学生ボランティア派遣 Student volunteer dispatch

チームながぐつプロジェクト第139陣 福島県いわき市行き 活動報告

チームながぐつプロジェクト第139陣 福島県いわき市行き 活動報告

期間:2016年5月27日~5月29日

場所:福島県いわき市

活動内容

1日目: オリエンテーション~高速バスでいわきへ(車内にて夕飯)~振り返り。

2日目: 朝食~オリーブプロジェクト(昼食)~スカイストア視察~MIRAIBAR参加~夕飯~

銭湯~振り返り

3日目: 朝食~富岡町視察~浜風商店街(昼食)~有賀様宅の清掃~寮の清掃~4日間の振り返り~

アンケート記入~高速バスで東京へ(車内にて夕食)~東京駅にて解散。

 

太文字部分は、参加者が日程終了時に書いてる報告書の中から抜粋したものです。 

※掲載した文章は全文でないため、ご本人の意図と若干異なる場合がございます。ご了承ください。

 

5月27日(1日目)

オリエンテーション後、19時発の高速バスで約3時間のいわきへ。

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22時半すぎから、自己紹介と、今回お世話になる方々の紹介資料を確認し、目標を「皆で元気に明るく楽しく、色々な事を吸収して帰ってから沢山の人に伝える」に決め、23時半頃終了。

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5月28日(2日目)

6時半過ぎからの朝食後、バスにて約15分のオリーブハウスへ。

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9時から、舟生さんの指導の下で、畑にてオリーブの枝を剪定後、挿し木作業の実技の習得をしました。挿し木用の節の切りかた、葉っぱの残し方など、舟生さんから丁寧に指導を受け、午前中に要領をつかむことができました。

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私たちは素人であり本当にやり方が合っているかどうかも分からなくて、果たしてこの活動をしていることが”ボランティア”になっているのだろうかと考えていました。ですが、オリーブ園の舟生さんや地元の方々は、笑顔で来てくれてありがとうと声をかけてくださいました。私の心の中での葛藤はありながらも、これも一つのボランティアの形であり、私が少なからず東京から何か手伝えることはできないかと思う気持ちが現地の方々にとっても嬉しく頑張ろうと思えるきっかけなのだと感じました。

 

スカイストアの美味しいお弁当を食べた午後からは、「オリーブの挿し木 ワークショップ」が開催され、集まった参加者の作業テーブルに2名ずつ分かれて座り、挿し木作業のアシスタントとして、参加者の皆さんと共に作業をしました。

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作業開始から1時間がすぎる頃には、参加者の方々とのコミュニケーションがとれるようになり、途中の休憩時間も含めて、和やかな作業となりました。

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この日の作業量は午前中と合わせて、挿し木作業で、アルベキナ576本、ネバディロブランコ256本。オリーブの葉摘み作業1キロ分となりました。

オリーブ畑の作業では、まず最初になんでオリーブなのか分からなかったけど、オリーブ列車のことや平和の象徴であることを知り、これからも応援していきたいと思いました。自分が本当に役に立っているのか正直分からなかったけど、この経験は絶対に忘れないし、色々な人に話したいです。

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17時にオリーブハウスを後にして、スカイストアへ。松崎理事長が多忙の中、約20分間に渡って、オリーブプロジェクトについてのお話をして下さいました。帰りに、オリーブ麺や和菓子を購入。

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18時~未来会議主催の「MIRAI BAR」に参加をさせて頂きました。震災後5年の間に見た事や経験したこと、いま考えている事、新たな取り組みなどをゲストの方から聞くイベントで、この日は、震災後、避難先の広島で「広島避難の会 アスチカ」を立ち上げた三浦彩さんをゲストに迎えてのトークイベントでした。震災してからの三浦さんのこれまでを伺いながら、被災した立場でありながら、同じように被災した周りの方々の事を考えて動いてきたことや、活動中に体験した事、思った事、これからの課題に対しても聞くことができ、学生達にとって貴重な時間となりました。これから先、学生達一人、一人が、三浦さんの言葉を思い返して、更に色々な角度から考えるきっかけになったのではないかと思います。

助けることがボランティアと思われがちだけど、現地の生の声を聞いてそれを伝えるということも大事なボランティアだということをもっと多くの人たちに知ってほしいです。メディアの報道だけでなく、やっぱり現地に行かないと見えない部分が多くありました。

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20時から、銭湯と夕飯(駅前の飲食店)の時間とり、夜の振り返りへ。約1時間に渡って、学生リーダーの進行の下で、今日感じた事やボランティアについて意見交換を重ねました。その後「被災地デイズ」の中から、一つの問いに対して討論した後、明日、足を運ぶ富岡町の資料や映像を確認し、23:30終了。

 

5月29日(3日目)

早朝6時半からの朝食後、JRにて竜田駅へ。

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楢葉タクシーの運転手、山内さんの案内で、ジャンボタクシーにて約2時間半かけて楢葉町、富岡町を視察しました。

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視察ルートは、①天神岬公園(降車し約30分視察)

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②富岡町焼却場(車内視察と、降車して3分視察)

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③富岡駅(降車し約20分視察)

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④パトカーの碑が移設された公園 (降車し山内さんへの話を含め約30分)

⑤夜の森桜通り(車内から視察)

⑥楢葉遠隔技術開発センター(車内から視察)

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車内で山内さんに、「原発についてどう思っているか」「震災当時の状況」などを質問していました。

富岡町や楢葉町の事は正直、この日のこの時間まで無知でした。未だに宿泊ができない地区、電車が通れない地区。放射能の未だに残る地区。何も知らなかった。いざ富岡駅付近に行くと当時のそのままの建物やずっと残っている瓦礫。道中には草むらの中に津波で流された車もありました。すごい生々しくて自分の目で見れたことがとても誇りです。

そのまんまの姿で残っているお家を見て、メディアなどを通して知るのと、知ろうと思って実際見て知るのは別ものだと思いました。

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浜風商店街に到着し、からす屋食堂にて昼食。事前に有賀さんが、手配をして下さっていた餃子と共に、美味しく頂きました。浜風商店街のお母様との交流、資料などを見させて頂いた後、久ノ浜駅からJRにていわきへ戻りました。

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駅前で30分ほどのお土産タイムをとり、掃除に取り掛かりました。蜘蛛の巣にも動じず、隅々まで掃除をしていました。有賀様宅の掃除と寮の掃除を手際よく終えて、振り返りの時間へ。

振り返りでは、今日の楢葉町、富岡町の視察で思った事と、3日間を通して感じた事を各自が発表しました。「自分の目で被災地を見る事ができてよかった」「富岡の現状をみて、改めてエネルギーについて考えたいと思った」「被災地の人に元気を届けられたらと思っていたけれど、元気をもらったのは私達だった」「被災地では、様々な意見があることを知り、物事を様々な角度から考える事が必要なのだと感じた」などの感想がありました。

その後、アンケート記入の時間をとり、18時の高速バスにて東京へ。

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予定よりも少し早い21時15分頃に到着し、参加証明書を渡して解散しました。

震災当時ではテレビの前で誰もが被災地の情報を求めていたにも関わらず、全く手つかずの場所があるにも関わらず、今となっては情報を求めようとしない。少なからず私たちはその一部を見て、沢山のことを感じました。その状況を私たちがどう消化して伝えていくべきなのか、今本当に必要なのは5年たった、今も尚、「大丈夫」「安心」「復興が進んでいる」わけではないということです。3日間でしたが、本当に沢山のことを考えさせられました。何が正解で何が不正解なのか、それは誰にも分かりません。だからこそ、考えても考えても納得のいく答えにはならず、自分の中でうまく考えがまとまらなかったこともありました。しかし、これだけ沢山考え、チームのみんなと話し合い、私たちが考えだした一つの意見やアイディアは、この先一生忘れないと思います。今度また来たい、来ようと思える場所が”いわき”で最高の仲間と地元の方々と共に素晴らしい経験ができました。

行ってみて分かったことは、”誰にだってできる”ということ。最初は軽い気持ちでもいい、どんな理由であれど実際に行ってみないと聞けないことがたくさんあるし、気づけないことがあったから。私がしたことは小さなことかもしれない。でも人が集まればもっとできることがあるはずだと私は思います。だから一度行ってほしい。

知りたいけどずっとウズウズしてるだけの私は1日に吸収する物が多くて今までの何も行動できなかった自分が情けないです。最初は不安だけど気になる物や事は実行すべき!とこのボランティアに参加して思った。

「ボランティアをして少しでも役に立ちたい」そう思い続け実際に動いたのは5年度の今。震災が風化されていく中なにかやれることはあるのだろうかという疑問もありましたが、私は今回第139陣として活動できたことに誇りを感じます。行動するのに遅いも早いもないのかなと思いました。早さが問題なのではなく、なにかしたいという気持ちが大切なんだなと思いました。

いわきの皆さん ありがとうございました。

139陣に参加した皆さん、引率の宮崎さん お疲れ様でした。