学生ボランティア派遣 Student volunteer dispatch

チームながぐつプロジェクト第144陣 福島県いわき市行き 活動報告

期間:2016年9月9日~9月12日

場所:福島県いわき市

活動内容

1日目: オリエンテーション~高速バスでいわきへ(車内にて昼食)~長源寺~銭湯~夕食~振り返り。

2日目: 朝食~富岡町視察~浜風商店街(昼食)~スカイストア視察~銭湯~夕飯~振り返り。

3日目: 朝食~四ツ倉歩行者天国のお手伝い(昼食・夕食)~入浴~振り返り。

4日目: 朝食~ご本家の掃除~いわきオリーブプロジェクト(昼食)~寮の掃除~4日間の振り返りとアンケート記入~高速バスで東京へ(車内にて夕食)~東京駅にて解散。

太文字部分は、参加者が日程終了時に書いてる報告書の中から抜粋したものです。 

※掲載した文章は全文でないため、ご本人の意図と若干異なる場合がございます。ご了承ください。

 

9月9日(1日目)

オリエンテーション後、13時半発の高速バスで約3時間のいわきへ。

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到着後、長源寺へ。

長源寺の栗山副住職様より、震災当時、ボランティアとして携わっていた時の状況や、5年半経過した現在、いわきが抱える問題点などを伺った後、震災時の寒い避難所での動けない苦しみや、プライバシーのない空間での苦痛を、20分間の座禅を通して体験しました。

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行く前から「坐禅」について疑問に思っていた。

動けないということがこんなに辛いことだなんて思わなかったので貴重な経験だった。

 

副住職の栗山さんが一番大切だと言っていた「同事」。相手の立場に立って考えるという精神は今後自分が生きていく上でも役に立つことだと思った。

 

栗山さんのお話で印象的だったのは、時が経てば解決する問題はあるけれど、逆に悪化してしまう部分もあるということだ。

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銭湯の後、いわき駅前の飲食店で夕飯を済ませ、寮にて振り返り。長源寺での坐禅を通して感じた事を発表し、今回お世話になる方々の紹介資料を確認し、23:30頃に終了。

 

9月10日(2日目)

6時過ぎからの朝食後、JRにて竜田駅へ。楢葉タクシーの運転手、松本さん・谷口さんの案内でジャンボタクシーとタクシーに分かれ、約2時間半かけて富岡町を視察しました。

 

ニュースや新聞では見ていましたが、実際に見て感じるものは想像できないくらい恐ろしいものでした。

視察ルートは、

  • 天神岬公園(降車し話を含めて約20分)
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閑散とした街を見ていると、そこだけ時間が止まってしまったように感じる。

  • JRの踏切(降車し地震で曲がったレールを約5分視察)s_p9109658

 

  • 富岡町焼却場
  • 富岡駅(降車し約25分視察)
  • パトカーの碑が移設された公園 (降車し約15分)

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  • 夜の森桜通り(車内から視察)
  • 楢葉遠隔技術開発センター(車内から視察)

富岡駅の近くに残されている、当時新築アパートだった建物の津波被害の爪痕を見て、想像以上の被害の大きさを目の当たりしたようでした。 

震災により切断された線路や半壊したままの家などを見て、私は「復興は全然進んでいない」と感じました。それには原発の問題が大きく関わっていました。

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浜風商店街に到着し、からす屋食堂にて昼食後、浜風商店街のお母様達と交流する事が出来ました。 以前、ガクボに参加したことのある学生が、浜風商店街で撮影したお母さんたちとの記念写真を見せると、お母さんたちはすごく喜んでいらっしゃいました。

 

浜風商店街ではでたくさんの方とお話する中で「ふるさとを失う」というおばさんが言った言葉にすごく重みを感じた。

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浜風商店街を後にして徒歩で久ノ浜まで行き、高台にある神社から視察後、帰りの列車をまつ30分の待ち時間にJRの待合室で自己紹介タイム。この自己紹介で、仲間意識がグッと高まりました。

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久ノ浜駅からいわきに到着後、今回有賀さんのお宅でお会いしたアーティストさん達が準備中の展覧会会場へ。簡単な説明を代表のうめつさんから聞かせて頂いた後、スカイストアにてお買い物と銭湯をすませて、夕飯。夕飯後、有賀さんとお会いでき、お話ができて学生達も嬉しそうでした。

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この日の振り返りは、以前ガクボでいわきに来て以来、個人でもいわきに足を運び、有賀さんとのお付き合いが続いている学生に担当してもらい、約1時間にわたってこれまでのいわきでの活動を通して思った事や感じた事、自身が調べた原発の情報を伝えた後に、「原発に賛成かor反対か」について意見を出し合いました。その後、「震災デイズ」の本の中から一つの問いに対して討論し、23時終了。

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9月11日(3日目)

7時半すぎからの朝食後、JRにて四ツ倉へ。

昨年に引き続き2回目の開催となる「四ツ倉歩行者天国」イベントのお手伝い。昨年は雨でしたが今年は晴天に恵まれ、午前中は会場設営(テントはり・椅子・テーブル配置)に携わりました。

ボランティアに参加するまでは、子どもやお年寄りの相手は苦手かもしれないと思っていたが、お祭りの手伝いをする中でやってみると意外に出来るということがわかり、一歩を踏み出すことの大切さを学びました。

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イベントが始まりクイズラリーで元気よく笑顔で対応する学生に、お客様から温かい声をかけて頂き、また軽食の差し入れを頂いたりするなど、地元の皆様との温かい交流ができました。

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一番印象に残った点は、お祭り全体の一体感です。

実際にお祭りに参加すると、皆さんが知り合いのようにあたたかく、とても盛り上がっていた。

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話しかけてくれたおばあちゃんが「ここに住んでいる人は、被災後に移り住んできた人たちが半分を超えている」という話を聞き、ほとんど知らない顔が多いという面も知り、少し複雑な気持ちになりました。

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イベントのフィナーレ「四ツ倉音頭」は、練習の成果を発揮していました。

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イベント終了後の撤収作業では、朝からの活動で相当な疲労があったにも関わらず、学生同士で声をかけあい、励まし合い、一生懸命片づけ作業に従事する学生の姿がありました。

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22時に寮に戻り入浴。その後、今日の感想を発表し、明日の予定を確認して23:45頃終了。

 

9月12日(4日目)

7時からの朝食後、バスに乗って15分のオリーブ畑へ。「いわきオリーブプロジェクト」の舟生さんの指導の下、先日の台風で倒れてしまったオリーブに支柱を立てる作業と、巨大な樹木の枝を伐採する作業をしました。

舟生さんの指示を受けてやってみるが、かなりの肉体労働だった。

 

舟生さんは本当にボランティアの人にすごく感謝をしてくれている事を知り、改めてボランティア活動の大切さを知った。

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昨日の疲れがかなり残っていたと思いますが、学生達は午前中のみの短時間の活動である事を十分把握していたようで、作業姿からは「少しでも多く作業をしよう」という気持ちがひしひしと感じられました。

お昼ご飯は、スカイストアの美味しいお弁当と有賀さんから差し入れの巨大シュークリーム!!

舟生さんとお食事をしながら、和やかなひと時となりました。

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昼食後寮の清掃をし、最後の振り返りでは4日間の活動を通して思った事と、今後どんな活動をしていきたいかを発表して、アンケートの時間をとり17時の高速バスにて東京へ。

20:40分に東京駅に到着、参加証明書を渡して解散しました。

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過去ガクボでいわきにきていた学生が、2日目の夜の振り返りを担当してくれて、他の学生達に、有賀さんとの交流の事や想いを伝え、「今回初めていわきに来たきっかけはボランティアだけど、今後は気負いせず、気軽にいわきに足を運んでいいと思う。有賀さんはじめ、いわきの人達は又いわきに来てくれることが、何より嬉しい事なのだと思う」と伝えていたのが印象的でした。

 

「またいわきに来たい」という思いで参加した本陣であったが、本当に参加して良かった。変わらない人々との出会いがあった一方で、大きく変わっていたものもあった。

この変化は福島が前に進んでことの証明のように感じ嬉しかった。

当然、いわきにはまた来る。「また来たよ」の一言が彼らにどんなに喜んでもらえるのか今回の訪問で改めて実感したからだ。

 

いわきの皆さん ありがとうございました。

144陣に参加した皆さん、引率の宮崎さん お疲れ様でした。