グローバル・リーダーシップ・プログラム Global Leadership Program

新しい価値観を得た夏休み

インドネシアでの二週間は、自分をさらけ出して仲間と共に何か一つのことに一生懸命になって取り組むことが、こんなに楽しくて達成感があることだと改めて気付かせてくれた。どこに行って何をしても、常に「今を生きている感覚」が体中に走っていた。日本の日常に戻った今、気の抜けた感覚に陥っている。
そんな刺激的な二週間の中で、書ききれないほどの多くの多くの学び、気づきを得た。ここでは特に自分の考え方に影響を与えた二点について書き留めておきたい。
一つ目は、イスラム教は美しい宗教だということ。日本にいるときは、ISによるテロのニュースを見て、イスラムに対して恐怖のイメージがあった。けれど、実際にモスクでお祈りする姿を見て印象が180度変わった。その姿は神聖で目を離さずには入られなかった。イスラム教徒は一日五回お祈りをする。それを当たり前に。彼らはイスラム教を真摯に信仰していて感動した。他の宗教のこともちゃんと理解していて、心の広い人たちの集団だと感じた。だから、私は日本の友達や家族にこれを伝えたいと強く思った。
二つ目は、チョデ川で会った子供達から「本当の豊かさ、幸せ」について教えてもらったこと。チョデ川で子供たちへの環境ワークショップを三日間行った。子供たちに「きれいな川を描いてみよう!」と一緒に絵を描いていたとき、衝撃を受けた。子供たちが描いている川の中にたくさんの丸が存在した。インドネシア人の通訳を通して聞いてみると、その丸はゴミで、子供たちはきれいな川を自分たちの川、ゴミがある川だと考えていた。私はきれいな川の概念はみんな一緒だと思っていただけに、ワークショップでどう子供たちに教えてあげられるだろうと悩んだ。しかし、子供たちと触れ合っていると、彼らはいつも笑っていて毎日を楽しんでいることが分かった。私は貧しい、学校に行けない子たちイコール不幸、かわいそうではないと感じた。さらに、異国から来た私たちを快く受け入れ、別れ際には涙を流す子もいた。なんて私たちより心が豊かなんだろうと驚いた。三日間を通じてもっと子供たちに幸せに、より生活しやすくなってほしいとの思いでワークショップに取り組むことができた。
今後は、インドネシアで感じたことを、どんな形でもアクションに起こしていきたい。そして、このプログラムをきっかけに関わりを持ったこの国や人々に、これからも興味・関心を向けていたい。日本人参加者として、このプログラムに関わることができたことを、心から誇りに思う。

(菊地綺音 都留文科大学文学部1年)