学生ボランティア派遣 Student volunteer dispatch

チームながぐつプロジェクト第145陣 福島県いわき市行き 活動報告

期間:2016年9月30日~10月2日

場所:福島県いわき市

活動内容

1日目: オリエンテーション~高速バスでいわきへ(車内にて夕食)~振り返り。

2日目: 朝食~富岡町視察~オリーブプロジェクト(昼食)~銭湯~夕食~振り返り。

3日目: 朝食~ご本家の掃除~薄磯にて高台見学会のお手伝い(昼食)~寮の清掃~3日間の振り返り

とアンケート記入~高速バスで東京へ(車内で夕食)

 

太文字部分は、参加者が日程終了時に書いてる報告書の中から抜粋したものです。 

※掲載した文章は全文でないため、ご本人の意図と若干異なる場合がございます。ご了承ください。

 

9月30日(1日目)

オリエンテーション後、19時発の高速バスで約3時間のいわきへ。

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22時半すぎから、自己紹介と、今回お世話になる方々の紹介資料を確認し、3日間の努力目標を「何事にも元気に取り組む」に決めて、23時半頃終了。

 

10月1日(2日目)

6時半過ぎからの朝食後、JRにて竜田駅へ。

楢葉タクシーの運転手、山内さんの案内でジャンボタクシーにて、約2時間半かけて富岡町を視察。

視察ルートは、

①天神岬公園(降車し約30分視察)

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オリエンテーションで見た動画の撮影された場所と同じ天神岬の高台からの現在の景色を見ると、津波の大きさがよくわかり被害の大きさも容易に想像できた。

 ②福島第二原発 入口周辺(車内から視察)

③楢葉町焼却場(車内から視察)

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④JRの踏切(降車し地震で曲がったレールを約5分視察)

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⑤富岡駅(降車し約10分視察)

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⑥パトカーの碑が移設された公園 (降車し約25分)

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パトカーの碑では、自身の命を犠牲にしてまで避難の誘導を続けて人命を救うことは、警察の鑑であると同時に、親はやはり息子に帰って来てほしかった。自分も親の息子だということを自覚し、自分の命を大切に扱い、緊急時では身の安全が確保された状況において人命救助を行いたい。

 ⑦夜の森桜通り(車内から視察)

⑧楢葉遠隔技術開発センター(車内から視察)

山内さんから貸していただいた線量計で、数値を確認しながらの視察。

なぜ原発がこの場所に建設されたか、原発が誘致されてからの生活の変化から現状など、山内さんからの詳しい説明に、終始メモを取りながら耳を傾ける学生の姿がありました。

 

普段、富岡町視察の後は久ノ浜にある浜風商店街で昼食をとるのですが、この日のプログラムの兼ね合いで今回は立ち寄らず、久ノ浜からJRでいわきに戻り、オリーブプロジェクトへ。

オリーブ畑に到着後、すぐに昼食。お昼は恒例のスカイストアのお弁当。

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有賀さん手作りのオリーブ麺のパスタなどの差し入れと共に美味しく頂きました。

昼食後、舟生さんの指導の下、オリーブの実の収穫を行いました。

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約2時間に渡って、一粒一粒丁寧に収穫しました。

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いわき復興のシンボルとなるようオリーブの木を育てている舟生さんが、日々一人で手入れをしている姿を想像すると頭が上がらない気持ちになり、確固たる信念や地元への愛着、誇りがあってこそのなせる業である。

 

鈴木さんや舟生さんのように夢や目標をひたむきに追う姿勢に心を打たれ、また強い憧れを抱きました。私も何か熱くなれるものを見つけたいと思いました。

 

収穫したてのレッチーノ 27.5Kg、マンザニロ 4.8Kgを次の工程となる「オリーブの実の選別」をさせて頂きました。

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お土産に、出来立てオリーブ漬けを頂きました。

その後、オリーブハウスに移動して後日郵送する予定のオリーブの段ボールの準備や宛名書きをさせて頂き18時に終了。

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短い半日の活動でしたが、舟生さんの温かな人柄に触れながら、学生たちはとてもよい汗を流せたようでした。

銭湯を済ませた後、夕飯。

夕飯後、有賀さんとオリーブプロジェクトの松崎理事長が足を運んで下さって、震災当時の事や、福島と原発についてなど、1時間半に渡って色々な話をして下さいました。

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それぞれの思いの中、地元を愛し、真剣に福島の為に尽くしている人がほとんどで、やっぱり明確な目標を持っている人はかっこいいし、たくましかった。

ああいう大人になりたいとも思った。

 その日の振り返りはリーダーに進行してもらい、1日を振り返っての感想から、それぞれが思っている事をフリートークし、様々な意見を通して色々な角度で物事を考える重要性を感じたようでした。

23時過ぎに終了。

 

10月2日(3日目)

6時半からの朝食後、バスにて薄磯へ。

この日は、薄磯地区で開催される震災後宅地造成工事が進んでいる高台見学会のお手伝いで、見学に来た地元の方々への駐車場誘導と、見学後の炊き出し(カレーライス)のお手伝い。

駐車場誘導は初めての体験だったようですが、学生たちは誘導灯を手に笑顔で案内をしていました。

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高台見学会にも参加させて頂き、現在の宅地造成工事の進捗状況を見た後、約100人分の炊き出しの準備。

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大きな声で、「カレーどうぞ」「準備しますので、少々お待ちください」「お茶はありますか」など、

積極的に声を出し、笑顔で動いていた姿が印象的でした。

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炊き出しが終わった後、私たちもカレーを頂きました。

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薄磯地区高台見学会の手伝いの際、どうしたら入居者が増え、公園などの公共施設の管理費をどう賄い、地域コミュニティーを創造するという、津波被害を受けた土地での街づくりの難しさを痛感した。

 

午後から約1時間に渡って、薄磯復興協議委員会の鈴木さんが5年前のあの日から今日までを振り返って説明をして下さいました。

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学生からも質問が上がり、とても有意義な時間となりました。

同じいわき市内でも、震災前とほとんど変わらない生活を取り戻している地域もあれば、一方で未だに復興途上で人手不足や風評被害を始めとした問題の解決方法を模索している地域、除染作業が終わらず汚染物がどんどん積まれている地域もあるという事実。しかし、舟生さんや室谷さんを始め地域復興をすべく必死に前向きに戦っている方々も多くいらっしゃる事実など、実際に現地に行かなければ絶対に知りえない事を学ばせて頂き、これから自分はあらゆる視点から震災について考えていかなければいけないと痛感しました。

その後、寮に戻り、約30分かけて寮の掃除をしました。

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最後の振り返りでは、午前中の薄磯での活動を通して思ったこと、そして3日間を終えて思ったことや、今後どんな活動をしていきたいかを発表して、アンケートの時間を取り18時の高速バスにて東京へ。

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お忙しい中、有賀さんが下さった差し入れをバス車内で美味しく頂き、21:20分に東京駅に到着。

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参加証明書を渡して笑顔で解散しました。

ボランティアは自己満足ではないかとか、人の役に立っているのか、単なる冷やかしではないかと疑問に思ってやって来て、実際そんな単純に言い表せるものでもなく、現地の人に大したことをしていないけど、感謝していただき、単に人手が欲しいだけじゃないのかもしれないと思った。

親身になり、話を聞くことも立派なボランティアになると感じ良い体験になりました。

 

今回は男子のみ4名と少人数だったことですぐに4人が打ち解け、振り返りでは、気兼ねすることなく自分の気持ちを言葉にして伝える場面が多く、とても良い雰囲気の陣でした。

 

いわきの皆さん ありがとうございました。

145陣に参加した皆さん、引率の宮崎さんお疲れ様でした。