

昼食の時に、室谷さんの知り合いの方で、たまにゴミ拾いに参加しているナベさんが、石巻名産の笹かまぼこを、差し入れをしてくださいました。

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昼食後、合磯トンネル付近のゴミ拾いもテキパキと活動し、燃えるゴミ21袋、燃えないゴミ(びん&缶)7袋分にもなりました

 

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ゴミ拾いで気持ちのよい汗を流した後は、薄磯復興協議委員会の事務所にて室谷さんより、パネルを見ながら、これまでの活動紹介や、震災当時の想い、今後の予定などを伺いました。

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3月11日に起こった大震災のことを忘れてほしくなくて、復興を目指して動いている人がまだまだたくさんいることを知って欲しいのではないかと思いました。私は今回の4日間で見たこと感じたことを多くの人に伝えること、スピーカーになることが自分にできることだと感じています。

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夕方、いわきに戻り、スカイストアへお買い物に伺うと、タイミングよく、オリーブプロジェクトの松崎理事長にお会いする事が出来、ご挨拶が出来ました。

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銭湯と夕飯を済ませた後は、約2時間に渡って、学生リーダーの進行の下で、振り返りの時間となりました。物怖じせず、仲間と積極的に意見交換をする学生たちの姿がありました。明日の富岡視察の詳しい情報共有をすませて、23時頃に終了。

2日目のデスカッションの議題が「教育のために東北に観光してもいいか」と聞いた時ドキとしました。まさに私の中のわだかまりでした。私は「Yes」と答えました。自己正当化している気分で少し気が引けました。しかし、その議論の中で、多くのメンバーが同じような思いを抱きつつ、それでも勇気と自信を持って行動に移していることを知りました。また実際の被災者の方に同じ質問を投げかけることができ、そこで「何も思わない、プラスもマイナスも」という正直な思いを聞けて、自分の中で張っていた気が緩んでいくのを感じました。

 

5月1日(3日目)

早朝6時半からの朝食後、JRにて竜田駅へ。

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ジャンボタクシーとタクシーに分かれて乗車して、富岡町の視察がスタート。案内をして下さったのは、楢葉タクシーの山内さん。山内さんから貸して頂いた線量計の数値を確認しながら、約2時間半かけて富岡町を視察しました。

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視察ルートは、①天神岬公園(降車し約25分視察)

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②富岡町焼却場(車内から3分視察)

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③富岡駅(降車し約25分視察)

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④パトカーの碑が移設された公園 (降車し山内さんへの話を含め約30分)

⑤夜の森桜通り(車内から視察)⑥楢葉遠隔技術開発センター(車内から視察)ジャンボタクシーに乗っていた学生達は、浜風商店街に到着するまで、運転手の山内さんに質問を重ねていたそうです。

今までイメージしていた「ボランティア」とは、また違うボランティアがあることを知りました。特に3日目は「ボランティア」より見学だなって思っていました。しかし1日目からのお話で、見て聞いたことを伝えることも「ボランティア」だなと思っていたので、現地での行動だけでなく、伝えることも大切にしようと思いました。

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浜風商店街に到着し、からす屋食堂にて昼食。有賀さんが、事前に手配をして下さっていた餃子の美味しさに、笑顔が溢れました。

「関東の人たちは福島はもう復興していると思っているでしょ。熊本の地震の方にもう関心は移ちゃっているからね」という商店街のお母さんの声が頭から離れない。正直、このボランティアに参加する前も友達に福島に行くことを話したら「ボランティアに行くっていうから熊本かと思った」と言われた。でも実際に来てみて、やはり今来て良かったと強く思うことができた。

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浜風商店街のお母様達との交流や、たまたま、からすや食堂さんを取材にきていた福島テレビのカメラマンさんと記者の方よりお話を伺うことが出来て、貴重な滞在時間となりました。

今回一番心に残ったお話は福島テレビの人の話でした。震災をきっかけに東京のテレビ局から福島のテレビ局に移動した人、被災したのにも関わらず被災地の取材をし続けなければならなかった人。特に被災者が被災者を撮映するという複雑さに深く考えさせられた。地元のテレビ局だけでなく、九州、中国地方でも震災に関する特集を組んでほしいと思った。被災者の気持ちに近づくという面では「ふるさと」の捉え方を被災者目線で考えられたと思う。

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浜風商店街を後にし、久ノ浜の高台にある津守神社から、現在の久ノ浜を視察して、15時にいわき駅に到着。

私は震災のことを知らな過ぎた。特に原発関係のこと。原発が爆発するということがどういうことなのか、人が町にいられなくなりその町はどうなるのか。高台から見る海は美しくもあり、恐怖も感じた。様々な問題を解決することの難しさを改めて感じた。

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初日に伺った長源寺の栗山様がご縁を繋いで下さった、医王寺の村上副住職さまと合流して、いわき駅前にて熊本地震の募金活動をさせて頂きました。

2つのグループに分かれて、順番に声を出して募金のお願いをしました。「熊本地震の支援に伴う、募金活動にご協力をお願いします」「熊本地震による一日も早い復興の為に、募金にご協力をお願いします」駅前の広場で、大きな声で言葉を発し、全員で深々と頭を下げる学生のもとに、子どもからご年配の方まで、幅広い年齢層の方々が募金をしてくださいました。「ごくろうさま」「熊本の復興を願っています」そう言って募金をして下さる方もいて、学生と一緒に募金活動をしながら、福島の方々の温かさに、胸が熱くなりました。この日、集まった募金は、全国曹洞宗青年会のボランティア基金に届けるそうです。

いわき駅で熊本地震の復興のための募金活動では、自分が思っていた以上に積極的にお金を寄付してくれました。そのとき、福島の方は実際に震災に遭い本当に辛い思いをしたので、熊本の人の気持ちが分かるから力になりたいと感じたのではいかと思いました。私には想像もできないような過酷な生活をした被災者のことを考えたら涙が出ました。もっと被災者の支えになりたい。助けになりたい。私にとってできることをしていきたいと心から思いました。

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1時間半の募金活動を終えて、お風呂と夕飯を含めた、約3時間の自由時間をとりました。(夕飯は鳳翔でとり、男性4人で、女子の夕飯をご馳走したそうです)

(村上副住職様より、募金活動後、メロンパンと飴を頂きました)

20時から振り返りの時間をとりました。前日に引き続き、リーダーの進行の下で、今日の感想と、議題にそったディスカッションを行いました。2時間に渡って、活発な意見が出された後、この日、20歳の誕生日を迎えた、大阪から参加した女の子を、サプライズケーキでお祝いをしました。23時終了。

 

5月2日(4日目)

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7時からの朝食と、お掃除を済ませ、バスにて約15分のオリーブハウスへ。

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9時から、舟生さんの指導の下で、オリーブ麺に使うオリーブの葉摘みと、先週に引き続き、挿し木と葉摘み作業に取り組みました。

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挿し木の準備作業については、枝の選定から節の切りかた、葉っぱの残し方など、注意点があり細かい作業に、最初は戸惑い気味でしたが、30分ほどで要領をつかみ、舟生さんとの話を楽しみながら、12時までの3時間、和やかに作業をしました。

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お昼、オリーブプロジェクト代表の松崎理事長がスカイストアのお弁当を持って、そして有賀さんが、地元の有名なコロッケを片手に、足を運んでくださいました。

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松崎理事長、舟生さん、有賀さんを含めた15名で昼食をとりながら、松崎理事長よりオリーブプロジェクトのいきさつ、現在の状況、今後の構想、有賀さんより、風評被害の現状など、約1時間半に渡ってお話を伺うことができました。(今回、ようやく有賀さんとお会いして、お話を伺い、お礼を伝えられた学生達は嬉しそうでした)

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オリーブプロジェクトの活動を終えて寮に戻り、寮の掃除と最後の振り返りをしました。

振り返りでは、「相手の事を考える事の大切さを感じた」「様々な角度から物事を考える重要性を感じた」「今後、スピーカーになって伝えたい」「関わって下さったすべての方に感謝をしたい」などの意見がありました。

アンケート記入を終えて、学生と共に有賀様宅に有賀さんにご挨拶に伺うと・・帰りのバスの中での夕飯にと、たけのこゴハンを炊いて待っていて下さり、4日間に渡って受け入れて下さった、有賀さんの優しさや温かさに、感謝の気持ちでいっぱいになったようで、何度も「有難うございました」と言いながら、有賀様宅を後にする学生の姿がみられました。

このプロジェクトの「原発事故による風評被害を受けながらも農業の再建をかけて活動しているオリーブ畑での農作業」と「1日1日の活動の中で地元の方々と交流させていただきながら、メディアを通してでは伝わらない現地の「生の声」をぜひ自身で感じ取ってください」という2点に興味を持ちました。
1日目から「生の声」を聞きました。

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予定通り、20時半に東京駅に到着し、参加証明書を渡して解散しようとした時に、学生からメッセージの書かれた色紙を頂きました。目まぐるしいスケジュールの中で、皆で書いてくれたのだと知り、涙が出そうになりました。学生達は、解散後、皆でごはんとカラオケに行って、更に思い出を増やしたようです。

私が今回の活動で最も考えさせられたことは「周囲を巻き込む力」である。私は今回11名の参加者の中でリーダーをさせていただいたが、参加者の仲間が一人一人しっかりとした意見を持っていたため刺激を受け多くのことを学ばせていただいた。4日間の活動で出会った方々は事業を行うのあたり、個人だけでなく、団体、企業、行政と協力していらっしゃった。私もリーダーをする際には、今まで以上に周囲を巻き込んで物事に取り組んでいきたいと思う。そのために今回の活動をSNS上で公開し、自分がインプットした情報をアウトプットする訓練を組んだり、継続的にボランティア活動やインターンに参加していこうと考えている。

 

今回のながぐつプロジェクトにて自分がとても大きく成長できた気がします。それを感じさせたのはまず毎晩その日の出来事と他のみんなはどう思ったかを考えさせてそこから自分たちで議題を考えてそれについて考えるリフレクションでした。一日に会った人が話してくれたことをメモなど記憶に書きとめ、それを見返し自分の考えをまとめて大勢の人の前でちゃんと伝えて他の人が言った自分とは違う意見を取り入れるということは普段の生活からでは考えられないことであり、それでも最終日近くではスラスラと自分の考えが言えるようになったということは大きな変化だと思いました。
次に実際に行ったゴミ拾いについても考えさせられました。日中では、とにかくゴミを拾いまくって、汗もたくさんかいていい運動になったと思ったし、夜のリフレクションで、そのゴミ出た原因や完全になくすにはどう自分たちが動くべきなのかをリベイトした。しかしいくら意見を出し合って考えてみても、これといって解決するというものは出なくて落ち込みそうになったが、自分たちがこうしてゴミ問題についてどうしていくべきなのかを同じ体験をした人たちと話し合うこと自体がとても大切で意味のある行動だったと今では思います。話し合ったからこそ、他の人も自分と同じように無力感を感じていたことがわかり、それでどうしたら少しでも力になれるかかとできる範囲で考えることができ相当考えをまとめることができました。四日間こうした活動そして行動の意味を理解できるのだと気づき、自分にはいい勉強になったと思いました。

 

これからもボランティア活動に参加する上で本当にそのボランティアがその人のために役立つのか、問題はないのか見極めていかなければいけません。もっと真剣にモノの見方を変えていきたいです。夜の学生同士で行った討論である、今までに感じた事のない経験をさせていただきました。一緒に1日1日を行動し感じたことを話し合う、1人1人違った意見を聞き、様々な視点があることで勉強になりました。また課題としては、自分の意見が曖昧になってしまったことや考える力が無かったと痛感しました。これからは、もっと勉強に意欲的になり色んな人と会ったりし、人間として成長していきたいと思います。刺激的な生活を過ごせたことを、このボランティアで出会えた全ての人に感謝します。本当にありがとうございました。

 

実際に足を運び、生の声を聞くことは、写真などとは違い、心にひびいた。原発のことや帰還困難区域、だれも街にいないことなど、知らなかったことが多かったので反省させられた。

 

想像以上に期待以上の事を学ぶことができた4日間であった。参加前はあの日から5年が経ち、被災地がどんな状況なのかみたいという気持ちだけであったが、実際に足を運んでみると今まで味わったことのない様な感情であったり、それまで自分では思いつかない様な考えまで浮かんだ。
 
この4日間でよく耳にした「あの日」という言葉について、「あの日」とは2011年3月11日の地震、津波のことを言うのだろう。しかし私にはそれ以上の意味合いをこの言葉から感じ取ることができる。
一くくりに「被災者」とは言えず、それぞれニーズに合った配慮が必要だということを学んだ。私は「その日」という言葉にも精通することがあると考える。相手の立場で考えること。また、多角的に考えることの大切さを感じることができるからだ。勿論今回は震災について学びに来たつもりであったが、思いがけず、日常生活においても重要なことを再確認できた。世の中に、このようなちょっとした配慮がもう少し増えたら、よりよい社会になるのではないか。
 
もっと早く被災地に行っておけばよかった。今回のボランティアで一番強く思ったことだ。しかし大学生になった今の私が被災地に行ったことにも十分意味があると思う。今きていなかったらと考えるとぞっとする。私は今回のボランティアで被災地の現状を知ると同時にボランティアの在り方について考えさせられた。私はボランティアの参加動機は最初は何でもよいと思う。究極「ボランティアしている自分がかっこいい」などの理由でも良いと思うのだ。どんな動機でさえ、その気持ちから行動し、人の役に立つのならば、そこに偽善も善も追及する必要なないと思う。そんな動機でもボランティアをしている途中で新たな考えがつかんでくると思う。最初は軽い気持ちだったが今は~と思っている。のような心の変化は誰にでもあるはずだ。「ボランティアをしている自分に酔っている」という何も行動せずにやゆする人々に対して別にいいじゃないかと思った。
 

福島の皆さん ありがとうございました。

138陣の皆さん、引率の宮崎さん お疲れ様でした。