学生ボランティア派遣 Student volunteer dispatch

チームながぐつプロジェクト第146陣 福島県いわき市行き 活動報告

期間:2016年10月22日~10月24日

場所:福島県いわき市

活動内容

1日目: オリエンテーション~高速バスでいわきへ(車内で昼食)~長源寺~夕飯~振り返り~入浴。

2日目: 朝食~富岡町視察(昼食)~オリーブプロジェクト~夕飯~振り返り~入浴

3日目: 朝食~ご本家の掃除~オリーブプロジェクト(昼食)~寮の掃除~3日間の振り返りと

アンケート記入~高速バスで東京へ(車内で夕食)~東京駅にて解散。

 

太文字部分は、参加者が日程終了時に書いてる報告書の中から抜粋したものです。 

※掲載した文章は全文でないため、ご本人の意図と若干異なる場合がございます。ご了承ください。

 

10月22日(1日目)

オリエンテーション後、13時半発の高速バスでいわきへ。

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いわき到着後、長源寺で栗山副住職様より、震災当時の体験談や現在の状況、問題点などを伺いました。

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「震災後は、高齢者になればなるほど声を発する事ができない事、福島の人々は現在も心に葛藤を抱えていることを知っていてほしい」との副住職様の言葉が、学生の心に刻まれたようでした。

その後、震災時の寒い避難所での動けない苦しみや、プライバシーのない空間での苦痛を、15分間の座禅を通して体験。初めての警策を全員うけました。

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地震の怖さ、地震による二次的被害の怖さは、直接体験した人の話を聞いたり、現地へ行かないと伝わらないんだなと実感しました。

 

いわき駅前の飲食店(鳳翔)で夕飯後、振り返りの時間へ。

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今回お世話になる方々の紹介資料を確認し、明日からの目標を「積極的に行動し、お会いできる方々の声を聞いて、東京に戻ってからの自分のアクションを考える」に決めて22:30頃に終了。寮に移動して入浴後、就寝。

 

10月23日(2日目)

早朝6時半からの朝食後、JRにて竜田駅へ。

楢葉タクシーの運転手、山内さんの案内でタクシーにて、約2時間半かけて富岡町を視察しました。

(山内さんから貸して頂いた線量計で、数値を確認しながらの視察)

視察ルートは、

①天神岬公園(降車し話を含めて約25分)

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②福島第二原発 入口周辺(車内から視察)

③楢葉町焼却場(車内から視察)

④JRの踏切(降車し地震で曲がったレールを約5分視察)

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⑥富岡駅周辺(降車し約10分)

⑦パトカーの碑が移設された公園 (降車し約15分)

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⑧夜の森桜通り(車内から視察)

⑨楢葉遠隔技術開発センター(車内から視察)

⑩Jビレッジ(車内から視察)

山内さんより、原発がこの場所に建設された歴史、原発が誘致されてからの生活の変化や現状など、詳しく説明をうけました。

福島の人々にとって人生を変える出来事であるのにも関わらず、福島の電気を使っている東京の人が無関心で良いのだろうか。私は東京に帰ってこのことを強く訴えていきたいです。

 

運転手の山内さんが言った津波の様子「海の色は真っ黒だった」「地面はまるで鳴いてるような音がした」

という。

津波によって壊れた家の外に4台の自転車がありました。「あっ、ここは4人家族だったんだ。たぶん幼稚園の女の子がいたんだな、この家族今どこで何をしてるのかな」と思うと災害の恐ろしさを感じました。

 

浜風商店街到着後、からすや食堂にて有賀さんが手配して下さった餃子と共に昼食をとり、その後久ノ浜まで歩いて向かい、前日にみていた震災直後の久ノ浜の映像を思い出しながら視察。

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JRにて久ノ浜からいわきに移動後、前回の陣に引き続きオリーブプロジェクトの畑でオリーブの収穫のお手伝いをさせて頂きました。

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3時間ほど収穫作業をした後にオリーブハウスに移動し、敷地内に完成したオリーブ加工場にて、収穫したオリーブの実を選別する作業に従事しました。舟生さんとの会話を楽しみながらも、テキパキと作業をこなしていました。

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約4時間の作業を終えて、いわき駅にて約1時間のお土産購入の時間をとり、夕飯。

夕方からの作業で体が冷えていたこともあり、温かいスープにホッとし、美味しい夕飯の数々をあっという間に完食。 

この日の振り返りの時間はリーダーにお任せし、約2時間に渡って昨日の長源寺の副住職様のお話を伺って思った事や、今日の富岡町視察、オリーブ作業を通して思ったことなど意見を出し合いました。

3人という少人数だったことと、中国からの留学生がいた事もあり、中国と日本の考え方の違いも知ることができ、有意義な時間となりました。22時半に終了し、寮にて入浴後就寝。

この3.11の震災は福島の人々の生活を大きく一変させ、今までも多くの不安を抱えながら生活されていることを肌で感じました。

 

10月24日(3日目)

とても冷え込んだ3日目。

早朝6時半からの朝食を済ませ、掃除を行い、バスにてオリーブプロジェクトへ。

 

前日に引き続き、オリーブの収穫のお手伝いと実の選別をさせて頂きました。

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お昼までの短い3時間でしたが、青空が広がる中2か所のオリーブ畑に足を運び、バーテルとルッカの実を収穫しました。

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お昼にスカイストアさんのお弁当を食べて、オリーブ加工場にて搾油したてのオリーブ油を試飲させて頂き、市販されているオリーブ油と違う豊かな香りに学生達はびっくりしていました。

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2日間指導をして下さった舟生さんとお別れをして、寮に戻り掃除をすませて、最後の振り返りをしました。

学生からは「卒業後、実際に公務員になれた時は、災害について考える催しを自ら企画したい」

「福島の方々が、忘れてほしくないという想いを持っていることが、この3日間で伝わってきた」

「メディアの一部分の情報で被災地を判断せず、自分の目で見る事がどれだけ重要かを感じた」などの意見があがりました。

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その後アンケートの時間を取り、18時の高速バスにて東京へ。

メディアの情報から勘違いして風評被害を甘く捉えていました。原子力発電の地域近く以外はもう震災前と同じように売っているのだろうと思っていましたが、「福島」という烙印を押された商品は引き続き今も売れないのです。漁業は今もいわき市は検査中の為、まともに魚を卸せませんし、全国に影響力のある築地市場では断られます。歴史の単なる1ページにならないよう、実際に目で見て聞くことが大切であると同時に、福島の人の思いと共に生きていくことがとても大切だと実感しました。

 

 

予定通り21:30分に東京駅に到着し、参加証明書を渡して笑顔で解散しました。

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いわきの皆さん ありがとうございました。

146陣に参加した皆さん、引率の宮崎さん お疲れ様でした。