学生ボランティア派遣 Student volunteer dispatch

チームながぐつプロジェクト第148陣 福島県いわき市行き 活動報告

期間:2016年11月25日~11月27日

場所:福島県いわき市

活動内容

1日目: オリエンテーション~高速バスでいわきへ(車内にて夕飯)~振り返り

2日目: 朝食~オリーブプロジェクト(昼食)~スカイストア視察~銭湯~夕飯~振り返り

3日目: 朝食~掃除~富岡町視察~浜風商店街(昼食)~寮の掃除~

3日間の振り返りとアンケート記入~高速バスで東京へ(車内で夕食)~東京駅にて解散

 

太文字部分は、参加者が日程終了時に書いてる報告書の中から抜粋したものです。 

※掲載した文章は全文でないため、ご本人の意図と若干異なる場合がございます。ご了承ください。

 

11月25日(1日目)

オリエンテーション後、19時発の高速バスでいわきへ。

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いわき到着後、ご本家にて自己紹介の後、今回お世話になる方々の紹介資料を確認し、明日からの目標を「時間を厳守し、進んで挨拶をする」に決めて23時頃に終了。寮に移動して就寝。

 

ボランティアする人々と自分の意識とのギャップがあった。ミーティング時にその人々の思うところがあふれていて、自分が思ってもみなかったことを調べてきて自分達に報告してくれたこと、自分がボランティアに対して甘い所があったと思い、より真剣に活動に取り組みました。

 

11月26日(2日目)

7時からの朝食後、バスに乗って約15分のオリーブ畑へ。

9時より、オリーブプロジェクトの舟生さんの指導の下、午前中に倒れたオリーブに支柱を立てる作業を行いました。

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支柱打ちが一番上手だったのは、中国からの留学生の女の子。青空が広がるオリーブ畑で、舟生さんとの会話を楽しみながら、丁寧に作業をする学生の姿がありました。

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今までのボランティア活動と違って、前はガレキ、泥を掘り出したりしたのですが、今回は他の形で地域住民のお手伝いが出来て良かったと思います。

 

力仕事や葉摘みを通して、これまで私たちのような学生ボランティアがここで活動してきた延長線上に、今いるということを実感できました。また「被災者とボランティア」ではなく、「人と人」という温かい繋がりを作っていくこと、活動を継続することの重要さを学ぶ事が出来ました。

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お昼は、スカイストアさんのお弁当と、有賀さんから頂いた柿を、近くの紅葉も楽しみながら美味しく頂きました。

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午後からは、オリーブの葉摘み作業。この頃になると舟生さんと、すっかり打ち解けた様子で更に話が弾み、和やかな作業となりました。

舟生さんは私たちの事をたくさん笑顔にしてくれました。

昔からの知り合いのように接して下さるのが本当に嬉しかったです。

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15時過ぎ、有賀さんが差し入れの焼き芋を手に足を運んで下さり、オリーブハウスに移動後、美味しく頂きました。短い時間でしたが、有賀さんとお話ができた学生達は、とても嬉しそうでした。

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約3時間かけて葉摘み作業を行い、葉っぱの収穫は5kgとなりました。

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その後、最近完成したばかりのオリーブの加工場に移動し、今年収穫したばかりのオリーブの塩漬けを試食させて頂き、あまりの美味しさに何度も試食してしまう学生が続出しました。

舟生さんに感謝を伝えて、閉店間近のスカイストアさんに立ち寄り、お買い物タイム。

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学生たちは、一日オリーブプロジェクトに携わったこともあり、オリーブ麺を合計14袋も購入。

 

その後、銭湯と夕飯(中華料理の鳳翔)の時間をとり、振り返りへ。

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この日の振り返りは、今年の9月にガクボに参加してくれた男子学生が担当してくれて、前回来た際に、長源寺の栗山副住職様から伺った話や、同じ陣だった学生が教えてくれたドイツの脱原発についても紹介してくれて、大変有意義な時間となりました。また、被災地デイズの中から2つの問題について議論を重ね、様々な角度から物事を考える重要性を感じたようでした。

最後に、明日の富岡視察に伴う情報を共有し23時に終了。(有賀さんが夜食にと差し入れをして下さった、コロッケと、オリーブのかりんとう、とっても美味しかったです)。

前回参加した時に振り返りで、ボランティアの経験者の人が自身の経験を伝えてくれて自分の心に残ったように、私の話で何かしらのことを感じてくれたら嬉しいです。

 

11月27日(3日目)

早朝6時半からの朝食後、掃除をすませて、JRにて竜田駅へ。

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楢葉タクシーの運転手、山内さんの案内でタクシーにて(山内さんから貸して頂いた線量計で、数値を確認しながら)約2時間半かけて富岡町を視察しました。

視察ルートは、

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  • 天神岬公園(降車し話を含めて約20分)
  • 福島第二原発 入口周辺(車内から視察)
  • 楢葉町焼却場(車内から視察)

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  • JRの踏切(降車し地震で曲がったレールを約5分視察)
  • 富岡駅周辺(降車し約15分)
  • パトカーの碑が移設された公園 (降車し約20分)
  • 夜の森桜通り(車内から視察)

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  • 楢葉遠隔技術開発センター(車内から視察)
  • Jビレッジ(車内から視察)

山内さんの説明を、メモをとりながら聞く学生の姿がありました。

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町の様子や地域の方とお話したことにより、原発への捉え方、考え方が大きく自分の中で変わりました。

目指すは原発ゼロだと思います。しかしそれに代わる案がない事、原発があるおかげで地域活性化へ繋がっていることも事実です。

 

誰もいない居住規制区域は全く見たことのない別世界のように思えました。

だからこそ帰りたい家に帰れる幸せを、日々感謝し続けていきたいと考えさせられました。

 

山内さんのお話で「人がいないから店が出来ず、店が出来ないから人が来ない」という悪循環になっていることが課題だとおっしゃっていました。そこが現地の今、困っていることだと思います。

今後は「どうすればその課題を解決できるか」を考えていかなければならないと思いました。

 

浜風商店街到着後、からすや食堂にて有賀さんが手配して下さった餃子と共に昼食をとりました。

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中国からの留学生も、餃子が美味しいと感激していました。この日浜風商店街の駐車場では、関東のボランティア団体さんによる、年に一度の餅つきイベントが開催されていて、急遽ガクボもお手伝い。

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約30分間の短い時間でしたが、餅つきと備品の食器洗いをさせて頂きました。餅つきイベントに積極的に関わる学生の姿は、とても清々しかったです。また、今回2回目のガクボ参加となった男子学生の事を商店街のお母様が覚えていて下さったらしく、とても喜んでいました。

 

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浜風商店街を後にして、JRにていわきへ戻り、すぐに寮の掃除へ。テキパキと15分で寮の清掃を終えて、最後の振り返りをしました。

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学生からは「また来てねと言って下さった、いわきの方々とのご縁を大切にしたい」「自分達がいわきでボランティア活動ができるのは、受入先の有賀さんをはじめ、現地の多くの方々の支援があるからだと感じた」「2日目のオリーブの作業を通して舟生さんの想いを知り、これから周りの人にいわきオリーブの事を伝えていきたい」などの意見があがりました。

 

色々な人々の協力がありボランティアに参加できるんだと思うと、ここで得た物、事を持ち帰って自分の周囲に影響を与えることで、小さなことが増えて大きいものになるんだと自分では思いました。今回は、人々の協力、優しさを感じ、また別の機会に活かせたらと思いました。

 

原発や震災の問題は結論を出すことがとても難しいです。そして原発や震災の全てを知ることもまた難しいです。このようなボランティアを通じて「正しい理解」が出来るようにこれからも頑張っていきたいです。

 

今回のこのプログラムを通して被災地の復興に対して出来たことは小さなことかもしれませんが、この経験で学んだこと、感じたことを忘れずに色々な人に伝えることができればと思います。

今回の活動を通して笑顔っていいな、被災地の方々は優しくて温かくて強い人だと思いました。必ず2回目も参加したいと思います。

 

その後、アンケートの時間をとり、18時の高速バスにて東京へ。スケジュール的に睡眠不足のはずだったにも関わらず、バス車内でも話がはずみ和やかムードのまま東京駅に到着し、笑顔で解散しました。

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今回のボランティアは自分には刺激になる経験がたくさんありました。この経験は必ず役に立つと思います。違う形であれ、学んだこと聞いたことは必ず役に立つと信じて今後もボランティア活動に参加したいと思います。

いわきの皆さん ありがとうございました。

148陣に参加した皆さん、引率の宮崎さん お疲れ様でした。