グローバル・リーダーシップ・プログラム Global Leadership Program

私を変えた14日間

今回のプログラムを通して、数え切れないほどの素敵な経験をさせていただいた。宗教ワークショップ、チョデ川での環境ワークショップ、インドネシアの家庭でのホームステイ…。これらの経験を通して、自分の中で大きく変わったと思えることが2つある。
1つ目は、自分自身に対する考え方だ。私は引っ込み思案で消極的な自分を変えられずにいて、皆と自分を比べてはひとり落ち込んでいた。そんな時、日本人メンバーだけの話し合いが行われた。言いたいことは事前にしっかり考えていたはずなのに、話し始めると胸が詰まり、泣き出してしまった。そのときヨッシーさんにかけていただいた「そんなに悔しい思いをしたなら、きっと変われるよ」という言葉が忘れられない。言いたかったことの3分の1も話せなかったが、どこかすっきりした。そして迎えた、チョデのワークショップ最終日。子どもたちにeco bricksについて説明する役に私は思い切って立候補した。十分に準備はしていったが、緊張でお腹が痛くなった。私がまず英語で子どもたちに説明し、Nabillaがインドネシア語で通訳してくれたのだが、子どもたちはなかなか話を聞いてくれない。結局準備したうちの半分ほどしか話せなかった。落ち込む私をMJとYoanaは「よくやった!」とほめてくれた。「ああ、やってよかった」と思った。今までは、人見知りで、人の前に出ることが苦手な自分がずっと嫌いだった。しかしこのプログラムを通して、「自分にもできることがあるんだ」と気づくことが出来た。自分に対して、前向きになれた気がする。
2つ目は、将来に対する考え方だ。帰国後、自分の中でものすごく葛藤があった。こんなに将来について真剣に考えたのは初めてだった。今回のプログラムが私に新たな夢を与えてくれた。大学卒業後JICAボランティア(青年海外協力隊)として途上国の子どもたちのために働くことだ。チョデの子ども達の中には父親が誰か分からない子や戸籍がない子がいると聞き、言葉が出ないほど衝撃的だった。彼らのためにもっと何かしてあげたいと思ったが、3日間の訪問で彼らに残してあげられるものは決して多くなかった。どこかもやもやした気持ちを引きずりながら日本に帰ってきて、JICAの活動を知った。また、中学校での日本文化紹介も非常に印象的なものであった。中学生は皆素直で私たちの授業を真剣に聞いてくれて、本当に楽しい時間を共有することが出来た。もっと色んな子どもたちに日本文化を伝え、交流したいと思った。この2つの活動を通して、「自分にも誰かのために出来ることがある」と気づくことができた。決して簡単な道ではないと思うが、自分を信じて頑張りたいと思う。
最後になってしまったが、2週間共に暮らし、家族のように仲良くなれた仲間たち、現地、あるいは日本でサポートしてくださった多くの皆様に心から感謝申し上げる。

(髙橋恵美 中央大学文学部3年)